LINEを活用したカウンセリングで信頼を掴む!自分の好きなことをコンセプトに掲げて成果を上げる『Lily』のフリーランス美容師、大野道寛さんの集客術
時代に沿ったサロン運営で成果を上げている『Lily』。スタッフは全員がフリーランス美容師であり、1人ひとりが強みを生かして活躍しています。そんな『Lily』の美容師がお客さまの信頼を掴んでいる背景には、現在と未来を視野に入れた発信や丁寧なカウンセリング術がありました。
後編ではフリーランス美容師として成果を上げる方法に迫ります。
コンセプトには、自分の「好きなこと」を掲げる
————大野さんがフリーランス美容師として成果を上げている理由は、どういったポイントにあるとお考えでしょうか?
「『ショートカット専門美容師』という肩書きを付けたことが効果的だったと思います。学生時代からショートカットを作ることが好きだったというのがこのコンセプトを掲げた、もっとも大きな理由です。また、サロンで働いた時にショートカットスタイルで全国ランキングの3位に入ったことがあり、オーダーがどっと増えた時期がありました。そこで徐々に力を入れ始め、その頃から肩書を付ける美容師が増えてきたので、僕も『ショートカット専門美容師』と名乗ることに決めたんです。自分にコンセプトを設定する時は、好きなものから見つけることがとても大切だと思います」
————「好きなもの」をコンセプトに設定することは、なぜ大切なのでしょうか?
「成果が出るまえの時期を乗り越えることができるからです。売上を出すための近道はなく結果がでない期間は必ずあるので、その時に大して好きではないものを掲げていたら辛いだけだと思います。好きなことであれば苦痛を感じずにコツコツ続けられるので、流行をコンセプトに掲げるのではなく純粋に自分がやりたいことを基準にしてほしいですね」
ブログは未来への投資
————個人の発信はどのように取り組んでいますか?
「ブログとTwitterをメインに活用しています。それぞれに長所があり、まずブログは時間が経つにつれて大きな効果を発揮します。SNSは発信してすぐに他の投稿に消されてしまうので1年前の投稿を見られることは、まずありません。ブログは時間の経過とともに閲覧数を獲得することができて、実際に僕が書いた記事のなかでGoogle検索の上位にランクしているのは3年ほど前に書いたものです。つまり、目先の集客ではなくて未来への投資のためにブログを書いています。その分内容を濃くしなければいけないので、時間がかかって大変ですけどね(笑)」
————それではTwitterの長所を教えてください。
「さまざまなSNSがありますが、Twitterはもっとも拡散力が優れていると思います。僕は昨年始めたばかりでフォロワー数は多くはありませんが、美容界で著名な方に「いいね!」や「リツイート」をしていただければ、一気にインプレッションが上がりますから。ちなみに、僕はTwitterを始めた時はフォロワーが80人しかいませんでしたが、すぐに4名の新規のお客さまがTwitter経由で来店されたので、かなり集客に即効性があると感じました」
お客さまの信頼を掴むLINEを活用したカウンセリング術
————リピート率を高めるために、意識していることはありますか?
「もっとも大切なのは、お客さまに『私の担当美容師は、この人以外にはいない』と思っていただくことです。そのためには高い技術や接客はもちろん、悩みを解決することがとても重要だと思います。そこで効果的だと感じているのが、LINEを使った悩み相談です。不安なポイントを来店前に相談してもらい、サロンにいらっしゃった時にはある程度カウンセリングが終わっている状態を作るようにしています。対面では自分の気持ちを打ち明けることが恥ずかしいと感じる方もおり、そういったお客さまはLINEを通じたほうが本音を話しやすいようです。現在の髪型の写真とともに、ショートカットへの不安や期待などを送られる方が多く、ネットを通じているにも関わらず温度感を感じられますね。こちらも気持ちが引き締まるので、よい循環を生んでいると思います」
フリーランス美容師として成果を上げる極意
今後の目標として「自分のスキルを活かして、美容以外の分野でも活躍したい」と語ってくださった大野さん。フリーランス美容師として成果を上げる極意をまとめると下記の3つでした。
1.自分の好きなことをコンセプトに掲げる
2.現在と未来を視野に入れた発信を心掛ける
3.LINEを活用したカウンセリングでお客さまの心を掴む
時代の流れを掴むサロン経営で、今後のさらなる活躍が楽しみな『Lily』。ハイレベルの技術に触れたい方やフリーランスに興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。
▽前編はこちら▽
特化した美容スキルを持つスタイリストが集結!フリーランス美容師が集まるヘアサロン『Lily』の時代に沿ったサロン経営術に迫る>>