美容業界の応援メディア
学び・キャリア 2019-11-10

【美容師のパーマ技術】JENO 若奈さん流『パーマで作る波巻き風ウェーブ』#1

ロングヘアの人からの需要が高いのが、ゆるっとしたリラックス感のあるパーマスタイル。なかでもヘアアイロン派からの熱い支持を得ているのが、髪表面にフラットなウェーブができる波巻きです。

今回は、そんな波巻きをパーマで再現することを実現した「JENO」の若奈さんが登場。前編では、技術力の高め方についてインタビュー。第一線で活躍するスタイリストのアシスタントになったことで、経験値が高まったという若奈さん。業界の第一線を体感できる立ち位置に、たどり着くための秘訣を紐解きます。

興味があることを「とにかくやってみる」子だった

――美容師を目指したきっかけを教えてください。

じつは、明確なきっかけってなくて、気づいたときには美容師になりたかったんです。小学生のころから、いつの間にか…。小学校の卒業アルバムにも、「美容師になりたい」って書いてましたね。小さいとき、髪を結ぶのが上手な近所のママがいて、よく結んでもらってたんですよね。それがうれしかったっていうのが、きっかけなのかもしれません。当時からシールとかじゃなくて、ヘアゴムとかヘアピンとかを集めるのが好きな子でした。

――じゃあヘアアレンジも好きだったんですか?

そうですね。アレンジももちろんですし、中学生のころは自分で髪を切ったり。ウルフヘアが流行っていたころで、ザクザクしても平気だったので(笑)。高校生のときは自分でカラーしたりとか…、めちゃくちゃだったとは思うんですけど、そういうのをするのが好きでしたね。メイクも好きでしたし、ネイルも好きでチップを作って雑誌に送ったり。

――美容系のことがお好きだったんですね。

はい。ずっと変わらず好きで、高校を卒業したら日本美容専門学校に行きました。そこは、いろんなことを経験させてくれる学校で、髪のことだけじゃなく、ネイルもメイクも勉強しましたし、エステも触りだけですけどやらせてもらえました。学校以外でも、服飾系の友だちと一緒にショーをしたりしてましたね。すごく楽しかったです。

――卒業後は?

新卒でアピッシュに入社しました。ちょうど同期が多い代だったんですけど、みんなメラメラしていて、私も負けないように必死でしたね。朝も夜も練習するのは基本で、カリキュラムを一番にクリアしようって、みんな頑張っていて、競い合っていました。アシスタント2年目からJENOの代表の堀江につくようになって、アシスタントは5年半、スタイリストデビューして今4年目です。

――若い人にアドバイスするなら、どの時期にどんなことをすべきだと思いますか?

学生時代は、とにかくいろんなものに触れたほうがいいと思います。私の場合は、ネイルやメイクをしたり、ブローしたり、とにかくいろいろしていたので、サロンに入ってからも何をするにも取っ掛かりがスムーズだったんです。国家試験だけの勉強も悪いとは言いませんが、やっぱりスタートに差が出てしまうというか…。マネキンだけで人に触れてこないと、実際のサロンワークでの施術は難しいところがあって。結果は出せなくてもフォトコンテストに応募してみたりするだけでも、全然違うと思います。わからなくても、1回やってみるっていうのは、技術面だけでなく気持ちの面でも大切ですよね。

――アシスタント時代にすべきことは?

私の場合は、第一線で活躍している人のアシスタントにつけたので、すごくラッキーだったなと思います。営業中もお客様がいっぱいで、さまざまなスタイルを見ることができたし、セミナーに連れて行ってもらえたり、撮影も、クリエイティブなものからナチュラルなものまで経験させてもらえて。そんななかで、知らず知らずのうちに勉強できていたことが、たくさんあります。だから、できるスタイリストのアシスタントになるのが、近道かなとは思うんですけど…。

――アシスタントになったのは、どんな経緯だったんですか?

自分でもわからないんです(笑)。当時はまったく堀江との接点はなかったんですが、突然レッスンのときに声をかけられて…「若奈って器用なの?」って。不器用なつもりはなかったので、不器用ではないと思いますけど、なんでですか? って聞いたら、「いや噂で聞いて」って、その流れで「うちのチームに来ない?」って誘ってくれたんです。

(通りすがりの堀江さん)すごいハッピーなオーラが出てる子だったから、一緒に仕事してみたいなって思ったんですよ。

体力があって元気がよかったんだと思います(笑)。でも、当時は堀江だけじゃなく、いろんなスタイリストの先輩に呼んでもらうことも多かったですね。メイクの勉強もしていたので、撮影に呼んでもらったり。いろいろ興味をもってやってみたことのひとつの「メイク」が、いつの間にか武器になっていました。

お客様を通して知るロングヘアのパーマ事情

――若奈さんのお客様はどんな人が多いですか?

私はカジュアルでかわいい系が好きなんですが、お客様もそういう方が多いですね。あと、やっぱりロングヘアの方が多いです。私も、ここ3,4年は胸くらいのロングなんですが、髪を伸ばしてからロングのお客様が増えた印象はあります。

――ロングのパーマ需要はいかがですか?

私から発信しているというのもあるんですが、パーマをかける方は増えていると思います。ロングの方って、意外とセットしない人が多いんです。だから、バーッと乾かしてスタイリング剤もみこめばOKっていうパーマスタイルは、需要が高いです。あと、お仕事中はまとめちゃうから、ひとつに結んだりハーフアップにしたときに、髪がゆれるくらいのパーマをかけておきたいとか。

――ゆるめのパーマが人気なんですね。

今はみんな、巻きたいときは自分で巻けますからね。ヘアアレンジをする人が増えたのも、パーマ人気の理由の一つだと思います。SNSが流行して、アレンジ動画も豊富ですよね。アレンジするときって、ベースが巻いてあることが多いので、最初からゆるっとパーマがかかってると楽ちんなんです。だから私から、アレンジにおすすめですよっていう提案の仕方も、よくしています。

――では、若奈さんのおすすめのパーマスタイルは?

需要の高いゆるいウェーブの一つで、おしゃれな人がよくしているヘアアイロンを使った「波巻き」というものがあります。その波巻きを、パーマで再現したスタイルが、今イチオシです。フラットなウェーブを高め&内側からしっかりかけてあげると、髪をまとめたりアレンジしたりするときにも、手軽に可愛く見えます。

若奈さんが提案する『パーマで作る波巻き風ウェーブ』

ヘアアイロンで巻いた髪が、夕方になってほぐれてきたような、ゆるっとしたウェーブがポイント。フラットに波打つウェーブが、ナチュラルで柔らかな印象。内側からしっかり動き出すので、ただ結んでも、ハーフアップでも、かわいく仕上がります。

若奈さん流『パーマで作る波巻き風ウェーブ』のいいところ

1.スタイリングしやすくて再現性バツグン

2.髪を結んだときのウェーブ感がかわいい!

3.高い位置からパーマをかけるから髪を切っても楽しめる

第一線で活躍するスタイリストのアシスタントという経験を通して、技術力と感性を磨いてきた若奈さん。そこにたどり着けたのは、明るく元気な若奈さんの人柄と、いろいろなことに興味を持ち「とにかくやってみた」ことで手に入れた武器があったから。提案いただいた波巻き風ウェーブも、「とにかくやってみる」研究心から生み出されました。

後編では、そんな『波巻き風ウェーブ』の作り方を詳しく教えていただきます。

▽後編はこちら▽
【美容師のパーマ技術】JENO 若奈さん流『パーマで作る波巻き風ウェーブ』#2>>

取材・文:山本二季
撮影:石原麻里絵(スタジオバンバン)
ヘア&メイク:若奈(JENO)
モデル:高井明日香

教えてくれたのはこの人!

若奈さん
JENO デザイナー
クリエイティブディレクター堀江昌樹さんのアシスタントとして、一般誌、業界誌、ヘアショー、セミナー等、様々な現場に同行し、経験を積む。持ち前の明るい性格で、親しみやすさから、男女問わず支持を得ている。ヘアアレンジやメイクも得意で、お客様のライフスタイルに沿ったアドバイスが人気。
インスタグラム https://www.instagram.com/wakana_jeno/

Salon Data

JENO

住所 東京都渋谷区神宮前5-47-12パインビレッジアネックスB1F
TEL 03-6419-3855
URL https://jeno.jp/

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事