美容部員のカウンセリングの仕事とは? うまくなるために必要な2つのこと

美容部員はお客様の悩みや希望を聞き出して適した化粧品を販売します。肌や髪の状態や体質、ライフスタイルなども考慮する必要があるため、事前のカウンセリングがとても重要なのです。

しかし、美容部員になったばかりの方やこれから目指す方はどのようにカウンセリングをおこなうのかわからない方も多いでしょう。ここでは美容部員のカウンセリングについてご紹介します。

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美容部員のカウンセリングの仕事とは?

美容部員の業務の中でもカウンセリングは重要な業務です。しかし実際にカウンセリングではどのようなことを話しているのでしょうか。カウンセリングがもっと上手くなりたいという美容部員の方に向けて、まずはカウンセリングの基本をご説明します。

お客様の悩みや希望に合ったスキンケアとメイクを提案する

カウンセリング化粧品という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。一般的に美容部員がカウンセリングし、その人に合った化粧品をすすめ、販売することをカウンセリング化粧品といいます。

まずはお客様の普段のお手入れ方法やメイク方法、化粧品の使用メーカーなどを聞き出し、自身の肌の悩みや、どのような肌になりたいかといった希望などを質問します。

実はこの質問こそが、カウンセリング業務のひとつです。カウンセリングをおこない、その人にあったスキンケアの方法や化粧品を提案し、メイクについても助言します。何気ない会話の中でお客様の悩みや希望に触れ、化粧品やメイクを提案するのがカウンセリングです。ブランドによってはアンケートという形で書面に残し、カルテという方法で残しておくところもあります。

販売商品や美容に関する正しい知識や情報を伝える

カウンセリングをおこない、化粧品やメイクを提案するのに必要なことは美容に関する知識と化粧品の使い方について正しく伝えることです。皮膚の基本的な構造、美しい肌の状態はもちろんですが、肌トラブルになりやすいニキビや乾燥、シミ、そばかすの原因など発生の原理についても知る必要があります。肌トラブルの原因は食生活やスキンケアの方法、心因的ストレス、疲労など環境因子によっても大きく作用されるため、そのことについても十分な知識を持っていなければいけません。

そして、その知識をもとに化粧品の正しい使い方をお客様に伝えます。クレンジングひとつにしても、オイルタイプやクリームタイプ、リキッドタイプと種類があるので、それらの正しい使用方法を勉強する必要があるのです。化粧品は基礎化粧品だけではなく、メイク用品もあります。それらの正しい使い方を学ぶ必要があるのである程度勉強が必要となるでしょう。これらを十分に習得することで、お客様の悩みや希望に沿って化粧品やメイクの提案ができます。

ブランドやメーカーの顔として商品の魅力をアピール

お客様の悩みや希望を聞くことができたら、美容部員自身の働くブランドやメーカーの化粧品の魅力をお客様に知ってもらうことも必要です。多くの美容部員は、自身の働くブランドやメーカーの化粧品を使用しています。それは、自身が体験することでお客様に良さを知ってもらうことができるからです。

自分が化粧品を購入する際、肌のきれいな方や素敵な色のリップなど美容部員が使っている化粧品に惹かれることもあるでしょう。同様に、自身が宣伝になっていることを忘れずに、その化粧品の魅力を伝える必要があります。自身が使用してみることも大切ですが、その化粧品の成分などについての情報を知ることも重要です。

今注目されているこの成分が入っていることや自身のブランドやメーカー独自の成分が売りなのであれば、その点の魅力についてお客様にお伝えしなければいけません。ブランドやメーカーの顔として、自分のスキンケアも大事ですし、使用している成分などにも注目して勉強することが大切です。

カウンセリングがうまくなるために必要な2つのこと

美容部員としてのカウンセリングがうまくなるために必要なことには一体どのようなものがあるのでしょうか。まず、大切なのはお客様の話を聞くことと知識を深めるために勉強することです。次で詳しく説明していきます。

1. お客様の悩みや希望をじっくり聞く

まずはお客様の悩みや希望をじっくり聞くことから始めるようにしましょう。こちら側の伝えたいことを一方的に伝えるのでは、カウンセリングになりません。あなたの話が聞きたいという気持ちが大切です。肌の悩みは誰にでもあることですが、デリケートなことでもあるのでなかなか言い出しにくいことでもあります。その気持ちを察して、お客様の悩みを聞くようにしましょう。

お客様が悩みを打ち明けてくださったら、どのような肌になるのが理想なのかを聞いてください。時間をかけて、信頼関係を築くように丁寧におこないましょう。お客様の話を傾聴する意識をもつことがおすすめです。傾聴することで、お客様も安心して話すことができるようになります。

傾聴とは?

心理学のカウンセリング技術に傾聴という方法があります。米国の心理学者カール・ロジャースがこの積極的傾聴を提唱しました。積極的傾聴とは、話を聞く側に必要な3つの要素です。その要素として、「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」をあげています。

共感的理解とはその名のとおり、共感的な理解を相手に示すことです。共感しながら、理解しようとする姿勢のことを指しています。無条件の肯定的関心とは、相手の話を否定しないということです。自身の価値観や善悪の判断でその人の話を否定することはしません。肯定的な態度で、どうしてそのように思うか、その過程などを確認していきます。

自己一致とは、わからないことはわからないと真摯に伝えることです。わからないことをそのままにして、話を続けることは適当に聞いていたんだなと思われる原因ともなりえます。この3つの技術は美容部員のカウンセリングにも、とても有効な技術です。普段の生活の中でも使うことのできる技術なので、ぜひ勉強してみてください。

アマゾンでおすすめの本があるので参考までにご紹介します。

・プロカウンセラーが教える傾聴術(著者:古宮 昇 出版社:ナツメ社)
出典元:Amazon

・マンガでやさしくわかる傾聴(著者:古宮 昇 著 出版社: 日本能率協会マネジメントセンター)
出典元:Amazon

2. 美容や化粧品に関する知識を深める

前文でも述べていますが、美容部員になるのであれば、やはり美容や化粧品についての知識を深める必要があります。基本的に多くのお客様は、美容部員は化粧品メーカーのプロの方だと信じています。化粧品も安価なものだけではありません。それらを販売する以上、知識と技術を深めるのは最低限のマナーとなるでしょう。もちろん、化粧品の勉強だけでなく、メイクの勉強も必要になります。

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日本化粧品検定とは、化粧品や美容に関する知識の向上と普及を目指した検定です。3級から1級まであり、使用方法から成分のような専門用語にいたるまで幅広く学べるので、日々の生活や仕事などさまざまな場面で活躍することができる検定になります。

出典元:日本化粧品検定

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お客様にさらに信頼される美容部員を目指そう

今回は美容部員のカウンセリング業務についてご紹介してきました。化粧品は種類も数も豊富なので、美容部員の需要も増えつつあります。とくにカウンセリングというのは、美容部員には欠かせない業務のひとつです。このカウンセリング能力が上達することで、お客様からさらに信頼されるようになります。自身のスキルアップのためにも、カウンセリングについてもう一度勉強してみてはいかがでしょう。

出典元:
傾聴について

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