【先輩Answers!! 〜駆け出しスタイリスト編〜】AFLOAT D’L 山口 祥さんがアドバイス! 自信を持ってお客様と接するために
アシスタント、若手スタイリストのお悩みに、人気サロンのトップスタイリストがアンサー! 今回は、人気サロン「AFLOAT D’L」のサロンマネージャー・山口 祥さんに、デビューしたてのスタイリストのお悩みを相談しました。
教えてくれたのは…
AFLOAT D’L サロンマネージャー 山口 祥さん
アフロートグループの中でも人気の高い表参道の店舗でマネージャーを務める。豊富な薬剤知識を持ち、パーマとトリートメントを融合したダメージレスなパーマ技術に定評あり。パーマエキスパートとしてサロンを牽引してきた。確かなテクニックはもちろん、何でも相談しやすい物腰の柔らかな人柄にもファンが多い。
インスタグラム:@shoymgc
お悩み1
「おまかせで」と言われた時に、どうしていいか焦ってしまいます(スタイリスト1年目)
『確認&質問』でお客様の好みに一歩一歩近づいていく
おまかせの場合、最初のうちはどうしていいか迷ったり焦ってしまうこともあると思いますが、自分の実力を発揮できるチャンスでもあります。ただし、おまかせだからといって何もかも自由というわけにはいきません。しっかり「確認」することが大前提。
好きなテイストや雰囲気、切ってもいい長さ、カラーする場合は嫌いな色味はあるかどうか…など、最低限のことを把握することで、おまかせでもよりお客様の好みに近いスタイルが提供できるはずです。確認することがお客様の安心感にもつながります。
また、髪や頭皮、スタイリングでも、悩みがあるかを聞くのもポイント。そこからヒントを得て、そういう悩みがあるならこんなスタイルがおすすめ、という切り口でもいけますよね。
解決策
1.好みや長さなど基本事項をまず確認
2.髪の悩みがあるかも聞いてみる
3.おまかせ=実力を発揮するチャンス!
お悩み2
お客様のオーダーのイメージをうまくつかめません(スタイリスト1年目)
画像を使ってイメージ共有を明確に。SNSもフル活用して
イメージは浮かんでいるけど言葉にするのが苦手なお客様、というのはたくさんいると思います。言葉だけではどうしても伝わらない部分が多いので、スタイルの画像と照らし合わせてイメージ共有しながらカウンセリングするとよいでしょう。
今はインスタから発信している人がほとんどかと思います。自分で作ったスタイルをインスタにどんどんアップしておけば、カウンセリングで迷った時にそれを参考に見てもらうこともできますよね。誰かの作品でなく、自分が関わったスタイルであれば、それをもとに実際に作るとなった場合にやりやすいという利点もあります。
SNSって、写真+文章も少し入っていて、イメージ共有にはかなり便利なツール。自分の発信はもちろん、いろいろ活用していくことをおすすめします。
解決策
1.スタイル画像を見ながらカウンセリング
2.SNSに自分の作品をどんどんアップ
3.写真+文章(言葉)でよりイメージが明確に
お悩み3
念願のデビュー! だけど、お客さんがなかなか付きません…(スタイリスト1年目)
得意分野を作ること、そして人柄もファンを増やす秘策!
最初からたくさんお客さんがいる人なんてめったにいないので、焦る必要はまったくなし。今来てもらっているお客様に満足してもらうことを第一に考えましょう。
自分の得意な分野を見つけて、磨いていくことも大事です。得意分野があれば自信を持って施術ができるし、自然と会話にも説得力が出てくると思います。
そして、技術はもちろん、『この人に切ってもらいたい』と思ってもらえるような人柄もポイントに。会話などコミュニケーションをとってお客様のことをきちんと知る、と同時に自分のことも知ってもらえる関係性を作っていくことが大切。必ず次につながっていきます!
解決策
1.まずは目の前のお客様に集中
2.得意分野を磨いて武器にしていく
3.人柄でもファンになってもらう
スタイリストになりたての頃は、どうしたらお客様の希望にもっと応えられるか、いかに次につなげていくか、試行錯誤で進んでいくしかありません。自信のない部分は、先輩たちのアドバイスからヒントを得るのが得策。山口さんからの言葉もぜひ参考にしてみてください!
取材・文:青木麻理(tokiwa)
イラスト:えのきのこ
Salon Data
AFLOAT D’L(アフロート ディル)
住所:東京都港区南青山5-6-26 青山246ビル4F
TEL:03-5778-0386
URL:https://www.afloat.co.jp/