本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【(株)アトリエはるか 執行役員 髙澤喬子さん】#1
「こんな技術者になりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気サロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は全国に61店舗も展開するヘアメイクの専門店、アトリエはるかで採用を担当している執行役員の髙澤さんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
(株)アトリエはるか 執行役員の髙澤喬子さん
都内の美容室でのサロンワークを経て、2005年(株)アトリエはるか入社。半年後、ルミネ新宿店店長に就任。その後、技術責任者、サロンマネージャー、人材マネジメントを経て、現在は教育責任者としてスタッフの育成にあたっている。
「向上心があり、前向きであること。そして人のために動ける人を探しています」
—-「駅チカ」や「駅ナカ」に次々と出店していますが、創業からの歴史を教えてください。
美容室メニューのカットやカラーを行うのではなく、ヘアセットやメイクアップ、ネイルを短時間で、しかもリーズナブルに提供するために2000年、有限会社アトリエはるかを設立しました。翌年、第一号店をオープンしたのを皮切りに、出店を重ねて現在では61店舗まで拡張することができました。
—-サロンの創業以来、大切にしていることは何ですか?
「アトリエはるか」が行っているのはお客さまに喜んでいただく活動です。ヘアメイクやネイルを通じて、人を幸せにすることと考えています。ですから「自分のためではなく、仲間のために行動しよう」という利他の心を大切にしています。
「アトリエはるか」との出会いによって、お客さまはもちろん一緒に働く仲間も幸せな気持ちになれる環境を目指しています。
—-採用はどのような手順で行われるんですか?
中途採用の場合はエントリーシートと履歴書をお持ちいただいてから、1対1の面接を行います。そこでは技術というよりは人間性を拝見して合否を判断します。正社員の場合は書類審査までは同じですが、面接がさらに何度かあり、最後は「アトリエはるか」の代表面接を受けていただいてから合否が決まります。
採用が決まった方には、基本の技術を学ぶためのカリキュラムを受講していただきます。期間はだいたい半年から8ヶ月ですね。
—-「アトリエはるか」では、どんな人物を求めていますか?
向上心があって、前向きなこと。あとは人のために動けることですね。「利他の心」は創業以来、大切にしていることですから。
—-髙澤さんが面接で重視していることは何ですか?
「アトリエはるかの面接に来てよかった」「楽しかった」と思ってもらえるような雰囲気づくりを心がけています。面接を受けるとなるとどうしても緊張しますから、本音が聞けるような質問を考えています。
面接官としては、話をするときにちゃんと目を合わせて受け答えができるかどうかを見ています。お客さまと接するときはアイコンタクトが必要ですから、目線は必ずチェックします。あとは「ここで働きたい!」という思いがあるかどうかですね。元気がなくて「この会社に入りたい」という思いが伝わってこないと、採用をためらいますね。
—-「アトリエはるか」に入社すれば叶うことは何でしょうか?
たくさんの経験を積むことができ、キャリアアップのチャンスがたくさんあります。スキルアップのためのカリキュラムを用意しているので、「学びたい」と思っていることを身につけるチャンスがあります。また、社歴に関係なくニューヨーク、パリ、ロンドンなど海外での研修を受けることもできるんですよ。
ただ、すべて自分次第。与えられるのを待っている受け身のままでは、いずれも手にできません。「寝る間を惜しんで…」というのは無理でも、ハングリーな部分も必要ですね。技術が身につくのは自分のためであり、お客さまのためでもあります。自分の時間を使って学ぶ大切さを感じて欲しいですね。
次回は、髙澤さんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【(株)アトリエはるか 執行役員 髙澤喬子さん】#2>>
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