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学び・キャリア 2021-02-22

コンセプトは「シナジー」。シェアサロン『SYNERGY SALON NEHAN』の次世代の経営術

『synergy salon NEHAN』は、2020年11月12日にオープンした表参道のヘアサロン。『シナジー』をコンセプトに掲げるシェアサロン型の美容室で、業界内から熱い注目を集めています。そんな『synergy salon NEHAN』支持を得ている背景には、所属するフリーランスを一流の美容師に絞る着眼点や、異なる能力を持った強い運営チームの存在がありました。

プロデューサーの寺村優太さん(株式会社iii 代表)、ディレクターの森越道大さん(senjyu 統括代表)、運営の中野剛志さん(株式会社MIRRORBALL 代表取締役)へのインタビューを4回にわたってお届けします。第1回は、次世代のシェアサロン作りの極意に迫ります。

新しい自分、新しい技術が、生まれる空間を目指して

————まず『SYNERGY SALON NEHAN』は、どのようなサロンでしょうか?

寺村「『NEHAN』は、『シナジー』をコンセプトに掲げているシェアサロン型の美容室です。シナジーとは『モノ、事柄、人などが複数存在することで、お互いに作用し合い効果や機能を高めること』を表しています。

つまり『NEHAN』は、まったく異なるスタイルで活躍してきたトッププレイヤー同士が出会うことで、新しい自分になれる場所、新しい技術が生まれる空間を目指して誕生しました」

中野「オープンまでの経緯を説明すると、私は2020年の2月頃にこの物件の紹介を受けて、シェアサロンのオープンに向けて動き始めました。そして同じ頃に寺村さんとたまたま出会って、話をするなかでフリーランスの経験がとても豊富だったので、『新しいシェアサロンのプロデュースをお願いできませんか?』と」

森越「ちなみに、寺村くんは7年間フリーランスとして活躍してきた美容師です。また、中野さんは13年間で53店舗を展開している美容室運営のプロですね」

「一流の美容師ほど居心地のよい空間」を作る

————それでは寺村さんは、なぜ「シナジー」をコンセプトに掲げたのでしょうか?

寺村「現在普及しているシェアサロンのスタイルに行き詰りを感じていたからです。7年ほど前のシェアサロンは、『もっとおもしろいことがやりたい!』という想いを持つチャレンジャーが集う場所でした。そのため、お互いに教え合い技術を磨く熱気で包まれていました。

しかし、現在は『シェアサロン』という名前の通り『共有のみを目的にして、成り立っているサロンが多い』と、感じています」

森越「『共有のみを目的にしている』という言葉を、もう少し嚙み砕いて説明してみたいと思います。僕はこれまでの美容師人生で、さまざまなトッププレイヤーに出会ってきました。そのなかで、『一流の美容師ほど、掃除や隣の席の会話など細かなことを気にする』と感じています。

そのため、掃除の甘さなどについて周りの美容師に意見を言う姿を、時折見てきました。『共有のみを目的にしている空間』では、小さなことにそれほど気を留めない美容師とも一緒に働きますから、トッププレイヤーは大きなストレスを感じます。そこで『NEHAN』では、『一流の美容師ほど居心地のよい空間』を目指しました」

3人の連携で徐々に理想のサロンが形に

————それでは「一流の美容師ほど居心地のよい空間」は、どのように作りましたか?

寺村「まず僕が理想のサロン像を作り、そのビジョンを森越くんに相談。森越くんは、現実的に可能な状態まで落とし込み、そのアイデアを中野さんに渡しました。そして中野さんが腕のある業者の手配などを行い少しずつサロンの形が出来上がり、現在に至ります」

中野「かなり、無茶ぶりがたくさんあって困りましたね(笑)」

森越「本当に中野さんは大変そうでした」

次世代のシェアサロン作りの極意

施設のまわりは、鮮やかな緑で囲まれている『SYNERGY SALON NEHAN』。次世代のシェアサロン作りの極意をまとめると、下記の3つでした。

1. 業界の問題点に目を向けて、それを解決するコンセプトを掲げる

2. 所属するフリーランスのターゲットを一流の美容師に絞る

3. 異なる能力を持った、強い運営チームを作る

▽#2はこちら▽
シャンプー台はセンサー付き!『SYNERGY SALON NEHAN』魅力的な空間を作る思考>>

Salon Data

SYNERGY SALON NEHAN

住所:東京都港区北青山3-4-3ののあおやま2階

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