月200人超えの来店を促す秘訣はSNSの運用にアリ! お客様とのコミュニケーションツールとしても活用【美容師 舩木 宏哉さん】#2

舩木(ふなき) 宏哉さんは宮城県仙台市にあるサロン「hair&make first」で、美容師として働いています。デビュー後、思うように売上が伸ばせなかった舩木さんですが、韓国ヘアと出会ったことで活路を見出し、毎月施術するお客様の数は新規・リピーターを合わせて、約200人超えまでに! コンスタントに売上をキープする秘訣は、リピートいただくお客様はもちろん、新規のお客様を増やすことだと、舩木さんは話します。

前編では、美容師を目指したきっかけや現在のサロンに就職した経緯、韓国ヘアとの出会いについて伺いました。後編では、売上をキープさせるために取り組んでいることにフォーカスしてお話をお聞きします。

お話を伺ったのは…
美容師 舩木 宏哉さん

宮城県仙台市出身。高校卒業後に仙台ビューティーアート専門学校へ進学し、卒業後は地元の個人経営のサロンに就職。半年で退職したのち、現在のサロン「hair&make first」に就職し、スタイリストデビューを果たす。現在は、「韓国ヘア」を取り入れた「くびれる女神レイヤーカット」を武器に、トップスタイリストとして活躍中。

Instagram:@first_nakipu

インスタグラムは集客だけではなく、お客様との距離を縮めるツールとして役立つ

美容情報サイトにて舩木さんの投稿が記事にも取り上げられたことで、フォロワーも増えだしたのだそう。「都内の人気・有名サロンの方々がピックアップされる中で、唯一仙台市のサロンから選んでいただき、いくつか掲載いただきました」

――いつ頃からインスタグラムを使用しているのですか?

スタイリストデビューしたときからなので、5年前くらいです。

――集客のために?

カラーもお手のもの! 韓国ヘアカットを選ぶ人から人気なのは、「艶感のある」上品さが演出できるカラーなんだそう

そうですね。ほかにはヘアカタログの要素もあって、カットはもちろん、カラーも得意なのでインスタグラムを見て施術内容を決められるお客様がほとんどです。

――たくさんの人に見てもらえるために、どんな工夫をしていますか?

アカウントの統一感には気をつけていますね。あとは投稿する写真にこだわっています

もともと、写真を撮るのが好きで趣味の一貫でしたが、周囲にも褒められたりしたことがきっかけで、可愛く撮れる角度とか画角を極めるようになりました。褒められると伸びるタイプなので、当時は調子に乗ってたくさん撮っていましたが、結果的にたくさんの人に見てもらえるようになったので良かったです(笑)。

――趣味が仕事に繋がったのですね。

お客様との繋がりも大事にしています。お客様とフォローし合うことで、交流を深めるツールとしても役立っています。お客様がストーリーズや投稿している内容を把握しておくと、次回来店いただいたときに話が広がり、コミュニケーションがとりやすくなるんです。

――実際に来店するお客様はインスタグラムを見て…という方が多いのでしょうか?

インスタグラムを見てご来店いただくケースがほとんどです。

――インスタグラムを見てお客様から来てみたいと思われるには?

例えば営業が終わったあと、来店いただいたお客様には必ず許可をいただき、その日施術したヘアセットの写真をストーリーズにアップしているのですが、必ずお客様への感謝の気持ちを添えた投稿などを意識しています。

僕は、インスタグラムも仕事の一環だと思っているので、常に自分の動向などを公開してたくさんの人から見つけてもらえるために発信を続けています。

――今後のSNSで挑戦したいことはありますか?

インスタグラムは今のまま継続しつつ、TikTokも始めました。主な投稿内容は、現在軸にしている韓国ヘア。何度かバズったのですが、集客ツールとしてはまずまずです。ただ、投稿することに意味があると思うので、こちらも続けていきたいです。

花開くきっかけになった「韓国ヘア」に一本化して、さらに技術を極めたい

――では、美容師として取り組みたいことはありますか?

今までは常にトレンドを意識して時代に合わせたヘアやカラーを変えて提案していましたが、自分が得意だと思える韓国ヘアに出会ったことで一本に絞り、さらに技術を磨きたいと思っています。

今までは動画でしか学んでいないため、強化するにあたって、実際に本場や本場で活躍している美容師から直接教わりたいと思っています。現地に行く、セミナーに参加するなどいろいろ挑戦したいです。

――舩木さんが韓国ヘアを一本化にして売上を上げられたのは、トレンドを追い続けてきたからなのですね。

そう思いますね。韓国ヘアという武器を見つけられたからこそ、今後も強化していきたい気持ちが生まれたのだと感じます。

――売上を安定させるためには、何か一つでも得意な分野を見つけることが大事なんでしょうか。

売上が伸び悩んだら、トレンドや興味のある分野をまずはやってみること。いろいろ挑戦することで、その先の何かヒントが得られるはずです。

トレンドも東京で流行っているヘアをいかに先読みし、どうすればその町の層に受け入れてもらえるのか試行錯誤することで、売上に繋がると思うんです。

――地方では東京のトレンドをどう生かすかが重要そうですね。最後に、今後美容師を目指す方へアドバイスをお願いします。

まずはSNSが苦手でも、始めることをおすすめします。SNSで発信していると誰かが見てくれているので、自分が頑張っている度合いが伝わりやすい。そうすると、応援したいと思ってもらえる確率も上がります。

リピートいただいているお客様を定着させることは前提に、新規のお客様を獲得するにはやはりSNSが必要不可欠。お客様とのコミュニケーションにも繋がりますし、距離も深められます。サロンワークとは別に取り組む姿勢が大事だと思います。

売上をキープするために取り組んだこと3つ

1.常にトレンドを追って挑戦する

2.SNSで発信し、多くの人に見てもらうことで新規の集客に繋げる

3.趣味や自分の好きなことを極めて仕事に生かす方法を探す


取材・文/東菜々(レ・キャトル)

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Salon Data

hair&make first
住所:宮城県仙台市青葉区本町2-4-8 510ビル2F
TEL:22-393-5882
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