ネイルの資格は独学でも取得可能?無資格・未経験から取得を目指せる求人の探し方と応募に必要な準備

ネイリストになることを夢見て、ネイルの資格の取得を考えている方は多いのではないでしょうか。一方で、独学で取得できる資格はあるのか、資格がなくてもネイリストとして働けるのか、といった疑問を持つ方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、独学で取得が目指せるネイルの資格や、無資格・未経験でも働きながら取得を目指せる求人の探し方を紹介します。ネイリストの求人応募に必要な準備もお伝えしますので、参考にしてください。

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ネイルの資格は独学でも取得できる?

ネイルの民間資格は数多くありますが、ネイリストになるために必須の資格はありません。しかし、お客様の爪に繊細な施術をするためには知識や技術が欠かせないため、ネイリストを目指す人はネイルに関する資格を取るのが一般的です。

ネイルに関する基礎を学べる民間資格は独学でも取得が可能ですが、お客様に満足してもらえるレベルの知識や技術を習得するための資格は、独学だけでは難しいのが現実です。

ここでは、独学でも取得が目指せる資格を紹介します。

独学でも取得が目指せる資格

「JNECネイリスト技能検定3級」や「JNAジェルネイル技能検定初級」なら独学でも取得が目指せます。どちらも、ネイルの基礎的な知識と技術の習得を目的としている資格であるためです。それぞれの資格の概要を確認しておきましょう。

JNECネイリスト技能検定3級

日本ネイリスト検定試験センターによる「JNECネイリスト技能検定3級」は、ネイルケアやネイルアートに関する基礎的な知識や技術を習得している人に認められる資格です。

試験は筆記と実技に分かれており、筆記試験は択一式問題(マークシート)。爪の構造やネイルケアの手順などが問われます。実技試験の内容はネイルケア・カラーリング・ネイルアートです。

義務教育を修了していれば誰でも受験ができます。受験費用は6,800円(税込)。合格基準は、筆記試験が100点満点中80点以上、実技試験が50点満点中38点以上です。

引用元
日本ネイリスト検定試験センター:ネイリスト技能検定試験 試験要項

JNAジェルネイル技能検定初級

日本ネイリスト協会による「JNAジェルネイル技能検定初級」は、ネイルケアやジェルネイルの施術に必要な、基礎的な知識と技術を習得している人が取得できます。

試験は筆記と実技の2つ。筆記試験はマークシート方式で、爪の構造やネイルケア・ジェルネイルの手順などのネイルに関する基礎知識と、ジェルネイルに関する基礎知識を問う内容です。実技試験は、ネイルケアやジェルアートなどをおこないます。

受験資格は義務教育を修了した人。受験費用は9,900円(税込)です。筆記試験・実技試験ともに100点満点中80点以上で合格できます。

引用元
日本ネイリスト協会:第30回JNAジェルネイル技能検定試験

独学だけで資格取得が難しい理由とは?

ネイルに関する資格を、独学だけで取得するのが難しいのには理由があります。なぜ難しいのか、そのおもな理由を3つ見ていきましょう。

試験の難易度が高い

さきほど紹介した2つの資格以外のものは、学習する内容がハードになるだけでなく、試験の難易度も上がります。

ベーシックな資格試験では基礎的な知識や技術が問われますが、ほかの資格試験ではサロンワークに必要なレベルの知識や技術が求められるからです。そのレベルの知識や技術を独学だけで習得し、試験に合格するのは非常にハードといえるでしょう。

正しい知識や技術が身についているかわからない

指導者がいないため、正しい知識や技術が身についているのか分からないことも、独学だけでの取得が難しい理由のひとつです。

癖があったり間違った技術を身に着けていたりしても、それに気づき、自分ひとりで克服するのは難しいといえます。また、自分がどれくらいのレベルに達しているのか把握することも容易ではありません。

モチベーションの維持に苦戦する

資格を取得するためには、目標を立てて学習スケジュールを組み、自己管理をしなければならないため、モチベーションの維持に苦戦する人もいます。

さらに、独学となると指導者も仲間もいない状態です。学習の途中でつまずいたとき、アドバイスをくれる人や相談できる人が身近にいないことに、大変さを感じるかもしれません。

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ネイルの資格取得を目指すためのその他の方法

独学以外で、ネイルの資格取得を目指す方法は大きく分けて3つあります。自分に合った方法を見つけて取得を目指しましょう。

専門学校やスクールで学ぶ

ネイリストを養成する専門学校やスクールで学ぶことで、資格の取得が目指せます。ネイルを熟知している講師から直接、カリキュラムに沿って学べるのが特徴です。

学校によって学習内容には違いがありますが、ネイル以外のことも学ぶことができます。たとえば、美容専門学校では美容全般を、ネイルスクールならネイリストに必要なサロンワークなどを学習します。

専門学校の場合、卒業までにかかる時間は最低2年。費用は200万円前後を想定しておきましょう。

ネイルスクールは、専門学校よりも学習時間や費用が抑えられますが、カリキュラムの自由度が高い分、内容の充実度やレベルには差があります。

通信講座で学ぶ

通信講座では、テキストやDVDなどの教材を使って、自分のペースで勉強することができます。課題を提出することで、添削を受けられるのも特徴です。なかには、スクーリングで技術を学べるものも。

民間企業の通信講座だけでなく、通信コースを設けているスクールもあります。

学べる内容は、ジェルネイルやフットネイルに特化したものなど、講座によってさまざまです。

専門学校やスクールよりも費用を抑えられますが、講師による指導回数が少ないため、苦手分野の克服や試験対策には苦戦するかもしれません。

ネイルサロンに就職して学ぶ

ネイルサロンによっては、未経験者を採用してくれるところもあります。そういったサロンに就職して、働きながら資格の取得を目指すことも可能です。

未経験の採用ではほとんどの場合、研修期間が設けられています。はじめのうちは、サロンワークについて学ぶのが一般的。受付や施術のサポート、清掃などアシスタントとしての仕事がメインです。ネイルに関する知識や技術も学ぶことができます。

収入を得ながらも仕事以外の時間を学習時間に充てられるので、経済面での不安も和らぐでしょう。

資格取得後は、戦力として活躍することも夢ではありません。

関連記事
資格なしでもネイリストとして働ける?資格なしで働く注意点や資格取得のメリット・取得方法を紹介

ネイルの資格を取得するメリット

ネイリストに必須の資格はないのに、わざわざ資格を取る必要はあるのかと疑問に思う人もいるかもしれません。ここでは、ネイルの資格を取得するメリットについて紹介します。

応募先の選択肢が増える

ネイリストの求人は、無資格・未経験で応募できるところもあれば、未経験でも「ネイリスト検定2級以上」など、資格取得者しか応募できないところもあります。

ネイルの資格を取得すれば応募先の選択肢が増えるため、より自分好みの求人が見つかるかもしれません。

また、ネイルの基礎的な知識や技術を備えていることが証明できるため、就職・転職でも有利になる可能性もあります。

専門的な知識や技術を習得できお客様に信頼してもらえる

ネイルの資格は、ネイルに関する専門的な知識や技術があることの証明です。取得を目指す過程で、ネイリストに必要なスキルを身につけられます。資格を取得できれば、自信を持ってお客様に施術ができるでしょう。

また、無資格の人に施術をしてもらうよりも、資格を取得している人に施術をしてもらいたいというお客様も多く、資格によってお客様の安心や信頼にもつながります。

給与アップにもつながる

サロンによっては、資格手当を支給しているところもあります。資格手当の金額はサロンによって異なりますが、資格を取得して資格手当が支給されれば、給与アップにもつながるでしょう。

ネイリストの代表的な資格

さきほど紹介した「JNECネイリスト技能検定」や「JNAジェルネイル技能検定」以外にも、「INAネイルスペシャリスト技能検定」や「ネイルサロン衛生管理士」などがあります。

求人の応募条件に多いのは、「JNECネイリスト技能検定2級以上」です。

以下の記事で、ネイルの資格について詳しく紹介しています。
ネイリストを目指すなら知っておきたい資格を紹介|資格取得におすすめの学校・スクールを紹介

無資格・未経験からでもネイリストが目指せる!求人の探し方

求人情報を見てみると、無資格・未経験OKの求人も多数あります。そういったサロンには、一人前になるための研修制度が充実している傾向が高いです。就職してからスキルを学び、ネイリストデビューが目指せます。

ここでは、おすすめのネイリストの求人の探し方を2つ紹介しますので、自分に合った方法を見つけましょう。

1. 就職・転職エージェントを活用して紹介を受ける

就職・転職エージェントは、アドバイザーから就職・転職に関するサポートが受けられるのが特徴です。

希望の勤務条件や収入、今後のキャリアなどについて相談したうえで、自分に合う求人を紹介してくれます。応募後に必要な書類作成や面接のアドバイスをもらうことも可能です。

エージェントによっては非公開求人を抱えていることも。ほかでは見つからない求人に出会えるかもしれません。

ただし、求人の紹介や面接の日程調整は、エージェントに任せるため、自分のペースで就職・転職活動を進めるのは難しいです。

ネイリストを希望するのであれば、美容業界に精通するエージェントを探すとよいでしょう。

2. 求人サイトを利用して自分で探す

求人サイトは、パソコンやスマホから自分の好きなタイミングで求人を検索できるのが特徴です。ネイリストの求人も、希望する収入や福利厚生、「未経験」「無資格」といった条件などを設定して探せます。

美容業界に特化した求人サイトも複数あり、「リジョブ」もそのひとつ。基本的な応募条件や勤務条件をはじめ、立地・サロンの規模・施設形態・研修制度の有無など、豊富な条件を用意しています。

エージェントのようなサポートは受けられませんが、サロン側から直接スカウトをもらえる可能性も。

サロンが求める人物像やPRポイント、サロンならではの特徴なども掲載しているので、応募の参考になるでしょう。

ネイリストの求人応募の際に必要な準備

気になる求人が見つかったら、いよいよ応募に進みます。応募の際は、必要書類の作成や面接などの準備をしなければならないので、確認しておきましょう。

必要書類の作成|履歴書や職務経歴書

応募するサロンによっては、履歴書や職務経歴書などの提出が必要です。サロンの指示に従って書類を準備しましょう。

手書きの場合は丁寧に記入し、間違えた際は新しい用紙に取り替えて、はじめから記入しなおしてください。パソコンで作成する場合でも、誤字や脱字はNGです。

社名や資格名などは正式名称で書き、書類全体を通して和暦・西暦のどちらかに統一しましょう。

志望動機や自己PRは、重視されるポイントです。応募先が求める人材像や、求めるスキルに合った内容にすることが大切です。

詳しくは以下のサイトを参考にしてください。
ネイリストの履歴書の書き方は?提出方法や印象を良くするポイントも紹介!

ネイリストの職務経歴書には何を書くべき?書くときのポイントや記載する内容とあわせて職務経歴書の見本を紹介

ネイリストとして働きたい!志望理由の書き方は?志望動機の例文やNGな表現を紹介

ネイリストの履歴書で大切な自己PRとは?重要性や書き方のコツを紹介

面接対策|当日の身だしなみやマナーにも注意

一般的に、ネイリストの面接では技術チェックがあります。必要な道具の準備を忘れずにしておきましょう。

また、質問に対する回答とあわせて、身だしなみや社会人としてのマナーについてもチェックされています。ネイリストは接客業でもあるので、とくに清潔感や言葉遣い、態度には注意が必要です。

以下の記事では、ネイリストの面接でよく聞かれる質問と回答例を掲載しています。この記事の内容を参考に、自分なりの回答を考えておくとともに、担当者が見ているポイントなども把握し、対策を練っておきましょう。

ネイリストの面接に必要なマナーとは|よく聞かれる4つの質問と回答例

ネイリストの資格は就職してからでも取得が目指せる!自分に合った方法でネイリストを目指そう

ネイリストの資格は、上位になるほど独学での取得が難しいのが現状です。専門学校やスクールに通ったり、ネイルサロンで働きながら学んだりする方法もあるので、自分に合った方法で取得を目指しましょう。

求人のなかには、無資格・未経験OKのサロンも多数。研修制度が充実していることが多いため、安心してネイリストを目指すことができます。働いて収入を得ながら、ネイルの知識や技術、サロンワークも学ぶことが可能です。

ネイリストの求人を探すなら、「リジョブ」をおすすめします。詳細な選択肢のなかから、自分好みの条件に絞って検索ができ、未経験歓迎の求人も豊富に掲載中です。

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