本物や本質的にこだわりの詰まった“至福”を目指す『Terme Felice』

サロンの価値観がわかりやすく現れるのが、オイルやローションなど、商材の数々。「Recommended Items」では、そうしたオススメ商材をご紹介します。

大量生産品はNO。安全で安心できるオーガニックを提供

『オーガニックセラピスト』という肩書をスタッフに冠するテルメ・フェリーチェの最大の特徴は、すべてのオーガニックにおいて本物や本質的にこだわっていること。本物が持つ自然の力でしか体験できない施術を提供することが、テルメ・フェリーチェの“使命”だといいます。どのような商材を用意し、お客さまを迎えているのか。プロデューサーの東福さんに、オススメの商材についてお聞きしました。

「昨今、オーガニックという名前が付いている商品は巷にあふれていますし、オーガニックを謳ったエステサロンも増えてきています。でも、本物のオーガニックコスメで素肌の特徴を掴み肌質に合わせたトリートメントを行うサロンは、ほとんどありません。当サロンは、皮膚の状態から植物をセレクトし、オーガニックコスメの中でもこだわり深い作り方で瓶詰めされた最高級のコスメを用いて施術しており、大変珍しいのです。これは……自画自賛になるかもしれませんが、自慢できることだと思っています」

「施術にも使っているのが、北イタリアで作られているソルーナのフラワーオイルです。スパゲリック法という特殊な製法で作られるオイルで、香りのよさはもちろんですが、アトピーやニキビといったトラブルに悩む方におすすめです。海外では薬品的に扱われていることもあるようです。オーガニックオイルに花を浸し、木とガラスで作られた八角形の小屋で熟成。50日間、日の出の時間と日の入りの時間に、月のリズムに合わせて左に28回、太陽のリズムに合わせて右に33回攪拌し、太陽と月の持つエネルギーをオイルに堆積させるという、スピリチュアルにも似たストイックな作り方ででき上がります。オイルやクリームなどすべて肌馴染みがよく、さらりとした使用感がポイントです」

「大量生産をしているブランドのコスメはひとつも取り扱っていないこと。これも当サロンのこだわりのひとつです。そもそも本物のオーガニック商品というのは、絶対に大量生産できるものじゃありません。育てる土地、育て方、製法、すべてにこだわることででき上がるものなので、大量生産しているものは、100％オーガニックとは呼べないものなんです。よい例としておすすめなのがアタノールというブランドが出している『ルイ14世』という大仰な名前が付けられたハーブローションです。アルプスに自生するハーブを熟成してから蒸溜するスイスの伝統的な製法で作られるローションなのですが、ルイ14世という名前からうかがえるように、1600年頃から変わらない製法で作られているんです。当時はケガをした兵隊さんたちを癒すためのアイテムでもあったらしく、リフレッシュ効果はもとより、ケア効果が高いのも魅力です」

「『タマヌオイル』は、世界でいちばん幸せな国とも言われるバヌアツで採れる『タマヌ』という植物の実から作られるスキンケア用オイルです。昔ながらの製法そのままに作られていて、余分なものは一切添加されていないのが特徴です。ハーブとナッツの香りは癒し効果も満点。洗顔前のマッサージに使ったり、朝晩のケアに使うとトラブル肌が解消します。スピージアは最高の原料と素材とを使って作られる、英国王室御用達のオーガニックメーカーです。中でも保湿美容に特化した『ヒーリングバーム』は、乾燥してかゆみが気になる肌などトラブル肌を整えるのに最適。オーガニックのオリーブ油に、カレンデュラ花エキス、ミツロウを加えて作られていて、外気や刺激から肌を優しく守ってくれます。もうひとつ、今回おすすめしたいのはジャネスのサンケアローション。ジャネスはオーストラリアのコスメブランドで、有機栽培されたピュアな植物を原料にしています。日焼け予防効果が高いニンジン根エキスを配合し、自然の力で肌を守ってくれるので、肌が弱い人や『市販されている日焼け止めを塗ると肌がごわごわして嫌！』なんて人にもおすすめです」

「日本でコスメというと、肌にただ塗るものだったり、保湿するだけのものだったり、トラブルを解消するために作られていないのが現状です。海外のオーガニックブランドは、ニキビケアだったり、乾燥肌対策だったりと、トラブルを改善することを目的として作られているコスメが目立ちます。ファンデーションのいらない肌を目指すために、こだわりの詰まったオーガニックを試してみてください」

オーガニックを掲げるサロンとして、プライドをもって選び抜いた商材たち。ひとつ一つの歴史を紐解くのも楽しそうですね。

【サロン探訪】お客さまの悩みと希望に寄り添うため、行きついた「オーガニック」の世界『Terme Felice』　

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