オリジナル製品が“サロンの共通言語”を生み出す『SORA麻布十番店』

麻布十番駅からほど近い『SORA麻布十番店』には、さまざまな特徴があります。なかでもユニークなのはそのオリジナル製品の数々。前編の今回は同サロンを運営する株式会社SORA代表取締役社長の山根栄有さんに、サロンをオープンしたきっかけやサービスの内容についてうかがいました。

シャンプーからハサミまで! こだわりのオリジナル製品

――『SORA麻布十番店』の特徴についてうかがえますか?
「麻布十番店だけではなく、SORAグループ全体としての特徴ですが、オリジナルのオーガニックシャンプーやトリートメント、それから自社で開発したハサミや筆を使用しています。これらを使用することで極力、髪を傷めない施術を行っています」

SORA麻布十番店

店名に込められた“自然環境を大切にする”というメッセージ

――サロンをオープンされたきっかけを教えてください。
「最初に理容師を6年やり、その後に美容師を7年やって、15年ほど前に独立したいと考えて始めました。“SORA”という名前は、その頃にいらっしゃった外国人のお客さまから、“ホームシックになった時は空(そら)を見上げるんだ。空は、故郷につながっているからね”という話を聞き、それが印象に残りつけました。あと、この名前が自分のやりたかった“自然環境を大切にする美容院”のイメージにリンクしていた、という理由もあります」

SORA麻布十番店

SORAグループが重視している“共通言語”とは

――提供しているサービスの特徴はどういったところでしょうか?
「当サロンには、私がさまざまな美容技術を組み合わせて開発した15のベーシックなメソッドがあり、それを全スタッフに技術指導しています。“私の髪の切り方”が私にしかできないということをなくし、スタッフみんなが、私と同じカット技術を持てるようにしています。SORAのロゴマークは“ハサミで切られている髪”をデザインしたものですが、これもカットのベーシックを大事にしていこうという思いを込めています。スタッフの技術を底上げするために3人一組でチームを作り、チーム全員が合格するまで終われないというゲーム形式の研修会を定期的に行ったりもしています」

「また、スタッフに対しては技術の前にお客さまに失礼がないようにする所作について教えます。たとえば、お客さまを座席にご案内したとき“椅子が曲がっている”“机の上に物が散らかっている”といったことに気づくように指導するのですが、それもゲーム形式を採用しています。具体的には、チーム対抗で接客における間違い探しの問題を出しあい、それに回答しあうというものです。今の時代は年功序列や叱って教えるという方法が通じませんから、ここ数年はいろいろ工夫していますね」

SORA麻布十番店

――なぜそのような取り組みをされているのですか?
「メソッドやゲーム形式の研修会を行ったり、オリジナルのハサミやシャンプー・筆を作るのは“店としての共通言語”を設けることで、スタッフが技術の話をするときなどの齟齬をなくして、グループ全体の技術レベルを均質に高めるためです。たとえば、当サロンで開発したスキバサミには『スキマ』という名前がついています。これはスキバサミにおいて大切なのは“すく”ことではなく、どれだけの髪を切って残すか、つまり“スキマ”をどれだけ作るか、という私のメソッドを伝えるために考えました。このハサミがあるからこそ、それがこのお店の共通言語になるわけです」

「また同時に、使っている道具そのものが同じものでないと、同じ技術を駆使しても同じニュアンスを出すことができません。ゆえに、美容院では美容師がそれぞれ自分で買ったハサミを使うのが一般的ですが、当サロンではスタッフ全員が自社で開発したハサミを使っています」

オーガニックで自然に優しいイメージをベースとし、高品質なサービスを間違いなく提供するため斬新な取り組みを行う『SORA』。後編ではお客さまの客層や内装へのこだわり、今後のビジョンについてうかがいます。

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Salon Data

SORA

SORA

住所:東京都港区麻布十番1-3-8 Fプラザ 2F
TEL:03-5549-4791
http://sora-style.com/azabu/

生き残りをかけて独自の価値を提供する『SORA麻布十番店』>>

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