こだわりが光る! サロン専売プロダクト名鑑 『meetsHAND オリジナル/meetsHAND』
サロンのこだわりが垣間見える自社開発のプロダクト。配合成分が珍しいもの、パッケージにこだわりがあるもの、開発者の想いが込められているものなど、そのラインアップは実に様々です。
ここでは、各サロンで開発されたプロダクトについて、開発者にインタビューを実施。毎回様々なヘアサロンの専売商品をご紹介します。「自社開発したい!」「他社のこだわりを知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
今回は、地域密着スタイルで人気サロンに成長したmeetsHANDが開発した「meetsHAND オリジナル」のシャンプー、トリートメント、ヘアワックス&マルチクリームをご紹介します。
「meetsHAND オリジナル」を開発したのは…
meetsHAND 田部井美葉さん
日本美容専門学校卒業後、麻布十番の美容室に入社。店長経験を経て、転職。ハワイのブライダル会社でヘアメイクアップアーティストとして活躍後、2017年8月にmeetsHANDをオープン。さまざまなジャンルのフリーランス美容家達が集うサロンを運営中。
「パッケージにこだわり、オリジナル商品ならではの味わいを!」
――まずは、meetsHANDの特徴を教えてください。
特徴は「地域のごみ拾い活動」をはじめ、「児童養護施設への出張美容ボランティア」や「高齢者 理容券・美容券サービス」など、人々とのつながりを大切にしていることです。
「児童養護施設への出張美容ボランティア」では毎月1回、駒沢と世田谷の養護施設に出向いて子どもたちをカットしています。また「高齢者 理容券・美容券サービス」では、サロンに電話があるとご近所のおばあちゃんたちのもとに足を運んで、カットをしていますね。美容を通して、さまざまな方々の力になることがサロン全体の目標です。
――それでは、オリジナルシャンプーはどのようなポイントにこだわったのでしょうか?
香りにこだわっており、『CHANNEL』の『チャンス』という香水をイメージしました。温かみのある花の香りに似ていて、明るい雰囲気の女性の連想させる楽しい気持ちになるシャンプーです。
この香りを選んだ理由は、女性に使ってほしいと思ったからです。私はオリジナル商品を作るにあたって、やはり自分の体験が一番信用できると思っているので、どうしても女性に合う商品になります。
実際にさまざまな商品を使いしっくりきたシャンプーをもとに作っていて、意識したポイントはしっとりした質感です。そのためパサつきに悩んでいる方には、とくにおすすめです。
――続いて、トリートメントについて教えてください。
トリートメントはシャンプーに合わせて開発していて、こちらも質感がとてもよい商品です。潤いを感じる『モイスト』と、さらにしっとりとしている『ディープモイスト』の2種類ご用意しています。
成分はもちろん、シャンプー、トリートメントともにパッケージにもとてもこだわりました。プリントされているダイヤモンド富士は松澤弥香さんの作品で、松澤さんは『株式会社パソナハートフル』が運営するアート村で活躍されているアーティストです。
アート村とは「才能に障害はない」をコンセプトに障害のあるアーティストを育成しているプロジェクトで私は仕事を通じてこの企画を知り、とても素敵だったのでパッケージに起用しました。
美容のサービスを通して、さまざまな人々とつながることを目指しているmeetsHANDならではのオリジナル商品になりましたね。
――ヘアワックス&マルチクリームは、どのよう商品なのでしょうか?
ヘアワックス&マルチクリームは初めて作ったオリジナル商品で、多くの方々に愛用していただけるプロダクトを目指しました。そのためヘアワックスをはじめ、リップ、ハンド、ボディクリームとしても使える商品になっています。性別や年齢にかかわらず使用できるため、プレゼントとしてご購入いただく方も多くて、うれしいですね。
もちろん成分も意識しており、シアバターとホホバオイルを使用しています。また鉱物油、界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤、シリコン、合成ポリマー、動物由来原料、合成着色剤、成香料の9つの成分をカットしたこともポイントです。身体にやさしい商品に仕上がっています。
サロン発のオリジナル商品を成功させる3つのポイント
サロン発のオリジナル商品を成功させるポイントをまとめると下記の3つでした。
1.自分の体験や感覚を大切に、商品を開発する
2.パッケージでサロン独自の色を出す
3.ターゲットを絞らないように、さまざまな身体部位に使える商品を作る
物販の売上は使わずに貯めているという田部井さん。「たくさんの方がよろこぶ使い道を模索中ですね」と笑顔で話します。また、今年は3周年記念として新しい商品開発も企画しているとのこと。個性的なオリジナル商品作りに興味がある方は、サロンを訪れてみてはいかがでしょうか。