こだわりが光る! サロン専売プロダクト名鑑 『canna OIL BALM/CANNA』
サロンのこだわりが垣間見える自社開発のプロダクト。配合成分が珍しいもの、パッケージにこだわりがあるもの、開発者の想いが込められているものなど、そのラインアップは実に様々です。
ここでは、各サロンで開発されたプロダクトについて、開発者にインタビューを実施。毎回様々なヘアサロンの専売商品をご紹介します。「自社開発したい!」「他社のこだわりを知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
今回は「オーガニック&サスティナブル」をコンセプトに掲げるCANNAが開発した「バームのcanna OIL BALM」をご紹介します。
「canna OIL BALM」を紹介してくれるのは…
CANNA 店長の宮澤豊宏さん
美容学校を卒業後、ロンドンのサロンに入社。2年間ほど腕を磨いた後、2013年にCANNAに入社し2017年から店長を務める。得意なテイストは抜け感のあるスタイル。趣味はゴルフ、野球、ハンドボール、料理、映画鑑賞、読書など。
「タイでの出会いが開発のきっかけ!」
――まず、CANNAはどのようなヘアサロンでしょうか?
CANNAは2004年にオープンした代官山の美容室です。今年で15年目を迎えており、2013年にはバンコクへの出店も成功させました。ちなみに、タイに展開した理由はオーナーが好きな国だったからです(笑)。
サロンのコンセプトが「オーガニック&サスティナブル」なので、身体や健康への想いが強いお客さまが多くいらっしゃいます。
――「canna OIL BALM」開発の経緯を教えてください。
きっかけは、タイでオーガニックブランドを展開しているメーカーのバームを知ったことでした。実際に使ってみると、とても手になじみ、肌もしっとりしました。「保湿力があるし、スタイリング剤としてもキープができる」と感じたので、「CANNAに導入をしよう!」と。販売を始めたのは2017年頃ですね。
――「canna OIL BALM」は、どのような特徴があるのでしょうか?
成分に特徴があり、蜜蝋、ワセリン、精油など原料がシンプルなので肌に優しい商材に仕上がっています。また質感にこだわったこともポイントです。一般的に流通しているバームのなかには、ベタベタとして使いにくい商品もあります。
私も、これまで使用するなかで少し違和感を持っていました。手がベタついていると、スマホをはじめ日頃から使う道具を扱いにくくなるので、「すぐに手になじむ商品があったらうれしいな」と。「canna OIL BALM」は肌に乗せるとすぐにサラサラになるので、「つけ心地がとてもよい」という声を、よくいただいています。
ちなみに「canna OIL BALM」は、髪はもちろんボディにも使うことができる商品です。お客さまの好きなシーンで使うことができるので、ライフワークに寄り添うことも大きな魅力ですね。その他、香りにもこだわっています。
――「香りにもこだわっている」について教えてください。
香りはローズをベースに、バナナのオイルなどさまざまな精油を合わせています。それほど女性的な匂いではないので、男性のお客さまでも購入される方が多いですね。ちなみにサイズは15gと25gの2種類をご用意しています。
――お客さまは、どのように使用していますか?
先ほども言った通り、ヘアのスタイリングやボディのケアに使っていただいています。最近は、「ナイトクリームとして愛用しています」という声を聞きました。顔周りに塗ってから寝ると、翌日は目がぷっくりとしているそうで、「そんな効果があるのか!」と私たちも少し驚きました。
ちなみに接客の際には「canna OIL BALM」を話のネタにもしています。「バンコクで開発しましたよ」と伝えると、興味を持ってくださる方が多いので、サロンにいる時間の満足度を高める効果もあるかなと。
サロン発のオリジナル商品を成功させる3つのポイント
サロン発のオリジナル商品を成功させるポイントをまとめると下記の3つでした。
1.サロンのコンセプトにマッチする商品を開発する
2.質感と香りにこだわり、ライフワークに沿った商品を作る
3.接客の際には、会話のネタにしてお客さまの満足度を高める
一度使った方は、ほぼ全員リピーターになるという宮澤さん。「ご自宅のcanna OIL BALMがなくなるタイミングで、ご来店してくださる方もいますね。もしかしたら、サロンの再来率が高い理由の1つになっているかもしれません」と、笑顔で話します。身体に優しい商品を探している方は、ぜひ「canna OIL BALM」を体験してみてはいかがでしょうか。