「一歩先をいく専門家であれ」ヨガインストラクター高橋実穂さんが考える人気インストラクターへの道

集客を始めてから半年で月商7桁を記録し、大活躍中のヨガインストラクター、高橋実穂さん。前編ではその成果を後押しした、SNSの強化と講座内容の見直しについて伺いました。SNSも講座内容をインスタのフォロワーにヒアリングやアンケートをとることで徹底的にターゲットを絞り、「提供できる」ものから、「求められるもの」へシフトチェンジしたことが結果につながったそうです。

後編では、多くのヨガインストラクターの方にレッスンやコンサルティングをしてきた高橋さんだからこそ感じる、成功するヨガインストラクター、しないインストラクターの差について伺います。ポイントは「一歩先を行く専門家であること」だそう。またヨガインストラクターとして歩み始めたばかりの人が陥りがちなマインドと、その対策についても詳しくお話いただきました。

今回お話を伺ったのは…

ヨガインストラクター 高橋実穂さん

大手ホットヨガスタジオでヨガインストラクターとして約4年間勤務したのち、2020年に独立。コロナ禍と重なってしまったため、収入が大幅にダウンしてしまうも、自己集客を開始して半年で月商7桁に。「ヨガ1本で生計を立てれるイントラ育成」をコンセプトに、ヨガインストラクター向けの講座やコンサルティングを行っている。
Instagram:@miho.takahashi_yoga

自分が過去に克服してきたことこそが強みになる!

体が硬く、悩んできたという高橋さん。
その弱点を克服したことで、
体の硬さに悩むインストラクターに希望を与えられているという

————今まで多くのヨガインストラクターを見てこられたと思います。人気になるインストラクターとそうではない人にはどんな差がありますか?

専門家であるかどうかが大きな差になると思います。私が最初にヨガインストラクター向けか一般向けか決めずにレッスンをやっていたように、広く浅くやっている人というのは、周りから見ると強みがわからず意外と選ばれないんですね。なのでこれを伝えたいという思いが強い人、自分がこの方向にいきたいという人が成功する確率が高いと思います。それが今はないという方も、専門分野を作ったほうがいいと思いますね。

————強みが見つからない人はどうすればいいでしょうか?

自分が克服したことが強みになると思います。たとえば私なら、体がものすごく硬くて、周りからもインストラクターになるのは無理だと言われていたのに、それを克服してインストラクターになることができたので、その部分が強みになっています。今では同じように体の硬さが悩みのヨガインストラクターから、たくさん連絡がくるんです。自分はなぜその弱点を克服できたのかを研究し、そのポイントを発信していけば、自然とそれが強みになるはずです。

さらにそういう経験をSNSに投稿していると、目を引くんですね。何かを克服したとか、弱点が強みになったとか、逆転ストーリーに人はひかれるので。自分がだめだった部分を隠そうとする人がいますが、むしろ打ち出していったほうがいいと私は思います。

スタートは「一歩先をいく専門家」。走りながら自分を磨いていく

長期講座を打つようになって
お休みの目途もつきやすくなり、
プライベートも充実しているという高橋さん

————集客ができない、収入が安定しないなど悩んでいるヨガインストラクターにアドバイスをお願いできますか。

先ほどお話した「専門家である」ということと矛盾していると感じるかもしれませんが、私がもう1つ大切にしているのは、まずはひとつの分野で一歩先をいく人からスタートするということです。最初から「専門家」を目指してばかりいると、自分の足りないところにばかり目がいってしまい、なかなかスタートが切れないのですが、ほかの人より一歩進んでいる部分に自信を持ってまずはやってみることが大切だと思います。走りながら勉強する、自分を磨いていくということを大切にしてほしいですね。

あとは自信を持っていることを言葉にするということですね。たとえばレッスンのときに、どんなに自信がなくても「私もまだまだなんです」とか「自信がないんですけど」と声にだしてしまったら、その瞬間に「まだまだの人」になってしまうと思うんです。だから自信を持って「私についてきたら変われますよ」とか「私だったら助けてあげられますよ」って口に出して伝えていくことが大切だと思います。その言葉に引き上げられて、そういう自分でいられるように努力するようになるはずなので。

ヨガインストラクターは受講者の人生観まで変えてしまう、素敵な仕事

高橋さんの指導の元、
自信を取り戻すインストラクターの方が多いそう

————実際に高橋さんの講座に通って変化が起きた受講生の方も多いと思います。印象的なエピソードがあれば教えてください。

体が硬いのと、コロナ禍で太ってしまって、インストラクターを名乗るのも恥ずかしいと言っていた受講者の方がいました。その方は私の教えたヨガのポーズや生活習慣の改善を講座終了後もずっと実践されていて、体も柔らかくなり、半年で14キロやせられて。体が変わったら考え方も変わって自信がつき、それまではレッスン内容をガチガチに作っていたそうなのですが、その場の空気を楽しみながらレッスンを組み立てられるようになったそうです。

さらにインストラクターの仕事の面白いところは、インストラクターが変わると受講生にまで変化が起きるということ。その方の元に通っていた受講生でヨガインストラクターをやめてしまった方がいたそうなのですが、「先生が楽しそうにレッスンをしている姿を見て、私ももう一度ヨガインストラクターをやろうと決心しました」と言ってくれたそうなんです。

————それはうれしいですね!

そうなんです。人が本当の意味での自信を身につけるのは、人に影響を与えたことを認識したときだと思うんです。その受講生の方も自信をつけたと思いますが、それを聞いた私もとてもうれしかったですね。自分がやってきたことは、間違いなかったと思えたので。こうやってヨガインストラクターは体を変えるだけでなく、人生観まで変えてしまうとても素敵なお仕事ですし、その瞬間に立ち会えるの誇らしく思っています。

————最後に今後の目標を教えてください。

私の最終的な目標はヨガインストラクターが増えて、自分の体調を自己管理できる人が世の中に増えて、日本の医療費がさがるといいなと思っています。そしてその下がった分の税金が、発展したり、みんなが楽しめるほうに使えるといいなと。そうなるために自信をもって教えられたり、自分の価値を下げないで稼げるインストラクターを増やしていきたいと思っています。

成功するヨガインストラクターのポイント

高橋さんが考える、成功するインストラクターのポイントは、以下の3つでした。

1.専門家となり、だれが見てもわかる強みを打ち出す

2.過去に自分が克服した弱点を強みにする

3.自信がなくても「私についてきてください」とあえて口にし、自分を引き上げる

どんな質問にもわかりやすく、丁寧な説明で答えてくれた高橋さん。普段のインストラクターとしての姿勢が、伺えました。これからヨガインストラクターとして活躍したい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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