3年連続TOPインストラクター選出。お客様に感謝される瞬間が何よりの幸せ「LAVA」細谷真奈加さん
日本の美容業界を支える企業の魅力を紹介する本企画。今回登場いただくのは、今年で20年目を迎える「ホットヨガスタジオLAVA」の運営を行う株式会社LAVA International(以下、「LAVA」)です。全国46都道府県に、約460店舗を展開し、リーディングカンパニーとしてヨガ業界をけん引してきました。
前編ではシニアエリアマネージャーである須山亜里沙さんに、企業理念や働きやすさの特徴などを伺いました。
後編では、入社6年目となる「LAVA」のインストラクターの細谷真奈加さんにお話しを伺います。「LAVA」にいる約3,000人のインストラクターの中から、約30名しか選ばれないトップインストラクターに、入社4年目から3年連続で選出されている細谷さん。未経験からヨガインストラクターとなった細谷さんに、やりがいなどについてお聞きしました。
お話を伺ったのは・・・
株式会社LAVA International
トップインストラクター
細谷真奈加さん
3歳からモダンダンスを始め、大学では尚美学園大学舞台表現学科ダンスコース一期生として特待生入学。2018年第31回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸) 日本女子体育連盟会長賞を受賞。在学中にLAVAの会員でもあったことから、2019年に新卒採用で「LAVA」に入社。2022年から3年連続でトップインストラクターに選出される。
入社前の研修やアルバイトなど、内定後のフォローが充実
――ヨガインストラクターになろうと思ったきっかけは?
大学のときにLAVAの会員として、ヨガに触れた経験があったことが大きかったです。私は3歳のときからモダンダンスをずっとやっていて、大学でもダンスを専攻していたのですが、大学の授業でヨガのレッスンを受ける機会があったんです。
ヨガを取り入れるようになってから体幹の力がものすごく上がって、ダンスの際のジャンプが高くなったり、回転もきれいにできるようになったりしたので、ダンススキルの向上にも効果があるんだと感じました。そこで会員としてLAVAに通い始めたんです。
その後、就職を意識するようになったときに、さまざまな業界を見ましたが、ヨガインストラクターであれば、今までのダンスの経験も活かせると思い、応募を決めました。ちなみに他のヨガスタジオも見てみたのですが、未経験者でも入れるところが「LAVA」以外にはなかったのと、会員として通っていたときに安心感がとてもあったので、自然と「LAVA」に絞られていきました。
――未経験からの入社に不安な点はありませんでしたか?
内定後のフォローがとてもしっかりしていたので、不安はほとんどありませんでした。私は大学3年生の1月というかなり早い時期に内定をもらっていたのですが、内定者の交流会、入社前にフロント業務を覚えるための内定者アルバイトという制度、入社後すぐにプログラムを持つことができるためのインストラクターの研修があったんです。
入社後すぐにプログラムを持てる形にしておくと、入社時のお給料があがる仕組みだったため、積極的に研修を受けたり、アルバイトに入るようにしていました。
――研修時はどんなことを感じましたか?
最初は少し難しさを感じることがありました。実は、入社前はヨガインストラクターの仕事を簡単そうだと思っていたんです。ところが実際にやってみると、お客様のポーズに危険がないかを確認する「危険回避」や、お客様のポーズを直すことなど、レッスン中に同時に気にかけないといけない点がいくつかあり、そこに難しさを感じました。
また1時間のプログラムで話すことをまずは一字一句覚えなくてはいけなかったのも、私には大変でした。
――それはどのようにして乗り越えましたか?
トレーナーの方たちの指導がとても丁寧だったので、徐々にスキルアップができるようになりました。一般的な研修ですと、講師がひとりで大人数に一気に教えることが多いと思うのですが、私が受けた研修では、受講者が5人で、メインのトレーナーがひとり、サブトレーナーがふたりの5:3だったので、丁寧にフォローをしていただけました。
そしてトレーナーの方たちはたくさんの知識を持っていて、たとえばポーズのレベルを上げるために、1人ひとりにどんな練習が必要かなど細かく教えてくださったんです。
入社後も、合宿研修、適宜スキルアップのために受けられる研修があり、学ぶ環境が整っていると感じました。
3年連続トップインストラクター選出。外部にも活動の場を広げる
――入社3年目の2022年から2024年の現在まで3年連続でトップインストラクターに選ばれたとのことですが、これはどういった条件で決まるのですか?
基準はその年によって異なるのですが、ベースの基準となるのがお客様のアンケートの点数です。「LAVA」では毎レッスン後にアンケートを答えていただくのですが、ありがたいことにその評価が高かったということのようです。
――なるほど。評価が高いということは、満足度が高いということだと思いますが、とくにレッスン中に心掛けていることはありますか?
私が意識しているのは、レッスン中のパーソナル感です。レッスンに参加していただいているお客様に対して、ポーズを調整する「アジャスト」といわれる行為があるのですが、これを1人ひとりに行うことを私はとても重視しています。
というのも私がただ見本を見せているだけだと、お客様は気を抜いてしまわれやすいんです。でもレッスンに参加してくださったお客様それぞれにきちんとアジャストを行うと、お客様は見られている緊張感が増し、レッスンに集中できます。そうすることで、レッスンの満足度が大きく変わると思います。
――なるほど。ちなみにトップインストラクターになると、どんなことが変わるのでしょうか?
所属店舗だけでなく、複数の店舗を担当する形になり、「LAVA」が主催する外部のイベントのインストラクターとしても声が掛かるようになります。そうするとお客様以外とも接する機会が増えますし、そういった方達にヨガの楽しさを伝えられることに充実を覚えます。
「ヨガをすること以上の幸せをもらっています」。忘れられない言葉
――ヨガインストラクターとして活動をしてきたなかで、やりがいを感じたことや印象的だったエピソードがあれば教えてください。
やりがいを感じたことはあげたらきりがないほどたくさんあるのですが、ここ最近の出来事でいうと、あるお客様のことが印象に残っています。私が高円寺店に勤めていたとき、たくさん通ってくださったお客様なのですが、あるときから突然レッスンにいらっしゃらなくなってしまって。
インスタのDMでつながっていたのでご連絡を差し上げたところ、「乳がんになってしまった」とのご連絡をいただき、心配をしていました。その後、しばらく経ったときにその方が元気になってレッスンに来てくださったので、事前にお手紙を用意してお渡ししたところ、とても喜んでくださって。
――そんなことがあったんですね。
そうなんです。さらにそのときの気持ちを、アンケートに書いてくださったんです。「乳がんで手術をして療養をしていた際も温かい励ましの言葉をいただいていました。その後やっと真奈加先生のレッスンにたどり着き、メッセージカードを用意してくださっていて、泣きそうになりました。レッスン中も温かく見守ってくれていて、ヨガをすること以上の幸せをいただいています」と。
お客様の人生に、少しは影響を与えることができたのかなと思いとてもうれしかったです。そしてこのアンケートによって、お客様からのアンケート内容に送られる社内賞も受賞することができたので、私の心の支えとなっている出来事のひとつです。
――それはうれしいですね。
はい。私はヨガインストラクターのやりがいは、お客様に感謝されることだと思っています。「昨日すごくがんばったから、良く寝られました」、「今日、すごく汗をかけました」ということから、人生が変わったというようなことまで感謝されると大きな喜びを感じますし、何にも代えられない瞬間です。
――今後の目標を教えてください。
外部のイベントやメディア出演など、「LAVA」の顔としてもっと活躍できればいいなと思っています。
――やはり活動のベースは「LAVA」にあるのですね。
そうですね。やはり私は「LAVA」のことが好きなんだと思います。社会に出て最初に勤めた会社で思い入れもありますし、自分が一番成長でき場所だと思っています。
また「LAVA」は業界最大手の会社なので、そこでインストラクターとして活躍できているというのも、社会的な信頼につながっていると感じます。
――ヨガインストラクターとして「LAVA」で働くことの魅力は、どんなところにありますか?
一番大きいのは、みんなが正社員だというところではないかと思っています。「LAVA」は一店舗あたり5人から10人のスタッフでお店を運営していくのですが、ほぼ毎日顔をあわせる、とてもつながりが深い仲間だと感じています。そしてその仲間みんなで、お店を盛り上げていこうと一丸となって取り組める、この「LAVA」の雰囲気が私は大好きです。