【子育て応援メソッド】未経験から店舗責任者へ。ワーママになってもキャリア継続中! スリムビューティハウス穂坂未央さん♯1
美容業界で働くワーママ・パパに仕事と育児の両立についてお伺いする「子育て応援メソッド」。今回は、スリムビューティハウス新宿三丁目店・副店長の穂坂未央さんにインタビューさせていただきました。
イタリアンのシェフからエステティシャンに転身した穂坂さんは、3才の女の子のママ。時短正社員に早番固定、家事をご主人と分担し、お子さんが体調不良のときは他のスタッフに施術を替わってもらうなど工夫を凝らしてワーママをされています。
お話を伺ったのは
スリムビューティハウス新宿三丁目店
穂坂未央さん
イタリアンのシェフからスリムビューティハウスに入社し、エステティシャンに転身。吉祥寺店で店長を経験し、産後は時短正社員として復帰。現在、新宿三丁目店で副店長を務める。エステティシャン歴8年目。3才の女の子のママ。自社のメソッドで14キロのダイエットに成功した経験を持つ。
わたしも人事部長のような女性になりたい
――エステティシャンになったきっかけを教えてください。
以前はイタリアンレストランで働いていたのですが閉店になってしまい、派遣社員を経験しました。その後、きちんと正社員として働きたいと思っていたので、さまざまな企業が集う女性のための転職セミナーに参加したんです。そこでスリムビューティハウスの人事部長とお話させていただいたのが、エステティシャンを目指すきっかけになりました。
人事部長の以前のお写真を見せていただき、肌荒れや体型を気にしていたお話などを伺いました。わたしも幼少期からずっとアトピーや体型を気にしていたので、目の前にいるとても素敵な方が「スタッフもお客さまもきれいになれるから」とおっしゃるお話はとても魅力的に感じましたね。今後、自分が目指していきたい女性はこんな人かも! わたしもエステを学びたいという思いで入社しました。
――調理のお仕事に未練はなかったですか?
調理の仕事はとにかく朝から晩まで仕事で、一生続けることを考えると不安だったので、他業種への転職に抵抗はありませんでした。
――ママになったのは入社何年目でしたか?
入社5年目で、娘はいま3才になります。
――産休・育休はどれくらいとりましたか?
産休前に有給も合わせて申請したので、トータル1年2ヶ月くらいお休みをいただきました。仕事と育児を両立していくことを考えると、それ以上仕事から離れてしまうことは不安だったんです。
――技術面でですか?
それもありますが、当時別の店舗の店長をしていて、若手のスタッフのことも気になっていたんですね。娘も春生まれなので、途中入園するよりは4月から保育園生活を始めたほうがいいのではと思い、娘がちょうど1才になるときに職場復帰しました。
――保育園探しは大変でしたか?
保育園に入りにくいエリアではありましたが、希望しているところに入園できました。自宅から通勤に使う駅までの範囲内で、とても雰囲気の良い保育園です。
無理なく働けるありがたい環境に感謝
――現在はフルタイムですか?
時短勤務の正社員かパートとして復帰する形のどちらかを選択できたのですが、わたしは正社員の時短勤務で復帰しました。
――時短だと何時間勤務ですか?
基本的に10:30~17:45(45分休憩)の6時間勤務です。遅番だと最終出勤時間が13時なのですが、それだと保育園のお迎えに間に合わなくなってしまうので早番を固定させていただいています。無理なく働けるありがたい環境に本当に感謝しています。
――仕事と育児を両立する上で、他に助けられている人や制度はありますか。
娘が2才になるまではなかなか体調が落ち着かなくて、ときどき保育園からのお迎え要請がありました。そんなときも他のスタッフが「すぐお迎えに行ってあげてください」と、業務を引き継いで対応してくれました。制度ではないのですが、スタッフのそういった気遣いや応援が本当にありがたいです。
――土日の勤務もあるのですか?
はい。土曜は保育園が開いているので勤務しています。保育園のない日・祝日はお休みをいただいています。
洗濯と食後の後片付けは主人が担当
――ご主人やご家族の協力体制は?
それぞれの両親が1時間以内の距離に住んでいるので、月に一度は娘と一緒に遊んでくれるのが嬉しいですね。主人は平日休みの仕事をしているので、休日は一日中子どもを見てくれますし、家事は役割分担制しています。洗濯と食後の後片付けを担当してくれるので助かっています。
――イクメンなんですね。
徐々にそうなってくれたんです。育休中はわたしがずっと家にいるので、子どもが寝ている間はひたすら家事をしていました。なんとなくその延長で職場に復帰して半年くらいはすべての家事育児をひとりでこなしていましたが、ワーママは思ったよりも大変で…。今後わたしが仕事を続けたほうがいいかどうか夫婦で話し合い、主人は「今後も仕事を続けてほしい」という意向だったので、そのときから家事育児の役割分担をすることにしました。
――役割分担することでラクになりましたか?
わたしの起床・就寝時間をある程度一定に保つことができるようになり、だいぶ楽になりました。
――1日のタイムスケジュールを簡単に教えてください。
――子育てで大変なことは?
いまは落ち着きましたが、夜泣きがひどかった時期は、自分も寝不足になってしまって体力的に厳しかったです。でもママ友の話を聞くと、もっともっと大変な思いをしている方がたくさんいます。娘はなんでも食べてくれるし、育児で困ることは少ないほうなんだと思います。育児に寝不足はつきものと思って乗り越えました。
――子育てで楽しいことは?
出産前は子どものことを「コミュニケーションがとれない生き物で苦手」だと思っていたのですが、産んでみるととにかくかわいくて、楽しく育児できていると思います。
穂坂さんが仕事と育児の両立で助けられているものは
時短に早番固定など恵まれた環境で仕事と育児の両立ができている穂坂さん。復帰後、両立がツライと思ったとき、ご主人ときちんと話合いの場を持ったことが楽しく両立できているコツですね!
1. 時短勤務と早番固定
2.子どもの体調不良時、施術を替わってくれるスタッフ
3.夫と家事を役割分担
後編ではスリムビューティハウスのメソッドでご自身もなんと14キロ体重を落とすことができたお話を伺います。
取材・文/永瀬紀子