【子育て応援メソッド】日常の育児の様子が伝わるようにパパもママ友ライングループに参加enherb大丸東京店 櫻井政子さん♯2
enherb大丸東京店にハーブアドバイザーとして勤務する櫻井政子さん。櫻井さんは、小学生と保育園2人の兄妹のママでもあります。
前編では、ワーママ櫻井さんが考える育児が仕事に役立つこと、また子どもの急な体調不良時でも責任感のある対処の仕方などを伺いました。
この後編では、仕事と育児を両立する上で助けられているママ友・パパ友のこと、またご自分の癒しにもなっているという自社製品について教えていただきました。
enherb大丸東京店
ハーブアドバイザー櫻井政子さん
ハーブ専門店enherb勤務歴13年。ハーブの知識ゼロからスタートし、各種研修を重ねて、現職はハーブアドバイザーとして活躍。お客様ひとりひとりのカウンセリングに当たり、より良い商品を提案する。8才の男の子(小4)と5才の女の子(保育園年長)のママ。
兄妹両方のお迎えを頼めるママ友は最強助っ人
――お子さんの預け先は、学校や保育園で間に合っていますか?
基本的には、保育園や学童の送迎時間に間に合うように、9:00~16:00勤務にしてもらっています。どうしても、退社時間を過ぎてからお客様対応をしなければいけないときや電車の遅延などの場合は、近所のママ友に助けてもらっています。
実家は千葉なので突然のことに対応してもらうには少し遠いですし、コロナ禍なので高齢の両親には預けられないんですよね。ファミサポさんも、よく知らない方に子どもを預けることに抵抗がないと言ったらうそになるので、まだ利用したことがなくて…。
たまたま上の子と下の子が同じ学年のママ友が何人かいるので、どうしてもお迎えに行けないときは、兄妹2人のお迎えをお願いすることもあるんです。本当に、ママ友なしでは回せないというほど頼りにしています。
――それは助かりますね。
息子がサッカーをしているのですが、わたしが土曜出勤の日は、サッカーの前後に学童に行ってほしいんですね。でも、学童に友だちがいないと、行きたがらないんですよね。そんなときは、よく知っているママ友の家に待機させてもらうこともあります。
8才の息子にひとりでごはんを食べさせるのはまだかわいそうなので、お弁当を持たせて、一緒に食べさせてもらうんです。もう、第二の家というか、親戚のようにお付き合いさせていただいています。
――お弁当を持たせるとママ友に気を遣わせずにいいですね。
ときどき食事をごちそうになったり、わたしも用意することもあるんですけどね。「いつでも言ってね」と声をかけあって、お互い協力しています。そのママ友は、お互いのパパもグループラインのメンバーになっているんですよ。
――パパもですか?
子どもの預け先を確保することは、これくらい大変なんだよということを夫にも分かってほしいんですよね。
オンもオフも自社のマスクスプレーで気分すっきり
――ご自身の生活の中にハーブをどのように取り入れていらっしゃいますか?
どこへ行くにも、ハーブティーを持ち歩いています。朝起きたときの気分や体調に合わせて、すっきりとか甘めとか飲みたいハーブティーを淹れます。でき上がっているブレンドのときもあれば、どんなお茶とも相性がいいミントでさわやかブレンドにすることも多いです。水分はごくごく飲みたいから、熱湯で淹れてから少し冷ましたものを500mlの水筒で持参しています。
――ハーブティー以外にも活用していますか?
さまざまなシーンでアロマを利用しています。ベルガモット、ミント、オレンジなど、そのときの気分に合った精油でルームスプレーを作って、気持ちのいい空間づくりをしています。拭き掃除をするときは、布にミントの精油を垂らすとすっきりとした仕上がりになります。それから、シトロネラ、ミント、レモングラス、ラベンダーなど虫が嫌う香りの精油でアウトドア用のスプレーも手作りしています。
自社製品で重宝しているのが、マスクにスプレーするブレンドオイルです。アルコールが入っていないので香りが飛びにくく、ミントやラベンダーの香りでとてもリフレッシュできます。疲れを感じるときもシャッキリするので、お店でも一日3回くらいつけていますね。
――実践されているリラックス方法はありますか?
アルニカ花エキスが配合されたボディジェルを愛用しています。アルニカには、つらさを緩やかにほぐす働きがあるので、朝起きたときや寝る前に首筋や肩に塗るだけでだいぶ楽になります。立ち仕事なので、足のむくみも気になりますが、休憩中やお風呂上りにふくらはぎに塗るとスッキリして気分も軽くなります。
――最後に、今後の目標を教えてください。
お客様に商品をご提案する際、より説得力を増すためにメディカルハーブの資格を取得したいです。新種のハーブもどんどん出てくるし、この仕事は、インプットとアウトプットの繰り返しなので、常に学ぶ姿勢が必要だと感じています。ハーブに詳しいお客様から教えていただくこともありますね。
母としては、子どもがやりたいことができたときに自分の力を発揮できるように、おいしいご飯や温かい居場所を提供できればいいなと思っています。
櫻井さんが仕事と育児の両立で助けられているものは
櫻井さんが仕事と育児の両立で助けられているものは以下の3つです。
1.家族ぐるみでつき合うママ友・パパ友
2.ストレス解消に愛用中の自社製品
3.資格取得で学びを深め、接客に活かす
小学生と保育園の兄妹の育児をしながら、enherbでハーブアドバイザーとして働く櫻井さん。子どもの急な体調変化のときも、ご主人がいる場合はとりあえず出勤して、遅番のスタッフが来るまでは仕事をするという責任感のある仕事スタイルを心がけています。そんな櫻井さんの真摯な姿勢を応援したくて、ママ友・パパ友が力を貸してくれるのだと思いました。
取材・文/永瀬紀子