【子育て応援メソッド】凝り固まった価値観を捨て、柔軟な目線で楽しむ育児の面白さ/ unCALiNオーナーアイリスト 高山直子さん ♯2

美容業界で働くワーママにインタビューする「子育て応援メソッド」。ゲストは引き続き、「unCALiN(アンカラン)」オーナーアイリストであり、インフルエンサーとしても活躍する高山直子さんです。

出産をきっかけに働き方を変えようと決意した高山さんは、ご自身も創業へ関わった会社から2021年に独立。組織に所属しなくなったことで、理想のライフスタイル実現だけでなく、仕事面でも活躍の場が広がったと語ります。

後編では、祖父母の育児サポートと上手に付き合うコツや、ご自身のリフレッシュ法などについてお聞きします。

【お話を伺ったのは・・・】

高山直子さん
大阪府出身。アイラッシュ&アイブロウサロン「un CALiN(アンカラン)」代表。女性の美のトータルプロデューサーとして雑誌やTVなど、さまざまなメディアで活躍中。また、この夏2歳になる娘と二匹の愛犬に囲まれたライフスタイルでも注目を集める。料理好き、器好きの一面もあり、SNSのタグ「#なおコロ食堂」にもファンが多い。
Instagram @nao_70koro

祖父母の子育て観も尊重しながら、家族みんなで成長を見守る

――ご家庭ではパートナーと家事・育児をどのように分担されているのですか?

共働きの我が家は、基本的にすべてを分担するというルールになっています。あとは、夫の母が大きな戦力になってくれていますね。

――お義母様には、どんなサポートをお願いしているのですか?

夫も美容業界で働いているため、どうしても夫婦の忙しい曜日が重なってしまいます。試しに土曜保育も利用してみたものの、いつもと違う保育園の雰囲気に娘がうまく順応できなかったんです。あまりにも嫌がる姿が可哀想で、週末のうち1日は義母に預かってもらうことにしました。

現在は、土曜日はおばあちゃん・日曜日はママ・月曜日はパパと過ごすというのが娘の生活スタイル。結果的に娘は週休3日になるため、保育園の疲れを溜めなくてすむし、他の4日間は機嫌良く登園してくれていて助かっています

――それは心強いですね!「おばあちゃんの日」は、娘さんにとってもリフレッシュできる楽しい時間になりそうです。

そうなんです。まだ2歳前ですし、自宅では甘味の強いおやつを食べさせないようにしているのですが、ある日おばあちゃんの所から戻ってきた娘からめちゃくちゃ甘ーい香りが漂ってきて(笑)。何食べたの?って聞いたら「クリームパン!」って言うんです。「美味しいものが食べられて良かったね、おばあちゃんの日はスペシャルだもんね」と一緒に喜び合いました。

――祖父母との子育て観の違いに悩んでしまうママもいると思いますが、高山さんはその世代間ギャップをどうクリアしていますか?

どうしても譲れない部分だけシェアできれば良いかなと考えています。例えばさっきのおやつの話なら「虫歯が心配だから、チョコはまだあげないでください」とだけ義母に頼んでいます。

あれもダメ・これもダメと神経質になってしまうと預かる方も困るだろうし、子育て経験のある祖父母世代は過去を否定されたような気持ちになるかもしれませんよね。命に関わることでない限り、多少の価値観の違いに目くじらを立てる必要はないと思っていて、むしろ家庭や保育園だけでは経験できないことを知る良い機会だと捉えています。娘に関わる全員がハッピーであることが一番ですから。

――義両親と良好な関係を築いていらっしゃるのが伝わってきます。うまくやっていくコツなどはありますか?

週に1回、義母の貴重な時間をいただくわけですから、パートタイムの仕事として御礼をお支払いしています。やはり最初は「孫の面倒を見ることにお金なんていらない」と固辞されましたが、家族としての好意に甘えるだけだといずれお互いが無理をして破綻する場面が出てくると思って。「子守りは仕事」としてある程度割り切って考えた方が、双方が遠慮なく要望を伝えられるし、結果的には娘のためにもなるんじゃないでしょうか

子ども服を選ぶことが今一番楽しいと話す高山さん。「自分が着るものと同じようにトレンドや着心地にこだわって、今しかできないファッションを親子で楽しみたいです。」

育児は思い詰めず楽しむことが大事

――忙しい毎日、息抜きはどうされていますか?

月に2回、夫と休みを合わせて「ファミリーデー」を作っています。この日は3人で色んな場所へ出かけ、家族の時間を目一杯満喫します。あと、毎日のお風呂はたっぷり1時間くらいかけ、ゆったりとくつろぐことが最大のリフレッシュ法ですね。

妊娠前は女子会だ会食だと外出が多かったため、遊びに行けなくなるのは嫌だななんて思っていました。でも実際に育児がスタートすると、疲れていて夜はさっさと寝たいし「遊びたい欲」がパタっと消えちゃって(笑)。ちょうど世の中全体がコロナで自粛に入ったのと、周りの友人達に妊娠・出産が相次いだこともあり、自由時間がなくなったというストレスは感じずに済んでいます。

――育児への心配事や不安を感じることはありますか?

困っていることはあまり思い付かないかも…。娘は絵に描いたような駄々っ子で、思い通りにいかないと床を転げ回るようなタイプ。でも私はそれを見てイライラするのではなく「これが噂のイヤイヤ期か、面白いなぁ」とついカメラを回してしまうんですよ(笑)。割と肩の力を抜いて育児を楽しめているように思います。

――子どもの成長を大らかに受け止められる理由はどこにあるのでしょう?

長い間犬を飼ってきたことが影響しているかもしれません。ペットと子どもでは全然違うとはいえ「私がいないと生きていけない相手」の命を預かる責任の重さは同じかなと思います

――守らなければいけない対象がいると、仕事をする上で配慮が必要な場面も多いですものね。

そうそう。出張の予定を入れるにしても、犬たちの預け先や送迎スケジュールを考えて手配して…と調整しなくちゃいけないことだらけでした。こちらがいくら疲れていても、ごはんを食べさせたり遊び相手になったり、完全に自分の都合だけで動くことって難しいじゃないですか?それは子育てと同じですよね。常に誰かのことを気に留めながら暮らす、というライフスタイルに慣れていたのが良い予行演習となりました

美容業界で仕事と育児の両立を目指す方へ

せっかくの技術職なのだから、手に職があるという強みを最大限に活かしてほしいと思います。スキルと魅力さえあれば、どんな働き方だって叶えられるのがこの業界ではないでしょうか?

例えばうちのスタッフは、プライベートの都合により土日休みで働いています。もちろんお店としては、土日に入れる人材が欲しいのが本音。けれどシフトに制限があるというマイナス要素を考えてもなお、彼女の高い技術力や人間性の方が得難いものだと感じられ、一緒に働いてもらうことを私は選択しました。

育児や介護、病気療養など、働き方に制限のある人ってたくさんいると思います。でもそれをハンデとして捉え、無理して自分を既存の枠にはめ込むのではなく、柔軟な視点でオリジナルのキャリアプランを描いてみてくださいね


高山さん流!毎日の育児ライフをハッピーに過ごすための3か条

柔らかな日差しが差し込むサロンでインタビューに答えてくれた高山さん。彼女のお話には、日々の育児を明るく軽やかに楽しむためのヒントがたくさんありました。

1 自分らしい生き方・働き方を追求する行動力

2 子どもに大人の都合を押し付けないという価値観

3 肩の力を抜いて子育てを楽しむおおらかさ

取材・文/黒木絵美
撮影/石原麻里絵(fort)

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事