セラピストはスクールに通う必要がある?|メリットや種類・資格などについて紹介

セラピストのスクールは、一般的に国家資格が必要な理学療法士やあん摩マッサージ指圧師など大学や専門学校に通う学校を表しているのではなく、アロマセラピストやカラーセラピストなどの民間で資格を取得できる場のことを「スクール」と表しています。

今回は、セラピストは必ずスクールに通う必要があるのかについてやスクールに通うメリット、種類などを紹介します。

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セラピストのスクールとは

セラピストのスクールとは、セラピストになりたい人が通うスクールのことを指しています。「セラピスト」と一言で言ってもボディ系、アロマ系、心理系などさまざまなジャンルがあります。

「スクール」は民間で運営している資格の取得や施術の技術の取得などができる場であり、大学や専門学校と比べて金銭面的にも時間的にも気軽に通いやすいのが特徴です。

すでにセラピストとしての店舗を持ち、施術者としても経験を積んだオーナーが独自の教育カリキュラムを組んで開校していることもあり、1人で受ける場合もあれば、ほかのスクール参加者と合同で学ぶ場合もあります。

セラピストはスクールに通う必要がある?

まずそもそもセラピストになるために、必ずしもスクールに通って資格を取得する必要があるのでしょうか。一般的には病院など国家資格が必要な場所で働く場合を覗いて、個人でサロンを開く場合などは資格がなくても開業することは可能です。

病院などで勤める理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師・はり師/きゅう師などは国家資格が必要です。そのため、大学や専門学校に通って資格を取得しなければなりません。

しかし、個人でセラピストとして開業する場合や、セラピストとして店舗に勤める場合などは資格がなくても働くことができます。働いていく中で、実践的に技術を身につけセラピストになることができます。

スクールではなにを学ぶのか

資格の取得が必ずしも必要ではない中でなぜスクールに通ったり、資格を取得するのでしょうか。それは専門的な知識の習得や資格を取得することにより、就職の幅が広がったり、お客様からの信頼を得ることができるからです。

セラピストのスクールでは具体的に何を学ぶのでしょうか。セラピストの民間団体が認めている資格の種類にはさまざまなものがあります。

・リフレクソロジー
・アロマトリートメント
・カラーセラピー
・心理セラピスト
・リンパセラピスト
・アーユルヴェーダ
・エステティシャン
・ロミロミ
・ベビーマッサージ など

では、国家資格や民間資格も含めると具体的にどのようなジャンルに分けられるのかみていきましょう。

医療系のセラピスト

医療系のセラピストには、以下のようなものがあります。病院や介護の現場で働いたり、個人で開業している場合もあります。国家資格が必要で大学や専門学校に通う必要があります。

・理学療法士 基本的動作の回復のため運動療法や温熱、電気等を用いてリハビリを行う
・作業療法士 基本的動作の維持や改善を目指し服などの着脱練習などの習得の支援を行う
・あん摩マッサージ指圧師 あん摩・マッサージ・指圧の3つの技術を使い身体の不調を解消
・はり師/きゅう師 鍼や灸を使って全身にあるツボに刺激を与え治療を行う
・柔道整復師 手術をせず整復・固定などを行い治癒能力を最大限に発揮させる施術を行う
・言語聴覚士 ことばに関する専門的サービスを提供し自分らしく生活できるよう支援する など

ボディ系のセラピスト

ボディ系のセラピストは、以下のような民間資格があります。主に体に対してアプローチを行い、血行やリンパの流れ、骨格などを整え、心身ともに癒すことを目的としています。

・エステティシャン ハンドでのボディ・フェイシャルケア、美容機器による脱毛、痩身
・カイロプラクター アメリカ発祥の骨格にアプローチする手法
・リフレクソロジスト 足裏をメインにツボを刺激を行う

メンタル系のセラピスト

メンタル系のセラピストは、以下のような民間資格があります。

・心理セラピスト カウンセリングを用いて相談者のストレスや悩みなどのサポート
・カラーセラピスト 色彩により心理状態を読みとり癒していく
・アートセラピスト 描いた絵により心理状態を読み取り癒していく
・アニマルセラピスト 動物が持っている癒し効果により心身を癒す など

このようにひとくくりに「セラピスト」といっても国家資格のものもあれば、民間資格のものもあり、さまざまなジャンルに分かれて存在しています。セラピストとして共通しているのは「人の心や体を癒す」を目的としていることです。

セラピストがスクールに通うメリット

セラピストになるにあたって、スクールに通うことにメリットはあるのでしょうか。実際の現場では、自分の目指すセラピストの方向性を決めたあとに、それに関する資格を取得して働くという流れでセラピストを目指す人が多いようです。

スクールに通うことは以下のようなメリットがあり、働き出してからもすぐに即戦力として活躍しやすいでしょう。

体の知識が身につく

スクールでは、まず座学で基本的な体に関する知識や技術の内容に関してしっかりと学ぶので、体に関する知識が身につきます。スクールによって学ぶ内容はさまざまですが、筋肉や骨格、血流やリンパなどの知識を身につける場合もあります。

基本的な体に関する知識を持った上で行う施術は、より適格なものになり、お客様から信頼感を得られやすくなります。

実技実習などの体験ができる

スクールに通うことで先生のいる前でモデルを用意して実際に実技をみてもらえたり、もしくは先生に実技を行い、細かい部分まで指導してもらえることが多いです。

細かい部分まで行き届いた施術や、練習によりスムーズに施術に関してお客様に説明できるようになります。

働きだしてから同時進行で学ぶよりは、時間的にも余裕があり、施術に関する知識をしっかりと身につけられます。

資格を取得できる

ほとんどのスクールでは、スクールに通うことで資格を取得できます。資格を取得しておくことで就職の幅が広がったり、お客様から施術に関する信頼を得やすいなどメリットに働くでしょう。

また、資格の取得ができなくても専門的な知識を学べることでその後のサロンワークで役立てることができます。

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セラピストになるにはどんなスクールに通うのか

スクールに通ってセラピストになりたいと考えた方は、どのようなスクールがあるか調べてみましょう。

一般的に「スクール」とは、サロンの先生が開校しているものを指すと考えられますが、ここからは大学や専門学校も含めてどのような学校やスクールがあるのか紹介します。

専門学校

・ミスパリビューティ専門学校
現役エステティシャンが推奨する美容専門学校として全国1位を2年連続獲得している美容専門学校です。世界で活躍できる美容のプロフェッショナルとして実用レベルの英語教育なども行っています。

「美しい」ということにこだわっており、普段の立ち振る舞いや身だしなみ、言葉遣いなども学ぶことができます。

通信講座

・資格のキャリカレ リンパケアセラピスト資格取得講座
資格のキャリカレにてリラクゼーションカテゴリで人気NO1を獲得している講座です。オイルケアトリートメントの基礎や精油の知識が身につきます。

体のしくみやリンパトリートメントなども幅広く学べ、サロン開業に向けた接客の知識なども学習できます。カリキュラム終了後は、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)のリンパケアセラピスト資格やアロマテラピスト資格を在宅で受験可能です。

大学

・池坊短期大学 京都府  環境文化学科 トータルビューティーコース
アロマセラピスト・ネイリスト・ビューティーアドバイザー・美容部員・メイクアップアーティストなどを目指せる学科です。本格的な設備が整った実習室があり、美容に関する幅広い知識が身につきます。

また、マナーやコミュニケーションスキルを磨くことができ、美容業界で即戦力として活躍できるようになります。

・京都大学医学部 人間健康科学科先端リハビリテーション科学コ-ス先端理学療法学講座
理学療法士として活躍していける知識が身につく学科です。最大の特徴は、附属病院で実践されている、先端医療での臨床教育に学生が参加できる環境にあることです。

理学療法士として科学的根拠のある医療が行えるよう基礎教育科目・セミナー・卒業研究などを行い、科学的なものの見方を養っていきます。

サロンの先生が開校しているスクールに通う

・アロマ・リンパセラピスト協会(ALTA)の認定資格が取得できるスクール BERRY  ベリー
リンパ・フェイシャル・バランスボディ・腸リンパ・ハンド・フェイシャル・開業アドバイスなど幅広い施術手法と開業についての知識を学ぶことができます。

技術の工程だけでなく、なぜそれを行うのかなどの理論の部分からしっかりと学べます。また、低予算でのサロン開業方法や利益の出し方などエステサロンの経営に関する部分も学ぶことができます。

・彫刻リンパ®スクール 彫刻リンパ®プロフェッショナルコース
深リンパへアプローチし感情や臓器にも働きかけ副交換神経を優位にすることで自律神経やホルモンバランスを整える彫刻リンパについて学べ、ディプロマを取得できます。有名雑誌への掲載もある、たった1回で効果を実感できるようなオリジナルのテクニックが身につきます。

開業にあたってのメニューやPOPの作り方なども学ぶことができます。国際ライセンスも取得可能で、独立開業時に役立ちます。

セラピストがスクールに通うための主な費用

上記でスクールを紹介したようにセラピストがスクールに通うための主な費用は通信講座などでは4万円ほどから、専門学校や大学では数100万円ほどかかります。

費用については差がかなりあるので、自分の目指す方向性や今の状況、予算なども踏まえた上で学びたい施術を絞るとよいでしょう。

自分の目指すセラピストのジャンルを定めて学ぼう!

セラピストのスクールにはさまざまなジャンルがあり、費用も高いものから低いものまであるとわかりました。スクールに通うことでじっくりと専門知識が身につき、お客様からの信頼も得られやすいです。

しかし、セラピストは今の自分の状況に合わせてスクールを選ぶ、もしくは就職して実践の中で学ぶなどを選択することができる仕事です。セラピストになりたいという夢を諦めずに今の自分に合ったスクール選びや進路を決めていきましょう。

引用元サイト
ミスパリビューティ専門学校

資格のキャリカレ リンパケアセラピスト資格取得講座

池坊短期大学 京都府  環境文化学科 トータルビューティーコース

京都大学医学部 人間健康科学科先端リハビリテーション科学コ-ス先端理学療法学講座

アロマ・リンパセラピスト協会(ALTA)の認定資格が取得できるスクール BERRY  ベリー

彫刻リンパ®スクール 彫刻リンパ®プロフェッショナルコース

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