セラピストから転職を考える5つの理由とは? おすすめの職種を紹介!

セラピストは、日々の施術を通して多くのお客様の心身の健康をサポートしています。その一方で、セラピストという職業には特有の苦労や課題も存在します。その苦労から、転職を考えている人もいるようです。

そこで今回は、セラピストが抱える悩みに焦点を当て、具体的な理由や転職を考える際のヒント・今後のキャリアプランを考えた転職先の探し方などを解説します。

セラピストの方が自分の状況を客観的に見つめ、より良い未来へ一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。

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セラピストが転職を考える5つの理由とは?

セラピストは、お客様の心身の健康をサポートするやりがいのある仕事です。しかしその一方で、さまざまな理由から転職を考える人も少なくありません。

セラピストが転職を考える理由は多岐にわたりますが、主な理由としては、体力的な負担・精神的なストレス・人間関係のトラブル・収入の低さ・拘束時間の長さや休みの取りにくさが挙げられます。

これらの要因が複合的に重なり、セラピストとしてのキャリアを続けることが困難になるケースも少なくありません。

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1. 体力が必要で疲れが蓄積する

セラピストの仕事は、お客様に癒やしと健康を提供する素晴らしい仕事ですが、セラピストは体力的な負担が大きいです。とくに、ボディートリートメントなどの施術をおこなうセラピストの場合、一日中立ちっぱなしであったり、 大きな動作を繰り返したりすることが多く、体にかかる負担は想像以上。

長時間の施術や、お客様一人ひとりに合わせたていねいな対応は、セラピストの体に大きな負担をかけ、疲労が蓄積する原因となります。

2. 精神面でも負担が大きい

セラピストの仕事は、精神的な負担も大きい仕事です。とくにメンタル系のセラピストは、お客様の悩みや不安を受け止めて共感することが求められるため、精神的なエネルギーを消耗してしまいます。

また、お客様との信頼関係を築き、安心して施術を受けてもらうためには、常に高いコミュニケーション能力や共感力・忍耐力が求められます。お客様の期待に応えようと努力するあまり、自分自身の感情を押し殺してしまうことも少なくありません。

3. 人間関係のトラブル

セラピストの仕事は、一見すると個人プレーのように見えます。しかし実際は、サロンやクリニックといった職場で、他のスタッフと協力しながら働くことがほとんどです。

そのため、職場での人間関係がうまくいかないと大きなストレスとなり、仕事へのモチベーションを低下させる原因となることも。セラピストの仕事は個人のものですが、サロンワークはチームでおこなうもののため、協調性のないスタッフがいると、それだけで問題が起きやすくなってしまいます。

4. 収入が低め

セラピストの仕事は体力や精神力を大きく消耗するにも関わらず、収入が低いと感じる人も少なくありません。セラピストの給与は、経験やスキル・勤務先・地域などによって異なりますが、一般的には他の職種と比較して低い傾向にあります。

「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、セラピストを含む「その他のサービス職業従事者」の平均給与は、約394万円。一方、国税庁が公表する「令和5年分 民間給与実態統計調査」では、全給与所得者数の平均給与は460万円とされているので、やや低い水準だといえるでしょう。

ただし、この統計にはセラピスト以外の職種も含まれているため、セラピストだけの平均給与を正確に把握することはできません。

引用元
政府統計の総合窓口(e-Stat)|賃金構造基本統計調査 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
政府統計の総合窓口(e-Stat)|賃金構造基本統計調査1 一般_職種(小分類)
国税庁|令和5年分 民間給与実態統計調査

なお、求人サイト「リジョブ」に掲載されているセラピストの求人データでは、以下のようになっています。

正社員

月給下限

月給上限

平均

スタッフ

205,956円

366,056円

286,006円

店長(候補)

236,738円

405,569円

321,154円

 

アルバイト

時給下限

時給上限

平均

スタッフ

1,116円

1,644円

1,380円

店長(候補)

1,156円

1,794円

1,475円

 

業務委託

月給下限

月給上限

平均

スタッフ

234,127円

522,595円

378,361円

店長(候補)

236,400円

464,933円

350,667円

※2024年1月

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5. 拘束時間が長め・休みが平日

セラピストは、お客様の都合に合わせて働く必要があるため、拘束時間が長くなりがち。とくにサロンやクリニックなどの営業時間が長い場合や、予約制でお客様の対応をする場合は勤務時間が不規則になりやすく、十分に休息を取ることが難しい場合があります。

また、土日祝日や年末年始などの繁忙期に忙しくなり、休みが平日になることも少なくありません。そのため、家族や友人と休みが合わず、プライベートな時間を充実させることが難しいと感じる人もいるようです。

ワークライフバランスを重視する人にとっては、セラピストの仕事は長く続けることが難しいと感じるかもしれません。拘束時間の長さや休みの取りにくさを改善するためには、勤務先の労働条件を見直したり、フレックスタイム制や時短勤務などの制度を利用したりするなどの対策が必要ですが、それでも改善が見られない場合は、転職を検討することも視野に入れましょう。

セラピストから転職するのにおすすめの職種は?

セラピストとして培ってきた知識やスキルは、他の職種でも十分に活かすことができます。しかし、いざ転職を考えるとなると、「どんな仕事が自分に合っているのか」「セラピストの経験をどう活かせるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

ここからは、セラピストの経験を活かしやすいおすすめの職種を見ていきましょう。

1. 美容部員

施術を通してお客様に美や健康をサポートしてきた経験は、美容部員として働く際に大きな強みとなります。お客様一人ひとりの肌の悩みや希望をていねいにヒアリングし、最適な化粧品やスキンケア方法を提案する仕事は、セラピストとして培ってきたコミュニケーション能力やカウンセリングスキルを活かすことができるでしょう。

また、美容に関する知識や技術も、お客様へのアドバイスや施術に役立ちます。

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2. ヨガインストラクター

セラピストと同じく、体に関わる職種であるヨガインストラクターも、セラピストからの転職におすすめです。ヨガインストラクターは、ヨガのポーズや呼吸法を指導し、生徒の心身の健康をサポートする仕事です。

セラピストとして培ってきた体の構造や機能に関する知識は、ヨガの指導にも役立つでしょう。また、お客様の心身の状態を把握してそれぞれに適切なアドバイスをするスキルも、ヨガインストラクターとして活躍するために必要です。

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3. ネイリスト

未経験からでもスキルを身につけて始めやすい職種として、ネイリストもおすすめです。ネイリストはお客様の爪のケアをしたり、カラーリングやネイルアートを施したりして指先を美しく彩る仕事です。細かい作業が得意な方や、美的センスに自信がある方に向いています。

また、お客様とのコミュニケーションも重要となるため、セラピストとして培ってきた接客スキルも活かすことができるでしょう。

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4. レセプション

接客スキルを活かせる職種として、レセプションもおすすめです。レセプションとは、ホテルやエステサロン・クリニックなどで、お客様の受付や案内・電話対応などをおこなう仕事です。

お客様に笑顔で対応し、気持ちよく過ごしていただくために、セラピストとして培ってきたコミュニケーション能力やホスピタリティ精神を活かすことができるでしょう。また、お客様の要望を的確に把握し、スムーズな対応をすることも、レセプションの重要な役割です。

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自分に合った転職先を探す方法とは?

セラピストからの転職を成功させるためには、自分に合った転職先を見つけることが重要です。しかし、どのように転職先を探せば良いのか分からないという方もいるかもしれません。ここからは、自分に合った職場を探すための方法を見ていきましょう。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、求職者の希望やスキルに合った求人を紹介してくれるプロのアドバイザーです。セラピストの経験やスキルを活かせる職種や、希望する条件に合った求人を探してくれるだけでなく、履歴書や職務経歴書の書き方・面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。

自分が進みたい業界に強いエージェントを利用するのがおすすめです。

求人サイトで探す

求人サイトを利用するのも、転職先を探す方法の一つです。求人サイトでは、さまざまな職種の求人が掲載されており、そのなかから自分の希望する条件で絞り込んで検索することができます。

自分の希望する条件やスキルに合った求人を探したら、サイトからそのまま直接応募することも可能です。転職エージェントと同じく、自分が進みたい業界に強い求人サイトを利用するのがおすすめです。

履歴書で気をつけたいポイントとは?

転職活動において、履歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類です。採用担当者は、履歴書を通してスキルや経験・人となりを判断します。ここからは、履歴書を作成する際に気をつけたいポイントを見ていきましょう。

基本的な書き方をおさらいしておこう

まず、基本的な書き方をおさらいしておきましょう。履歴書の作成では、誤字脱字に気をつける・修正液は使わない・ていねいに書くなど、基本的なマナーを守ることが大切です。また、学歴や職歴は略字や略称を使わず正確に記載し、嘘や誇張はしないようにしましょう。

志望動機はどう書けばいいの?

志望動機は、採用担当者がもっとも注目するポイントの一つです。なぜその企業で働きたいのか、セラピストの経験をどのように活かせるのかを具体的に記述することが大切です。熱意や意欲を伝えるだけでなく、企業の理念やビジョンに共感していることを示すことも重要です。

1. なぜ転職したいのかをしっかり考える

まず、なぜ転職するに至ったのかを振り返って考えましょう。セラピストの仕事で何に不満を感じていたのか、転職で何を成し遂げたいのかを明確にすることが、志望動機の重要なポイントです。

2. 自分の経験やスキルを整理して書き出す

次に、自分の経験やスキルを整理して書き出し、自分の強みを確認しましょう。セラピストとして培ってきたコミュニケーション能力や接客スキル・専門知識などは、他の職種でも活かせるスキルです。自分の強みを明確にすることで、強くアピールすることができます。

3. 応募企業と転職理由やスキルとの接点を結びつける

最後に、応募したい企業とこれまで整理した自分の転職理由やスキル・強みとの接点を探して結びつけましょう。企業の理念やビジョン・事業内容などをよく調べ、自分のスキルや経験がどのように貢献できるのかを具体的に記述することが大切です。

具体的なエピソードを交えて作成することで、より説得力のある志望動機になります。

面接で気をつけたいポイントとは?

面接は、企業がスキルや人となりを見極める場であるとともに、応募先に直接アピールができる機会でもあります。成功のためには、事前の準備が不可欠です。企業理念や事業内容を理解し、自己分析で強み弱みを把握、想定される質問への回答を準備しましょう。

当日は、清潔感のある身だしなみで時間厳守。丁寧な言葉遣いとハキハキとした態度を心がけ、笑顔で面接官の目を見て話しましょう。

自己PRでは、スキルや経験を具体的に説明し、企業への熱意を伝えます。退職理由を聞かれた際は、前向きな理由を述べましょう。最後に、企業への関心を示す質問をすることも忘れずに。これらのポイントを押さえ、自信を持って面接に臨みましょう。

自分に合った職場でスキルを活かして活躍しよう!

今回は、セラピストが転職を考える理由やセラピストからの転職でおすすめの職種・転職活動のポイントなどを紹介しました。

セラピストとして培ってきたスキルや経験は、他の職種でも十分に活かすことができます。自分に合った職種や職場を見つけ、新たなキャリアをスタートさせましょう。

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