まつエクにビューラーは使ってもいいの? どうしても使いたい時の対処法とは?
まつエクの施術を受けると、まつ毛がくるんと上向きになります。しかし、時間が経ってカールが弱まったように見える時や、ぱっちりアイメイクをしたい時などは、もっとまつ毛を上向きにしたくなるかもしれません。そのような時に、ビューラーを使ってもよいのでしょうか。
ここでは、まつエクにビューラーを使ってよいのか、どうしても使いたい時の対処法などについて、ご紹介します。
まつエクにビューラーは使ってもいいの?
まつエクは時間が経つとカールが弱まったり、弱まっているように見える場合があります。たとえば、地まつ毛に合っていない素材や、熱に弱い素材を使用している場合や、地まつ毛が伸びてきたことでカールもゆるくなったように見えているのかもしれません。
くるんとしたまつ毛を取り戻したいからといって、まつエク後にビューラーを使うのはおすすめしません。その理由を解説します。
まつエク中は使用を避けて!
まつエクを装着している時には、基本的にビューラーの使用はやめましょう。まつエクだけでなく、地まつ毛にも大きなダメージを与えてしまうおそれがあるからです。
以下で、まつエク後にビューラーをするリスクを説明します。
1. まつエクが抜けやすくなる
一般的なカーラータイプのビューラーは、まつ毛をはさんで圧力をかけていく方式です。まつエクの接着部分に圧力がかかると、せっかく装着したまつエクが抜けやすくなったりします。
さらに、ビューラーは広範囲のまつ毛を一度にはさむため、一度に多くのまつエクが取れてしまうかもしれません。せっかくのまつエクを長持ちさせるためにも、ビューラーの使用はやめましょう。
2. 地まつ毛やまぶたへの負担も大きい
ビューラーを使うと、まつエクだけでなく地まつ毛にも圧力がかかります。引っぱられて負担がかかった地まつ毛が弱ってしまい、そこにまつエクの重さも相まって抜けてしまうかもしれません。また、毛根が弱ってしまうと、次に生えて来る地まつ毛も弱まる可能性もあります。
今後またまつエクをする際に、自分の理想のデザインができなくなったり、長持ちしにくくなったりするかもしれません。
さらに、ビューラーはまぶたへも負担をかけることがあります。まつエクがついていることで根本が見えづらくなり、まつ毛とともにまぶたも引っぱられたり、まぶたをはさんでしまったりするからです。ケガやたるみなどの原因になるおそれがあります。
3. まつエクにあとがついて戻らなくなる
まつエク装着時にビューラーを使ってしまうと、まつエクにあとがついてしまったり、折れ曲がってしまったりするおそれがあります。地まつ毛は、水に濡らせば癖や曲がりを戻すことが可能です。しかし、まつエクの素材は水に濡らしても戻りません。
一度変形してしまったまつエクをもとの形状に戻すことはたいへん難しいため、せっかくのまつエクの美しいカールを崩さないためにもビューラーの使用は避けましょう。
マスカラをつけた状態での使用もNG
まつエク装着後、マスカラの使用はNGではありません。しかし、さらにビューラーを使うのは避けるべきです。マスカラがついていても、ビューラーを使用するリスクは変わらないため、避けましょう。
ちなみに、ウォータープルーフなどのマスカラをつけてしまうと、落とす時につい強くこすってしまい、まつエクと地まつ毛への負担が大きくなってしまいます。また、クレンジング剤がグルーを溶かしてしまい、まつエクが取れてしまうことも。
マスカラを使うならまつエク専用のマスカラとクレンジング剤を使い、まつ毛への負担を減らすためにもビューラーの使用はやめましょう。
どうしてもビューラーを使いたい時には?
ビューラーは地まつ毛やまつエクに負担をかけてしまい、まつ毛やエクステの抜けを招くおそれがあります。そのため、まつエク装着時は原則ビューラーの使用を避けるべきです。
しかし、まつエクの状態やシーンによっては、どうしても使いたくなることもあるでしょう。ここでは、ビューラーを使いたくなる場面と、まつエクにも使えるビューラーについてご紹介します。
ビューラーを使いたくなるのはどんな時?
まつエクが下がっている気がした時や、特別なシーンに向けてしっかりとしたアイメイクをしたくなった時にビューラーを使いたくなるかもしれません。ここでは、ビューラーを使いたくなる場面についてご紹介します。
1. 地まつ毛が伸びて重さで下がってきた時
まつエクの装着時はまつ毛の長さに合わせて施術されるため、カールがもっともきれいに揃っている状態です。しかし、次第に地まつ毛が伸びてくると、伸びた地まつ毛の重さでまつ毛が下がってしまうことも。
カールが不揃いになってしまうため、ビューラーでカールを揃えたくなるかもしれません。
2. もう少しカールさせて華やかさを出したい時
ふだんはまつエクをしているだけの状態で満足していても、特別なシーンではもっと華やかなカールにしたいと思うシーンもあるでしょう。たとえば、特別なデートの日や、友人の結婚式などのイベントなどでは、ビューラーを使ってぱっちりした目元をつくりたくなるかもしれません。
3. 地まつ毛が下がってきた時
もともと地まつ毛が下向きに生えている方には「リフトアップ」というオプションを提案し、下がっている地まつ毛をしっかり立ち上げてからまつエクをつけることがあります。
リフトアップ効果の持続力には限界があり、早いと数日で効果が切れてしまうことも。効果が薄れるとまた地まつ毛が下がってしまうため、ついビューラーを使いたくなるかもしれません。
どうしても使いたい時にはホットビューラーがおすすめ!
まつエク装着時のビューラーは避けるべきとわかっていても、きれいな目元をつくるために使いたくなることもあるでしょう。
どうしても使いたい場合は、ホットビューラーがおすすめ。直接まつ毛をはさんで力を加える必要がないため、地まつ毛やエクステへのダメージを抑えられるからです。ここでは、まつエク装着時にホットビューラーを使用する際の注意点をご紹介します。
やけどに注意しよう
ホットビューラーは電源を入れるとヒーターが熱くなり、モードによっては70~80度前後にまで達します。使用時にはまぶたなどのやけどに気をつけましょう。目元の皮膚は弱いため、万が一やけどをしてしまうと跡が残ってしまうこともあります。
グルーが溶けないように根本には近づけない
まつエクのグルーは熱に弱く、耐熱温度は約80度です。そのため、80度以下に温度設定できるホットビューラーを使ったほうが安心です。
また、ホットビューラーをまつエクの根元ぎりぎりまで近づけないように注意しましょう。グルーが溶けやすくなってしまいます。
まつげとエクステが乾いた状態で使用する
洗顔後すぐにメイクをする方も多いかもしれませんが、地まつ毛やまつエクが濡れた状態でホットビューラーを使うのは厳禁。水分が一気に蒸発してしまい、地まつ毛のキューティクルを傷つけてしまうおそれがあります。
キューティクルが傷ついたまつ毛は水分や栄養が失われやすくなるため、成長が止まったり抜けたりするかもしれません。
ホットビューラーの使い方をおさらいしよう!
まつエク装着時にホットビューラーを使う際は、まずまつ毛とまつエクをしっかり乾かしましょう。タオルなどで優しく押さえて水分を取り除き、ドライヤーの冷風をあてると数十秒から数分で乾かせます。
ホットビューラーは80度以下に設定し、まつエクを接着した根元ぎりぎりに使うのは避けましょう。まぶたや目元などのやけどにも要注意です。
ビューラーを使わない方法はある?
ビューラーを使わずにカールを持続させるなら、カールのはっきりしたデザインを選ぶ方法があります。たとえば、CカールやSCカールなど、ビューラーで上げたようなしっかりとしたカールをつくれるエクステを使うとよいでしょう。
ビューラーを使わずとも理想のカールを維持しやすい方法を、カウンセリング時に提案してみることをおすすめします。また、洗顔や入浴の後にドライヤーを使う際に、冷風をまつエクに下からあてるとカールが戻ることもあるので、応急処置として覚えておくのもおすすめです。
まつエクをつけている時におすすめのホットビューラー3選を紹介
まつエクをつけている時でも、ホットビューラーなら使用が可能です。ホットビューラーには、ヒーター部分をあてるだけのスティックタイプと、まつ毛をはさむカーラータイプがあります。やけどを避けたい方は、スティックタイプのほうが安心です。
ここでは、まつエク装着時におすすめのホットビューラーについてご紹介します。
パナソニック|まつげくるん つけまつげ用 EH-SE70
コーム型のヒーターにまつ毛をはさんで仕上げるカーラータイプのホットビューラー。つけまつ毛にもおすすめです。
クリップ部分でまつ毛をはさんで、ヘアーアイロンのようなイメージでカールしていきます。裏面はコーム型になっており、まつ毛にあてるだけで立ち上げることも可能。目頭や下まつ毛など細かな部分も仕上げられます。
パナソニック まつげくるん つけまつげ用 EH-SE70
ビューティフルエンジェル|美ルル ホットボーテ
まつエクやつけまつ毛にも使用可能なまつ毛ドライヤー。コーム部分から約53度の温風と常温風が出る仕様です。温風を出しながらまつ毛を根元から持ち上げると、上向きカールを作っていけます。
まつ毛をヒーターにはさんだり、直接ヒーターを当てたりせずに済むので、やけどのリスクやまつ毛のダメージを抑えられるでしょう。まつエクサロンと共同で開発された商品なので、まつエクにも安心して使えます。
美ルル ホットボーテ
グッズマン|ハリウッドアイズ ホットアイラッシュカーラー
コーム部分をあてて使うタイプのホットビューラーです。熱式なのでカールの持ちもよく、モデルやメイクさんなどメイクのプロも推奨しています。マスカラ後・まつ毛パーマ後・まつエク・つけまつ毛にも使用可能です。
また、カールに適した温度に調整する機能を搭載しているため、加熱しすぎによるやけどや、低温でのカール失敗を避けられます。
グッズマン:ハリウッドアイズ ホットアイラッシュカーラー
まつエクにビューラーは基本的にNG!
まつエクの装着時は、基本的にビューラーの使用をおすすめしません。ビューラーで力を加えてしまうと、せっかくのまつエクが抜けたり、デザインが崩れたりするからです。どうしても使いたい場合には、いくつかの点に注意したうえでホットビューラーを使いましょう。
また、カールの強いデザインを選ぶと、ビューラーを使わずにカールを長持ちさせられます。まつ毛・まつエク・まぶたなどへの負担が少ない方法を考慮した施術を受けられるようにしましょう。
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引用元
パナソニック まつげくるん つけまつげ用 EH-SE70
美ルル ホットボーテ
グッズマン ハリウッドアイズ ホットアイラッシュカーラー