セラピストの本音を調査!仕事の大変さや待遇、やりがいはどうなの?
セラピストという仕事に就いている人々は、どのような思いで仕事と向き合っているのでしょうか。実際にセラピストをしている人の本音を知りたいものです。
そこで、セラピストが胸に抱えている本音を、仕事面と待遇面に分けてお伝えします。また、仕事のやりがいも解説するので、興味のある人は参考にしてみてください。
セラピストの仕事に対する本音
セラピストとして働いていると、いろいろな本音が出てきます。そこで、実際にセラピストが仕事に対してどんな気持ちを抱えやすいのかを見ていきましょう。
肉体的に負担がかかる
セラピーでは、手指を使ってお客様のボディにアプローチする機会が多く、力を入れなければならなかったり手荒れや乾燥が起きたりと体に大きな負担がかかります。
また、施術に体全体を使うので腰痛などが起きる・疲労がたまるなどの症状も起こりやすいことが特徴です。ハンドケアや体調管理に気をつけましょう。
コミュニケーションが難しい
セラピストは、職業柄さまざまなお客様と接さなければなりません。当然コミュニケーション能力が求められます。
人によって話しやすさや受け止め方も違うので、会話をするなかで常にお客様の気持ちに配慮し、相手に不快感を与えないか、失礼と思われないかなどを意識することが必要です。
また、お客様によっては、話が好きでセラピストのプライベートなことまで聞いてくる方もいます。あまり踏み込んだ質問をされるのが好きでない場合、うまく交わす・別の話題で話を逸らすなどの対応も必要になるかもしれません。
労働時間への不満|休憩が取りづらい・急な残業など
セラピストの労働時間は日によってまちまちになる場合があるため、不満を抱えるセラピストもいます。
予約状況によっては、休憩がきちんと取れないまま次の接客をしないといけないなどの事態が起こることも。また、お客様が急にメニューを追加したり遅刻してきたりすると、施術時間が予定外に長引いて予期せず残業になってしまう、というケースも起こりえます。
お客様の気持ちがわかりづらい
お客様によっては、施術中に不満や気になる点があっても言わない人もいます。そのため、お客様の本音が伝わってきづらいことがあります。
もちろんセラピスト側からも尋ねることが大切ですが、力加減はよいのか、室内の温度は大丈夫かなど、心地よくないと感じたら我慢せずに伝えてほしいと考えているセラピストも多いです。
また、お客様が体勢がきついと感じたときは、無理せず楽な姿勢を取ってほしいとも思っています。
お客様の疲れをもらってしまう
セラピーを訪れるお客様は、疲れがたまっており癒やしを求めてくることが多いもの。そんなお客様たちと接し続けることによって、お客様のマイナスの状態や感情がセラピストに移ってしまうこともあります。
接客中はお客様の気持ちをしっかり受け止めなければなりませんし、神経も使わなければなりません。しかし、終わったあとには気持ちの切り替えや、適度な発散をすることが重要です。
職場の人間関係が大変
セラピーサロンは女性の多い職場。店舗によっては、職場のなかで、指名を増やしたいあまりスタッフ同士でお客様の取り合いになったり、スタッフ内で派閥ができて不穏な空気ができたりすることもあるようです。
もちろん、おだやかな人柄のスタッフばかりなど、良好な関係の職場もありますし、努力したり周りの人に相談したりして解決できることもあるので、悩み過ぎないようにしましょう。
セラピストの待遇に対する本音
前章では、セラピストの仕事に対する本音をお伝えしました。つづいては、待遇面に関する本音をチェックしましょう。
はじめは給料が低め
念願のセラピストとしてデビューしても、新人のうちはスキルもキャリアもないため、給料が低い場合が多いです。時給や基本給が定められているサロンもありますが、完全歩合制や指名制など、いかにお客様を取れるかで給料が変わってくるケースも。
しかし、経験が増えてきたり資格を取ったりすることによって、給料が上がる可能性も高まります。諦めずに続けていくことが大事です。
ノルマがきつい
サロンによっては、ノルマが課せられる場合もあるのが事実です。新規契約や売上などのノルマがあると、どうしても負担に感じてしまう人もいます。
しかし、達成できればインセンティブを受け取れるなど、給料に反映されることもあるので、意欲的に頑張れる人なら逆に向いているかもしれません。
福利厚生が少ない
勤務先や雇用形態によっても違いますが、健康保険・厚生年金・退職金などの福利厚生がついていなかったり、最低限しかないサロンも。
一方で、各種社会保険はもちろんのこと、社員割引や社員旅行など充実した福利厚生が望める職場ももちろんあります。社員割引で自店のサービスを受けられたり、社員旅行に連れて行ってもらえたりするのはお得です。
福利厚生を重視する人は、給与とあわせて求人情報でもよくチェックしましょう。
セラピストの仕事にはやりがいもある
ここまで見てきたように、「本音」というとマイナス面が多くなりがちです。しかし、どうぞご安心ください。セラピストは、やりがいもたくさん感じられる仕事です。そこで、改めてセラピストという職業の魅力を取り上げましょう。
お客様に喜んでもらえる
自分の手技によってお客様の不調が緩和されたり解消されたりすることにより、喜びを感じてもらえ、感謝されるのは大きなやりがいのひとつです。自分も嬉しくなるうえ、さらに頑張ろうという気になれるでしょう。
手当や昇給で収入が増える
お客様から指名してもらえたり資格を取得したりすると、手当をもらえるのが一般的です。また、経験やスキルに応じて、基本給が上がる・ボーナスがもらえるなどの可能性があります。
初任給は高額ではないかもしれませんが、セラピストとしての経験を積んでいくなかで給料が増えると、仕事に対するモチベーションも一段と上がってくるでしょう。
好き・得意を仕事に活かせる
セラピストという職業は、人と接したりコミュニケーションを取ったりするのが得意な人、アロマが好きな人などが、自分の興味関心を仕事に活かすことができます。
自分の好きなことに関する知識や技術を存分に発揮できることは、大きなやりがいにつながるのではないでしょうか。
独立を目指せる
セラピストとしての経験を積みながらスキルを磨き、将来的に独立して自分の店を持つことも可能です。
自分がオーナーになれば、職場環境を気にせずフレキシブルに働けるうえ、自分の理想を形にすることができるので、起業願望がある人はぜひ目指してみてください。
セラピストの本音には不満も見られるがやりがいも大いにある仕事
セラピストの仕事におけるさまざまな本音を見てきました。お客様・スタッフとの人間関係や、体力的な部分、収入面など、つらい面・大変なこともありつつ、お客様から喜んでもらえて給料も上がっていくなど、やりがいも多いことが特徴です。
人に癒やしを与えて喜んでもらいたい人にはぜひ目指してほしいおすすめの仕事なので、今後の道に悩んでいるなら挑戦してみてはいかがでしょうか。