まつエクのコーティング剤とは? メニューに取り入れるメリットと注意点を紹介

まつ毛に人工毛を装着して、濃さや長さを出したり目を大きく見せたり、さらにはメイクの時間まで短縮できるまつエク。せっかくお客様にまつエクを施術するのですから、できるだけ長い間きれいな状態を保ってもらいたいですよね。

そこでおすすめなのが、まつエクのコーティング剤を使用すること。今回の記事では、まつエクのコーティング剤とはどういったものなのか、メニューに取り入れるメリットは何があるのか、使用する注意点や選び方など、まつエクのコーティング剤について解説していきます。

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まつエクのコーティング剤とは?

はじめに、まつエクのコーティング剤とはどういうものなのかについて見ていきましょう。

まつエクのコーティング剤とは、まつエクを施術したあと、根元から毛先までをコート(保護)してくれるアイテムです。まつエクをしっかりコートすることで、そのままにしておくよりも長い間きれいな状態を保ち、まつエクの持ちをよくしてくれる効果があります。

まつエクのコーティング剤の効果については、以下で詳しく紹介します。

メニューに取り入れるメリットとは?

まつエクのコーティング剤をメニューに取り入れまつエクとあわせて施術することで、お客様はさまざまなメリットを得ることができます。

まつエクのコーティング剤を使用するメリットや詳しい効果について紹介します。

1. グルーを保護してくれる

まつエクは、グルーと呼ばれる接着剤で地まつ毛に1本1本装着する技術です。グルーは水分や皮脂に弱く、時間が経過するにつれて接着力が落ち、まつエクが外れてしまいます。

コーティング剤でまつエクをコートすることで、水分や皮脂からグルーを保護し、接着力を保ってまつエクを長持ちさせる効果が期待できます。

2. 摩擦を減らしてくれる

目元は手に触れやすく、日常生活のなかでも洗顔をするなどで摩擦が起こりやすい場所です。また、瞬きなどの動きや風などでまつエク同士が接触することでも、摩擦が起きてしまいます。

摩擦は刺激となり、カールが取れてしまったり、まつエクが外れてしまったりする原因となってしまいます。コーティング剤を塗ることでまつエクの摩擦を減らし、持続力を高めてくれるでしょう。

3. まつエクを補強してくれる

コーティング剤のなかには、グルーを補強してくれるものもあります。グルーを補強することでまつエク自体の補強にもつながり、デザインの崩れを防止して長持ちさせてくれるでしょう。

4. まつ毛を美しく見せてくれる

まつエクのコーティング剤を塗る際には、まつ毛の毛流れを整えます。毛流れを整えることで向きや角度のバラつきが揃い、それとともにコーティング剤によってツヤが与えられるため、より美しく見せてくれる効果があります。また、毛流れを整えることでカールの向きも揃うため、カールUP効果も期待できます。

5. ボリュームUP効果も見込める

まつエクのコーディング剤のなかには、色が付いているものもあります。黒などの色付きタイプの場合、マスカラのようなボリュームUP効果も期待できます。

なお、コーティング剤はマスカラのようにその日のうちに落とすものではありません。そのため、ナチュラルにボリュームアップした華やかな目元を、数週間楽しむことが可能です。

6. コスパが良い

まつエクのコーティング剤はさまざまな理由で通常よりまつエクを長持ちさせてくれます。コーティング剤の使用により、次の施術までの期間を空けることができるので、お客様にとってコスパがよくなるというメリットもあります。

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メニューに取り入れる際の注意点とは?

まつエクのコーティング剤にはたくさんのメリットがある一方で、注意しなければならないポイントもあります。メニューに取り入れる際、どんな点に気をつけなければならないのか、注意点を見ていきましょう。

1. 適切な使用頻度を守る

まつエクのコーティング剤は、ものによって適切とされる使用頻度が異なります。誤った頻度で使用してしまうと、かえってまつエクの持ちが悪くなってしまう可能性も。

お客様が頻繁に塗り直しを望まれても、適切な使用頻度を守って施術をおこなわなければ効果が得られないことをきちんと説明しましょう。

2. グルーが硬化しきってから使う

グルーは硬化するまでに時間を置く必要があります。グルーが乾ききらないうちにコーティング剤を使用すると、グルーが水分に反応して白くなる白化現象が発生してしまったり、グルーの接着力が弱くなったり、コーティング剤も効果が発揮できなかったりといった、さまざまな可能性が考えられます。

そのため、コーティング剤はグルーが完全に硬化しきっていることを確認してから使用しましょう。

3. 施術前にお客様へ注意点を説明する

施術後にお客様にも注意していただきたい点もあるので、施術する前にきちんと説明をしておきましょう。

たとえば、重さが増して地まつ毛の負担が増えてしまうといったリスクや、触りグセがあって頻繁に目元に触れてしまう方は取れやすくなることがあるなどです。

まつエクのコーティング剤はどう選ぶ?

まつエクのコーティング剤にはいくつかの種類があり、何を基準に選べばいいのか迷ってしまいますよね。ここからは、まつエクのコーティング剤の選び方について見ていきましょう。

1. 成分で選ぶ

まつエクのコーティング剤は商品によって成分が異なり、主に美容成分が多いものとコーティング成分が多いものの2種類にわけられます。それぞれの成分の特徴を紹介します。

美容成分が多いもの

美容成分が多いコーティング剤は、まつエクのコートをしつつ、保湿や育毛に有効とされる成分が入っており、地まつ毛のケアも同時におこなうことができます。一方で、コーティング力はやや弱めで、皮脂や水分に弱いです。

コーティング成分が多いもの

コーティング成分が多いものは、撥水性が高く汗などの水分や皮脂に強いため、汗をかきやすい暑い季節や、スポーツをするときにおすすめです。

美容成分が多いコーティング剤と比較するとキープ力は高いものの、地まつ毛のケア力は弱いので、コーティング剤とは別にまつ毛美容液などを使用しなければなりません。

2. 形状で選ぶ

コーティング剤はまつ毛に塗って使用するもののため、細かい作業が求められます。そのため、自分の使いやすい形状で選ぶという方法もあります。

ブラシタイプ

ブラシタイプは、マスカラのようなブラシ状になっているため、マスカラを使い慣れている人にとっては馴染みやすい形状で、取り出すだけで簡単に塗ることができます。根元から毛先までカバーできますが、ブラシの形や大きさによってはひっかかりやすかったり、細かな点に届かせるのに難しかったりするデメリットもあります。

チップ・筆タイプ

小さなチップタイプや毛先が細くなっている筆タイプは、グルーの部分を重点的にカバーしたいなど、ピンポイントで作業したい場合におすすめです。

3. 色で選ぶ

コーティング剤は基本的に無色透明ですが、色がついているものもあります。目的によって色のあるものとないものを使い分けましょう。

無色

無色のものは目立ちにくいので、塗るのに失敗しても直しやすく、ナチュラルな仕上がりでどんなメイクとも馴染みやすいのが特徴です。

色つき

黒い色がついているタイプは、まつ毛のボリュームアップ効果があるのが特徴です。ツヤ感も出やすいため、華やかでインパクトのある目元になります。

反面、無色のものと比較するとダマになった際に目立ちやすいため、高い技術が求められます。

メリットと注意点を押さえてサロンメニューに取り入れよう

コーティング剤は、まつエクの施術後に塗ることでまつエクを長持ちさせ、より美しく見せたりボリューム感を出したりすることができます。まつエクが長持ちすると次の施術までの期間が長くなるため、お客様にとってコスパがよくなるというメリットもあります。

反面、グルーが硬化しないうちに使用してしまうと、効果が出ないどころかまつエクが取れやすくなるなどのリスクも考えられるため、使い方に気をつけなければいけません。

今回紹介した内容を参考にコーティング剤をサロンのメニューに取り入れ、お客様に提案してみてはいかがでしょうか。

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