リフレクソロジーと足つぼの4つの違い|リフレクソロジストに向いている人の共通点も紹介

手を使ったマッサージで足裏をマッサージする施術方法に、リフレクソロジーと足つぼマッサージがあります。しかし、足裏をマッサージするという共通点を知っていても、両者の違いについてはよくわからないという方も多いのではないでしょうか?

今回は、リフレクソロジーと足つぼマッサージの概要やそれぞれの違い、さらにリフレクソロジストに向いている人の4つの共通点について紹介します。

両者の違いを知って、自分がリフレクソロジストを目指したいかどうかを考えるきっかけにしてみてください。

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リフレクソロジーとは

リフレクソロジーとは、「Reflex(反射)」と「Logy(学問)」という英単語を組み合わせた言葉で、「反射学」という意味をもちます。

足裏や手にある、反射区と呼ばれる末梢神経が密集したエリアを手を使って刺激することで、各反射区に対応した臓器・器官の機能を回復させ、メンタルを改善し、自然治癒力、免疫力を向上させる効果が期待できます。

足つぼマッサージとは

足つぼマッサージとは、足つぼ・経穴を指圧やマッサージで刺激する施術です。お客様が不調を感じている箇所に対し、ピンポイントに働きかけるのが特徴だといえます。施術によって、臓器や器官の働きや、肩こりや頭痛の改善などが期待できるでしょう。

リフレクソロジーと足つぼの4つの違い

リフレクソロジーと足つぼマッサージの違いは、その起源や効果、施術方法にまとめられます。具体的な違いについて知って、両者の施術の特徴を確認しましょう。

1.起源が違う

リフレクソロジーの起源は、古代エジプトにまでさかのぼります。ピラミッドの壁画にリフレクソロジーの記録が残っており、ミイラの身体からは施術の痕跡が見つかっています。

リフレクソロジーを体系化したのはアメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルドで、反射区や施術の効果を解明し、後に「リフレクソロジー」と命名されました。

1917年に彼が発表した「ゾーン・セラピー」という著書は、イギリスやドイツなどの欧州、中国や韓国、台湾などのアジア圏にまで浸透した経緯があります。

それに対して、足つぼマッサージの起源は中国にあるとされています。2000年以上前から足つぼに対する施術が行われ、リフレクソロジーよりも早く体系化されたのが特徴です。

2.期待される効果が違う

リフレクソロジーと足つぼマッサージによって期待される効果は異なります。具体的には、下記のような効果の違いが見られるのが特徴です。

【リフレクソロジー】
・反射区に応じた臓器・器官の働きを改善
・心身をリラックスさせる
・身体を温める
・免疫力を上げる
・新陳代謝をアップさせる

【足つぼマッサージ】
・足つぼに応じた臓器・器官の働きを改善
・老廃物の排出を促す
・血行・リンパの流れを良くする
・冷え性を改善する
・足のむくみをとる

リフレクソロジーは主に身体を温める効果やリラックス効果などが期待でき、施術によって心身をリフレッシュできるのが特徴だといえます。

それに対して、足つぼマッサージは体調不良の改善や血行・リンパの流れを改善するといった、身体の異常や不安を解消するためのマッサージという側面が強いです。

3.施術方法が違う

リフレクソロジーは反射区というエリアを面で刺激し、足つぼマッサージは足つぼ・経穴を点で刺激するというポイントが、両者の施術方法において大きく異なります。

リフレクソロジーの施術は、反射区を刺激することで関連する複数の器官に対して作用しますが、足つぼマッサージの場合は、気になる箇所に対してピンポイントで作用します。

また、リフレクソロジーの場合は手や指で反射区に対して施術しますが、足つぼマッサージの場合には指圧やマッサージに加え、鍼灸を使用して施術する場合もあるでしょう。

なお、鍼灸の施術を行う場合には、国家資格のはり師・きゅう師の免許が別途で必要です。

4.指圧の強さが違う

リフレクソロジーは、反射区を優しくもんで施術する一方で、足つぼマッサージは足つぼ・経穴をちょうどいい強さで押して施術する点が異なります。

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リフレクソロジストに向いている人の4つの共通点

リフレクソロジーに興味関心があって、リフレクソロジストを目指したいという方もいるでしょう。リフレクソロジストに向いている人の特徴・共通点を知って、自分自身に向いているのかどうかを考えてみましょう。

1.コミュニケーション能力がある

リフレクソロジーは心身をリラックスさせる施術です。施術における技術力はもちろんですが、お客様にとって気持ちのいい会話やコミュニケーションを提供し、満足度の高い接客を提供できる人に向いています。

また、コミュニケーションをとっていくなかで、施術によって解消したい身体の不安や悩みについて聞き出す能力も求められます。後述する観察眼とあわせて、会話の中で求められていることを引き出せる人材が、リフレクソロジストには適任です。

2.観察眼がある

当日の体調や施術中の様子を観察して、その時に応じて柔軟に施術を提案し、お客様一人ひとりにとってベストなサービスを提供できる人がリフレクソロジストに向いています。

お客様が求めているサービスを提供するためには、お客様のちょっとした反応や会話内容から推測して、最適だと思われるサービスを提案できる能力が求められるためです。

3.営業能力がある

お客様にマッサージや接客スキルを魅力的にアピールできるような営業スキルがある人は、リフレクソロジストに向いています。

たとえば、お客様の氏名や顔、職業、持病といった個人情報を覚えたうえで接客・営業することで、お客様の好感度を高め、ひいては指名の獲得につなげられる可能性が高いでしょう。

4.人の身体の不調を治したいという強い願望がある

リフレクソロジストは、お客様の心身のストレスや異常を改善する職業です。そのため、人の身体の不調を直したいという強い願望がある方に向いています。

満足度の高いサービスを提供するためには、身体構造や反射区と各臓器との対応関係、アロマや食事が体にもたらす効果・影響についてよく知っておく必要があります。

リフレクソロジーと足つぼの違いを知って、リフレクソロジストに適正があるのかを考えよう

リフレクソロジーと足つぼマッサージの大きな違いは、施術によって得られる効果や施術方法、対象箇所を押す強さといったポイントです。

前者は末梢神経が集中している反射区を優しくもんで心身をリラックスさせるのに対して、後者は足つぼを押すことによって、各臓器・器官の機能改善を目指します。

リフレクソロジストに向いているのは、コミュニケーション能力や観察力、営業に長け、人の体調を良くしたいという想いのもとで知識を増やし、スキルを伸ばせる人です。

リフレクソロジーと足つぼマッサージの違いや、リフレクソロジストとしての適性、提供することを確認して、自分自身が目指したい職業かどうかを考えてみましょう。

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