エステティシャンの仕事を辞めたい!退職後はどんな転職先がある?

エステティシャンとして働くなかで、つらさや悩みを抱えて「辞めたい」と感じる人もいます。しかし、どんな面が大変・つらいと感じるのでしょうか。エステティシャンが退職したくなる理由としてよく聞かれることはいくつかあるので、知っておきましょう。

また、エステティシャンを辞めたあとにはどんな仕事をすればいいのか、おすすめの転職先も紹介するので、ぜひ仕事探しの参考にしてみてください。

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エステティシャンの仕事上の悩み・辞めたくなる理由

エステティシャンとは、お客様の「キレイになりたい」という願望をエステティックによって叶える仕事です。一見華やかな職業に感じられますが、過酷な労働環境である場合もあります。

そこで、エステティシャンが仕事において抱えやすい悩みや、退職したくなる理由としてよく挙げられる項目を解説します。

1. 労働時間が長く休みが少ない

仕事帰りや週末の休みを利用して来店するお客様が多く、夜遅くまで、また土日祝日関係なく営業しているサロンが多いです。シフト制であることが多く、また人手不足などの理由も相まって、勤務時間が長いこともよくあります。

また、同様の理由により休みがなかなか取れない場合も。プライベートの時間が少ない、家族と休みを合わせづらいといった悩みを抱える人も多いことは事実です。

2. ノルマが厳しい

サロンによっては、1日の売上目標や月々の契約金額など、ノルマが課される店もあります。達成できなかったら自腹で化粧品などを買ったり、同僚同士で契約し合ったりして補填させられるケースもあり、ノルマが大きな重圧に。

さらに、ノルマ未達成だと給料に響くこともあり、経済的に厳しいと感じる人も多いです。

3. 体力の面できつい

エステティシャンの仕事は施術中立ちっぱなしなので、慢性的な腰痛に悩まされている人が多く、ヘルニアになる場合もあります。ずっと立っていることから脚のむくみも起こりやすいです。

また、もみほぐしに力を使うため、腱鞘炎や肩こりなどを抱えることも。このように、肉体的なつらさを感じて辞めたくなってしまう人もいます。

4. 給料が安い

上記のような大変さがあるわりに給料が低い、という声も聞かれます。

エステティシャンの月収は、令和4年度のハローワーク求人から見たデータで22.7万円、年収は、令和4年賃金構造基本統計調査から算出されたデータで322.8万円と、決して高い水準ではありません。給与面で不満を持つ人が多いのもうなずける結果です。

引用元
エステティシャン – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

エステティシャンの給与満足度に関する記事
【エステティシャンの給与満足度】あなたは収入に満足できていますか?アンケート調査をもとに徹底解説!

5. スタッフ同士やお客様との人間関係が大変

エステ業界で働く人はどうしても女性が多く、職場内での人間関係に悩みを抱える人も少なからずいます。ギスギスしていたり、お客様の取り合いなどによる対立が勃発したりするサロンも。

また、お客様からのクレームや施術によるトラブルなどが起きる可能性もあり、人間関係に疲弊して辞める人も少なくありません。

エステティシャンのキャリアが役立つ転職先候補

前章のような理由から、やむを得ず転職を考える人もいるかもしれません。そこで、エステティシャンとしてこれまで培ってきた経験やスキルが生かせる、おすすめの転職先を紹介します。

美容関連メーカー

化粧品や美容機器などを扱う美容関連メーカーへの転職です。エステティシャンとして実際の現場を見てきた経験が役に立つでしょう。なお、メーカーといっても、製造や営業だけでなく事務やサポートデスクの仕事もあります。

アロマセラピスト

アロマオイルでお客様に癒やしを与える仕事です。エステと似た部分もありつつ、エステのような高額商品を売ることはないので、エステティシャンより向いていると感じる人もいます。似たような業界なので、即戦力としての活躍も期待できるでしょう。

受付・事務職

エステティシャンというと施術をするのがメインと思われがちですが、お客様を迎えたり予約を管理したり会計や売上集計をしたりといった事務仕事もあります。その経験を生かせるので、人によっては受付や事務の仕事が向いていることも。

さらに、事務関係の仕事は、労働時間がきっちりしており残業が少ないことが多いので、エステティシャンよりも肉体的な負担を感じにくいです。

独立開業する道も

「エステサロンに雇用されていたことにより悩みやストレスを抱えていたけど、エステの仕事は好き」という人もいるはず。そこで、自分で店を持つという手もあります。

自分で開業すれば、プライベートの時間も確保しやすいです。自由な働き方をしながら、サロン勤務で得た経験とスキルを存分に発揮してみてはいかがでしょうか。

他業種からエステ業界に転職・独立した方の例

医療事務職からインドエステに転職した柳田きよみさんは、開業した地で町会に加入し、地域の方との交流を深めたことにより成功しています。顧客ゼロの状態からスタートし、わずか2カ月で黒字という実績を作りました。

「最初は全然独立を視野に入れてはいなかったですね。でも就職したサロンで、私が思った以上に営業ができてしまいまして(笑)。入社3か月で売り上げ1位になっちゃったので、それからはずっと営業・契約担当になってしまって…。これ以上売る必要がないお客様にチケットを売らなければいけなかったのも辛かったですね。しかも、私がチケットを売ったお客様には別のスタッフが施術を担当するため、自分で最後まで見届けられないんですよ。

『もっとこうした方がお客様のためになるんじゃないか』という気持ちがふつふつと自分の中で大きくなって、それを叶えるには自分でお店をつくるしかないなと思いました。」

引用元
エステティシャンの独立 町会に入って地域活動に参加したことが、亀戸の方々に受け入れてもらえたきっかけに Vol.18【柳田式インドエステ Rise 代表 柳田きよみさん】#1

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エステの仕事を円満退職するには

いくら仕事で悩みやストレスを抱えていたからといって、職場に迷惑をかけて辞めるのは社会人のマナーとしてNGです。そこで、エステティシャンが円満に仕事を辞めるためにはどうすればいいのかを押さえましょう。

繁忙期を避け、退職希望日の1カ月以上前に上司に伝える

職場を退職する場合、就業規則によって、いつまでに伝えるかという期限が決められています。一般的に、少なくとも1カ月前には、上司や店長といった立場のある人に退職の意思を伝えることが必要です。

エステ業界には繁忙期があるので、なるべく繁忙期に重ならないように配慮しましょう。

不平不満を言わない

辞めるにあたって職場にはさまざまな不満があるかもしれませんが、ネガティブな理由は伝えないようにしましょう。「学んだことを生かしつつさらにキャリアアップしたい」「ほかにやりたい仕事が見つかった」など、個人的かつポジティブな理由を挙げると好印象です。

上司に伝えたあとで他のスタッフやお客様にも伝える

上司に報告して無事に退職が決まったら、お世話になった周りのスタッフや指名してくれるお客様にも伝えなければなりません。感謝の気持ちも忘れずに添えてください。

また、突然辞めてしまっては迷惑がかかるため、自分が担当していた各業務の引き継ぎもしっかりと行うことが大切です。

エステティシャンの転職先はさまざま!自分に合った業界で活躍しよう

エステティシャンの仕事で悩みを抱えて辞める人は少なくありません。無理して働き続けるよりも、自分が心から楽しめる仕事に転職したほうがいい場合もあります。ぜひ今回の内容を参考に、円満に退職し、適した転職先を見つけてみてください。

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