【例文あり】美容部員の面接でよくある質問と回答|面接を受けるときのポイントも解説

就職・転職活動では、かならず面接がおこなわれます。職種によって質問内容が異なるため、事前に希望職種の質問事項を把握し、対策をしておくのがおすすめです。

そこでこの記事では、美容部員に特化し、よくある質問と回答の参考となる例文を紹介します。面接を受けるときのポイントもお伝えしますので、事前準備に役立ててくださいね。

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美容部員の面接でよくある質問10選

美容部員の面接では仕事に関する質問のほかに、商品やブランドに関する質問などがあります。ここではよくある質問を10個ピックアップしていますので、質問の意図と回答の例文を見てみましょう。

1. 美容部員になろうと思った理由はなんですか?

美容部員の面接では、王道の質問です。面接官は、美容部員になりたいという熱意や本気度を確認しています。美容部員を目指すようになったきっかけとなるような、具体的なエピソードを伝えることが大切です。

<例文>

繰り返す肌トラブルに悩んで〇〇店の化粧品カウンターを訪ねた際、スタッフの方が商品の事だけでなく、肌トラブルの原因やスキンケアの方法までていねいに案内してくださったことがきっかけです。

質問したことにもしっかりと答えてくださって、私の肌質に合わせたケア方法を教わったおかげで、肌荒れが落ち着きました。

終始私のためを思い、寄り添った姿勢で話してくださったことが印象深く、私もその方のような美容部員になりたいと思いました。

 

私が美容部員になりたいと思ったきっかけは、友人にスキンケアやメイクのアドバイスをして喜んでもらったことです。

中学生の頃から美容に関心が高く、勉強していました。高校生になると、周囲の友人もメイクなどに関心を持ちはじめ、相談されることが増えました。

相談に乗った友人は、「教えてもらったスキンケアに変えてから、肌荒れしなくなった」「アドバイス通りにメイクを変えたら、好きな人に褒められた」と喜んでくれました。

自分の知識が友人の役に立っていることが嬉しく、もっと多くの人の肌やメイクの悩みに応えられる人になりたいと思いました。

2. なぜ当社に入りたいのか志望動機を教えてください

志望動機は、美容部員に限らずどの業種でも聞かれます。その会社に入りたい理由をアピールすることが大切です。美容部員の面接ではブランドの志望理由を聞かれることもあり、会社やブランドについて理解しているかを見られているので、よく調べて具体的な理由を伝えましょう。

<例文>

私は乾燥肌で化粧品のアレルギーもあり、御社の〇〇という商品とメイク用品をずっと使用しています。使い始めてから、乾燥やアレルギーで悩むことがなくなり、本当に助けられてきました。

私と同じ肌質の妹にも勧めたところ、「ほかのブランドの商品は使わなくなった」と言っていて、改めて御社の化粧品の素晴らしさに感動しました。

私のように、乾燥肌やアレルギーで悩んでいる人がひとりでも多く御社の商品に出会ってほしいという思いから、御社を志望しました。

 

専門学校時代、御社の商品を使ったメイクレッスンを受けたことがあります。

下地はカバー力があるのに馴染みやすく、美容成分も入っていて、どの年代の方にも使いやすいと感じました。ほかにも、パーソナルカラーに合わせてライン使いできるセットや、刺激の少ないクレンジングなど魅力的なものが多く、自分で買い揃えました。

御社の魅力的な商品の数々をたくさんの人に知っていただきたいと思い、志望しました。

 

3. どんな美容部員になりたいですか?

入社後のイメージがしっかり持てているか、理想とする美容部員の姿はどんなものなのかといったことを確認するための質問です。同時に、採用するメリットがあるかどうかも見極めています。ブランドが求めていることなども含めて、具体的な目標を伝えましょう。

<例文>

お客様が安心感を抱ける美容部員になりたいです。

私が御社の化粧品カウンターに行った際、美容部員の方が商品のいいところだけでなく、ほかの商品より劣るところも正直に伝えてくれました。

質問したことに答えてくださっただけでなく、分からないことは先輩に確認しに行ってくれたことも覚えています。

このお店に来れば正しい情報がもらえるという、安心感と信頼感があり心強かったです。

私もお客様にとってそんな存在になれるような美容部員を目指しています。

 

お客様ひとりひとりに寄り添った対応ができる美容部員になりたいです。

私は接客業をしていますが、客としての立場になると店員さんに話しかけられるのは苦手なタイプで、化粧品カウンターに行くまでにも勇気が必要でした。

しかし、御社の美容部員さんはそんな私の気配を察してか、必要以上に話かけてくることがなく、「分からないことがあればいつでもお声掛けください」と言って商品をゆっくり見る時間をくださいました。

お客様によって求める対応は違うため、ひとりひとりのお客様に気を配り、その人に合った対応ができる美容部員になりたいです。

4. 自分の長所や短所(強みや弱み)を教えてください

どの業種でも確実に聞かれる内容です。自分の性格について理解しているかどうかを確認しているのに加えて、美容部員に適した性格かを判断するための質問でもあります。

アピールポイントとして長所を伝えるだけでなく、短所を改善するためにどんなことに取り組んでいるかも伝えることが大切です。

<例文>

私の長所は、何事にも目標を持って努力をし続けられることです。勉強やアルバイトでも、最初に目標を見つけることを意識していました。

目標を設定すれば、何を習得しないといけないかもおのずと見つかり、目標に向かって取り組むことがモチベーションにもなります。

一方で、自分の目標に集中し過ぎると周りが見えなくなってしまうことがあるので、周囲の人との関係づくりに気を配り、コミュニケーションを積極的にとるよう意識しています。

 

私の長所は、失敗を恐れずに挑戦できることです。

幼少期から習っているピアノは、初めて見る譜面だと最初からうまく弾けることが少なく、弾けるようになるまで数えきれないほどの失敗があります。それと同時に、失敗したぶん学びも多いということを知り、チャレンジ精神が育まれました。

短所は、お節介を焼いてしまいやすいことです。親切のつもりで行動しやすいので、その人の立場や状況をよく観察し、助けが必要かどうか確認するようにしています。

5. 当社の店舗に行ったことがありますか?どのように感じましたか?

残念ながら、お店に足を運んだことがない人が採用されることはほとんどありません。一度は店舗へ行き、そこで働く美容部員の接客を受けてみましょう。どの店舗に行ったかを述べ、接客を受けたときの印象や気づいたこと、感想などを具体的に伝えてください。

<例文>

〇〇店で実際に接客をしていただいたことがあります。自分に合うメイクが分からず、相談に乗っていただきました。いつものメイク方法や、挑戦してみたい色から提案してもらえただけでなく、私のイメージを見てほかの商品もおすすめしてくれました。

タッチアップしていただいて、顔の印象が明るく穏やかになり感動したことをよく覚えています。商品をよく理解しているだけでなく、その人に合ったメイク方法まで提案ができるところに憧れ、私もこの感動を届けたいと思いました。

 

よく〇〇店を利用しています。スタッフの方はたった数回で私のことを覚えてくださって、期間が空いても忘れずに声をかけてくださったのが嬉しかったです。

新色のリップを試してみたくて訪ねた際、お客様が多かったのですが、来店しているお客様ひとりひとりに気を配っていて、私自身も待たされているように感じませんでした。

忙しいそぶりも見せず、すべてのお客様に気配りができていて、素晴らしいと思いました。

6. 当社の商品で好きなものはありますか?

自社商品を実際に使っているかを知ることで、志望度合いを確認しているほか、自社の商品を好んで販売してくれるかどうかも見ています。ブランドについてはできるだけ深く調べておき、具体的な商品名と気に入っているところなどを回答しましょう。

<例文>

〇〇を発売当初から使っています。何度かリニューアルされ、〇〇という成分の配合量が増えたときから、別の商品でカバーする必要がなくなりました。

保湿効果が高くべたつきも少ないので、メイク前でも使えてありがたいです。肌に馴染みやすいところも気に入っています。

冬場はこれに加えて、寝る前に〇〇を取り入れています。おかげさまで寝ている間も乾燥せず、朝起きてもしっとりしていて肌荒れもおきにくくなりました。

 

モデルの△△さんが愛用している〇〇というファンデーションは、1つ前のシリーズから使っていました。現行のシリーズでは、カラーバリエーションが増えたおかげで、さらに自分に馴染む色が見つかりました。

コンシーラーがいらないほどのカバー力なのによれたりせず、脂っぽい肌でも浮かないので夏場でも重宝しています。

××というスポンジと相性がよく、キレイに伸ばせて色ムラもできないので、ずっとセットで使っています。

7. ほかに他社で好きなブランドはありますか?

少しいじわるにも感じられるこの質問は、自社が第一志望かどうかを見極めるために聞かれています。ほかに愛用しているブランドを伝えても構いませんが、「そのブランドで働いたらいいのでは?」と思われては困りますよね。

あくまでも、面接先のブランドが第一志望であることが分かるよう、伝えるときの熱量には注意が必要です。他社の愛用しているブランドと魅力だけを伝えるのではなく、面接先のブランドの魅力についても触れ、志望度の高さを伝えましょう。

<例文>

〇〇社の△△という商品も使っていました。香りが好みで、さっぱりとした仕上がりなので、夏にちょうどいい商品です。

ただ、私の肌質として、夏のクーラーが効いている環境だと乾燥しやすく、少しさっぱりしすぎているため、御社の〇〇を使用し始めてからはほとんど使う機会がなくなりました。

さっぱりした使い心地でありながら、保湿効果が長いため〇〇のほうが好みです。

8. 化粧品を販売するうえで大切だと思うことはなんですか?

美容部員ならではの難しい質問です。ブランドのことをよく理解したうえで、お客様の立場に立った回答や自分が大切だと思うことを伝えるとよいでしょう。

<例文>

お客様を思いやる気持ちです。カウンターに来るお客様は、スキンケアやメイクに悩みを抱えていたり、相談したいという気持ちを抱えていると思います。

思いやりの心をもって対応することで、お客様は美容部員に悩みを伝えやすくなるはずです。お客様の悩みや解決したいことを正しく把握することができれば、適切な商品の提案もできると思います。

 

接客力や美容に関する知識を追求し続けることだと思います。お客様との信頼関係があってこそ販売につながるため、さまざまなお客様と信頼関係を築ける接客力を常に追求する必要があると考えています。

また、提案する立場としてどんな質問にでも答えられるように知識を蓄えたり、新しい情報にアップデートしたりすることも必要だと思います。

 

観察力が大切だと思います。お客様は、買いたいものが決まっている人・相談して決めたい人・どれを選べばいいか分からない人などさまざまです。なかには、スタッフと話すことが得意でない人もいます。

お客様をしっかりと観察する力を養えば、適切な声掛けができるため信頼関係を築きやすく、不快感を与えない方法でのアプローチができると考えます。

9. 前職を退職した理由を教えてください|転職者の場合

どんな仕事でも、転職者はかならずと言っていいほど問われる内容です。人間性が見られているだけでなく、すぐに辞めないかどうかの判断材料にもなります。前職の不満や愚痴は言わず、ポジティブに伝えることが大切です。

<例文>

学生時代から美容に関心があり、はじめは趣味で化粧品をいろいろと試す程度だったのですが、御社の美容部員の接客を受けてから、この仕事に強く憧れを持つようになり、資格の勉強をはじめました。

前職では、得意だったプログラミングのスキルが活かせるIT会社に勤めていましたが、化粧品検定1級の資格が取得できたことをきっかけに転職を決め、憧れだった御社の求人に応募いたしました。

10. 最後に何か質問はありますか?

応募者から面接官に質問できます。入社意欲や企業に対する熱意をアピールするチャンスです。会社にどれくらい関心があるのかが見られているため、「とくにありません」という回答はNG。

募集要項や会社のウェブサイトに載っているような内容を聞くのは避け、入社前に備えておくべきこと、入社後のキャリアアップなど業務に関する質問を考えておきましょう。

<例文>

他業界から転職してきた美容部員は、どのようなキャリアを築いていますか?
入社までにやっておくべきことはありますか?
御社にとって美容部員とはどんな存在ですか?
御社は美容部員にどういったことを期待していますか?
御社で働く魅力はなんですか?
御社で活躍する美容部員に共通していることはなんですか?

面接を受けるときのポイント

美容部員として採用されるためには、面接に臨む姿勢も重要です。美容部員としてふさわしいかどうかが合否に大きく影響します。

面接を受けるときの服装や受け答えをするときのポイントをお伝えしますので、しっかりと確認しておきましょう。

服装はスーツかオフィスカジュアルが基本

会社によって、面接の服装の指定は異なります。指示に従い、ジャケットやシャツなど、ビジネスの場にふさわしいオフィスカジュアルを基本とし、落ち着いた色のものを選びましょう。ブラック・ネイビー・ブラウン・ベージュ・グレーなどが無難です。

服装に指定がない、あるいは服装自由と表記されている場合は、ブランドイメージに合わせた服装を意識しましょう。スカート・パンツどちらのスタイルでも構いませんが、スカートは膝丈か膝下で、過度な露出やカジュアルな服装は避けてください。

美容部員の面接時の服装・メイク・ヘアスタイルなどは以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
美容部員の面接にふさわしいのはどんな服装?好印象を与える格好・メイク・身だしなみを紹介

笑顔を欠かさない

美容部員はお客様に接する仕事であるため、笑顔が欠かせません。面接中も、売り場に立つ人材としてふさわしいかが見極められているため、売り場にいるつもりで笑顔を絶やさず受け応えをすると好印象につながります。

ただし、意識し過ぎて、固い笑顔にならないように注意してくださいね。

相手の目を見て分かりやすく話す

美容部員はお客様の目を見て分かりやすく伝えなければならないため、面接でも適性が見られます。相手の目をしっかりと見て話しているか・分かりやすく説明できているかといったことがチェックされるので、意識しておきましょう。

実際に売り場で接客するときをイメージしながら、明るく伝えることも大切です。

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面接では会社やブランドについてよく調べて対策を

美容部員の面接では、美容部員という職業を目指した理由や、その会社を志望する理由などとあわせて、店舗や商品についてもよく聞かれます。店舗で接客を受けた印象や、商品の使用感などは、実際に経験がないと答えられない質問ですので、あらかじめ店舗を利用しておきましょう。

美容部員という仕事だけでなく、会社やブランドのことまで理解しているかをチェックしているため、応募先の会社についてできるだけ詳しく調べて、対策を練っておきましょう。

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