お客さまの心を惹く要素づくり。「顔診断」を取り入れ3ヶ月連続280万売上を達成「i.Tokyo」古澤ジョセフさん

4年連続でカミカリスマを受賞する美容師、菊地佑太さんが代表を務める「i.Tokyo」。渋谷の一等地に構えられた店内には、白が基調の広々とした空間が広がっており、30席ものセット面があります。主にショートヘアの技術が高く、2021年のオープンから勢いのあるサロン。

その「i.Tokyo」でオープニングスタッフとして参加し、顔タイプ診断を武器に活躍しているのが、現在入社3年目の古澤ジョセフさんです。

前編では、「i.Tokyo」にて再スタートを決めた理由や新人時代に学んだことなどを伺いました。

後編では、どのようにしてショートカットに特化した人気美容師になったのか、新人時代を過ごしている方へのアドバイスなどを伺います。

今回、お話を伺ったのは…

「i.Tokyo」古澤ジョセフ(ふるさわじょせふ)さん

沖縄出身。千葉のパリ美容専門学校を卒業後、新卒採用で「earth」に入社。5年在籍後、1社を経験し、2021年に「i.Tokyo」へ入社。オープニングスタッフとして参加し、現在3年目の2児のパパ。ショートカットが得意で、顔タイプ診断を通してお客さまに似合うスタイルを日々提案している。

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「顔診断」のような突出した要素が選ばれる秘訣

ショートカットの美容師の中でも差別化を図るために顔診断を取り入れたそう

――「i.Tokyo」に憧れの美容師がいたから就職したとのことですが、その人たちからどんなことを学びましたか?

やはりSNSについて教えてもらったのが1番印象的ですね。戦略なども考えずにただ写真を投稿していたころと違い、憧れの方にSNSのハウツーを教えていただいてからは集客の状況がガラリと変化しました。なかでも、今の情報社会では本質・リアリティが求められること、写真よりも動画がアルゴリズム的に伸びやすいことを教えていただいた時は驚いたのを覚えています

技術面では、スタイリストとして入社したので直接教えていただくことはほぼありませんでしたが、同じ場所で働くなかでお客さまとの接し方やカウンセリングなどは見て学んでいました。「i.Tokyo」にはプレミアムスタイリストという称号があるんです。個人指名売り上げ280万以上を3ヶ月連続で達成すると貰えるのですが、憧れの人と同じ職場というモチベーションもあって努力を重ねることができ、その称号をいただくことができました

――売上を上げるために具体的に取り組んだことは?

具体的に売上のために何かをしたというわけではないのですが、「顔タイプ診断」をカウンセリングに取り入れてからお客さまが比較的増えたかなという印象です

――顔タイプ診断というのは?

日本人女性の顔が大きく分けて8種類あるなかで、お客さまの顔の形はどのタイプかを診断するものです。日本顔タイプ診断協会の「顔タイプヘアデザインマイスター」という資格を取得してカウンセリングに取り入れているんですよね。顔が下重心で丸みのあるシルエットの方は前髪があった方が似合う、という理論的な似合わせカットができるようになったり、提案できるスタイルの幅が広がったりしたと感じています。SNSでもひとつのコンテンツとして人気があって、お客さまのなかには診断目当てで来てくださる方もいますね。

――顔タイプ診断を取り入れようと思ったきっかけは何ですか。

同じショートカット特化の美容師のなかでも差別化を図りたいと思ったのがきっかけですね。美容師が大勢いる中で差をつけるためには、突出した要素を持っておくことが大事だと思っています

――ショートカット特化の美容師を目指そうと思った理由をお聞かせください。

単純にスタイルが好きというのもありますが、ロングなどに比べてカットする部分が多いので「自分の個性を出しやすい」と思い、ショートカットに特化しようと決めたんです。また、集客を考えた結果、他の髪型に比べてカットの周期が短いので足を運んでもらいやすいと思ったのも理由のひとつになります

アドバイスを求めることが技術力アップへの近道

「i.Tokyo」は2階建てで30席あり、広々とした空間が広がっている

――技術面も売上につながるひとつの要素だと思うのですが、技術力を向上させるためのコツはありますか。

先輩といっしょに練習するのがいいかもしれません。誰かに確認してもらう時間を作らずにひとりで練習してしまうと、いつの間にか変な癖や間違った技術を身につけてしまい、時間が無駄になる可能性があるんです。うちのサロンの話になりますが、先輩に逐一確認をしてもらっている子は成長が早い印象なので、気を遣わず積極的に確認やアドバイスを求めることが大事だと思います。

――入社1年目から3年目はどのような仕事をするのでしょうか?

技術練習はもちろんですが、営業中はシャンプーやブロー、カラーなどスタイリストが働きやすくなるようにサポートすることがメインになります。

――アシスタント時代に挫折しやすいことはありますか?

アシスタントはお客さまがいる限り対応し続けなればいけないので、体力的な部分で挫折しやすいかもしれません

――古澤さんも体力の部分で挫折されましたか?

負けず嫌いな性格な性格と美容師になるためなら何でも頑張りたいという気持ちがあったので、新人時代に挫折はしませんでしたね。

「お客さまファースト」の心がけが快適な環境を作っている

アシスタントの仕事も施術の一部だという認識をもつことが大切だという古澤

――古澤さまが考える美容師のやりがいは何ですか。

自分の作ったデザインを褒めてもらえることです。カット後にお客さま本人に褒めてもらえることも嬉しいですが、次の来店時に「友達に褒めてもらえた」などとお客さま周りの評判も良かったという報告をもらえた時は特に嬉しいですね。また、僕はコミュニケーションが好きなので、来店を重ねるなかでお客さま以上友達未満のような親しい関係になっていくことも楽しくてやりがいだと思っています。

――新人時代に経験したことで今につながっていると思うことは?

新人時代を過ごした「Earth」の店長の存在は、今の「お客さまファースト」というスタンスにつながっていると思うんです。お客さまをすごく大事にする店長で「呼び方はお客さんではなくお客さま」、「美容師はお客さまあってこその職業」などと心構えや接客について細かく指導されたのを覚えています。

お客さまとの会話を覚えたり、快適に過ごせる環境づくりを意識できたりしているのは店長がいたからですね。今でも「お客さん」と呼んでしまったときは店長の顔が頭に浮かびます(笑)。

――最後にいま新人時代を過ごしている人にアドバイスをお願いします。

シャンプーやブローなどすべてが技術力アップにつながるという意識を持って仕事することが大切です。忙しくて体力的に大変など悩みはあると思いますが、施術の一部を任せてもらっていることに感謝して頑張ってください。


古澤さんがスタイリストとして成功した3つのポイント

1.他の美容師と差をつけるために「顔タイプ診断」を取り入れた

2.美容師になるという強い気持ちをモチベーションに努力し続けた

3.新人時代に学んだ「お客さまファースト」の意識を持って丁寧な接客を心がけた

質問に対する答えの至る所でお客さまを大切にしている意識が感じられる古澤さん。家族の将来を考えて転職を決断したお話では美容師としてだけでなく家族を支える親としてのかっこよさを感じられました。これから美容師を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

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Salon Data

i.Tokyo
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-25 wave shibuya 1F,2F
電話:03-6450-5740
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