男性もヘアメイクアーティストになれる?必要なスキルや主な就職先を徹底解説

ヘアメイクアーティストは、場面に合わせたメイクアップやヘアセットを提供する仕事です。

かつてはメイクアップ自体が女性のものと認識されていたことから、「ヘアメイクは女性の仕事」というイメージを持っている人は少なくないでしょう。

しかし、最近では男性の美意識も高まっており、男性専門のメイクサロンができるなど、男性向け美容サービスも拡大中です。そのため、男性ヘアメイクアーティストの活躍の場も増えています。

この記事では、男性もヘアメイクアーティストになれるのか?といった疑問に答えつつ、どのような現場で活躍できるのかを紹介します。

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男性もヘアメイクアーティストになれる?

「ヘアメイクアーティスト=芸能人やモデルのメイクやヘアアレンジをする人」と認識している人も多いのですが、実際はもっと幅広い人を対象にした仕事です。結婚式や特別な日のためのヘアメイクのほか、履歴書に貼る証明写真もヘアメイクをして撮る人も増えてきています。

それぞれ求められるメイクやヘアスタイルの仕上がりは異なりますが、さまざまな場面で活躍できる仕事です。最近は美意識の高い男性も増えているため、男性ヘアメイクアーティストの活躍の場も広がっています。

ヘアメイクアーティストに性別は関係なし!

ヘアメイクアーティストは、性別による制限のない職業です。女性の多い職場であるイメージが強いため、男性はなりづらいと思われがちですが、そんなことはありません。

最近では女優やモデルから指名される売れっ子ヘアメイクアーティストの名前にも、男性の名が上がるようになってきています。

男性だからこそ活かせること

ヘアメイクアーティストの仕事は華やかに見えますが、その一方で体力勝負な面もあります。現場によっては1日中立ちっぱなしで何人ものメイクを担当したり、メイク道具や機材などの重い荷物を運ぶ作業があったりするためです。そのため、比較的体力のある男性が重宝される現場もあります。

また女性に対して「同性受けではなく異性から魅力的に見えるヘアメイク」が提供できるのも、男性だからこそ提供できることと言えるでしょう。

男性ヘアメイクアーティストに需要はある?

メンズメイクという言葉が徐々に浸透してきており、男性がメイクすること自体、珍しくなくなってきています。ドラマや映画、雑誌撮影などの現場はもちろんのこと、日常的にメイクをする男性も増えています。

また、男性向けの化粧品ラインナップも増えてきており、購入者も「男性からアドバイスアドバイスが欲しい」「同性の方が気楽に相談できる」といった理由から、男性美容部員の需要も高まってきていると考えられるでしょう。

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男性ヘアメイクアーティストの活躍の場も増えている

メンズメイクを専門とするサロンやメンズ専用の眉毛サロンなど、男性に向けた施術を専門にしたサロンも増えています。サロンではそれぞれの悩みに合わせた施術を提供するほか、自分でできるようにメイク教室を開催しているところも。

もちろん女性のスタッフもいますが、男性スタッフも多数在籍。こうした男性専門サロンの増加は、男性ヘアメイクアーティストの活躍の場の増加につながっています。

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ヘアメイクアーティストの仕事内容とは?

ヘアメイクアーティストは、お客様の要望に合わせてヘアアレンジやメイクアップを施す仕事です。

その仕事現場は下記のように多岐にわたり、求められるスキルも異なります。

・テレビや映画など映像作品の撮影現場
・雑誌や広告などの撮影現場
・化粧品メーカー
・結婚式場
・写真スタジオ
・美容室

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ヘアメイクアーティストに必要な資格はある?

ヘアメイクアーティストとして仕事をするには、美容師免許が必須です。カットやカラーをしないのであれば美容師免許が必要ないと思っている人もいるようですが、髪を整えたりメイクを施す行為にも、美容師免許が必要です。

美容師法では、下記のように定められています。

・美容師は「美容を業とする者」をいい、美容師法に基づき厚生労働大臣の免許を得なければならない。
・美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされており、染毛やまつ毛エクステンションも美容行為に含まれる。

引用元
厚生労働省:美容師法の概要

また、美容師免許のみならず、メイクや着付けに関する民間資格を持っていることで、対応可能な業務の幅を証明することもできます。

美容師免許がなくても応募可能な求人が、まったくないわけではありません。しかし免許未取得の場合はできる業務には限りがあり、お客様に触れることはできません。機材の運搬や備品の管理、店舗であれば受付業務などを担当しながら免許取得を目指すことになるでしょう。

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ヘアメイクアーティストの主な就職先

ヘアメイクアーティストとして活躍できる場所は幅広くあり、ヘアメイクを施す対象も芸能人から一般の方までさまざまです。ここでは主な就職先についてご紹介します。

ヘアメイクプロダクション

ヘアメイクプロダクション(事務所)に所属し、事務所に依頼のあったヘアメイクを担当します。依頼はテレビや映画などの映像作品の現場や、雑誌の撮影などが中心です。ヘアメイクを施して終了ではなく、撮影中は待機し、メイクやヘアセットが乱れたらすぐに直せるようスタンバイしておきます。

仕事の営業やスケジュールの調整は事務所が行ってくれるため、ヘアメイクの仕事に集中するためにこの働き方を選ぶ人もいます。

はじめのうちは、先輩のアシスタント業からはじまる場合がほとんどです。

ブライダルサロン・フォトスタジオ

ブライダルサロンでのヘアメイクは事前の打ち合わせから始まり、当日式の前のヘアメイク、お色直しでのヘアセットの変更や着付けなど。写真や映像として残る特別な日のため、最近は新婦だけではなく新郎もメイクする方が増えています。

フォトスタジオでは記念日の撮影だけではなく、履歴書写真の撮影などでもヘアメイクと撮影をセットにしたプランを提供している場合もあります。

フリーランス

スキルを身につけてから独立して働く道もあります。

ヘアメイクアーティストとして有名になることで、本の出版や自身のブランドの立ち上げなども夢ではありません。

一方で、仕事がなければ収入が途絶える可能性もあります。仕事の営業や交渉などもすべて自分ですることになるため、ヘアメイクのスキルだけではなくコミュニケーション能力も必要です。

また、フリーランスで活躍する方に弟子入りして、アシスタントとして働くという道もあります。

その他

化粧品メーカーの美容部員や、メイクアップやヘアセットをメニューに加えている美容院なども、ヘアメイクアーティストの就職先です。

化粧品メーカーでは美容部員として経験を積んだ後に、アーティスト職にキャリアチェンジできるメーカーもあります。自社製品の広告でメイクを担当したり、製品のPRイベントでメイクショーを行うなど、ブランドの広告塔のようなポジションとなる場合もあります。

美容院では、ヘアメイクプロダクションのように仕事を請け負っているところもあります。その他、結婚式への出席や成人式のためのヘアメイクを提供している店などさまざまです。

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へアイメイクアーティストの平均年収

ヘアメイクアーティストの年収は、本人の経歴やスキルだけでなく、勤務先によっても異なります。

勤務先 平均年収
ヘアメイクプロダクション 150万円~

歩合制の場合も多く、人によっては平均以上に稼げる

美容室 アシスタント:250万円前後

スタイリスト:250~300万円

ブライダルサロン 250万円~

週末のみ勤務の場合は1日あたり1.5~2万円

フォトスタジオ 200~300万円

ヘアメイク以外の仕事も兼務の場合あり

化粧品メーカー 240~350万円

フリーランスの場合は人によって大きく差があり、知名度やスキルによって仕事量も価格も変動します。

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男性がヘアメイクアーティストになるために必要なこと

ヘアメイクアーティストになるために必要なポイントを、4つご紹介します。もちろんヘアメイクアーティストになりたい女性にとっても必要なことですが、男性はより積極的に身につける必要があるポイントです。

メイクや流行への興味と向上心

流行が常に変化しているため、新しい技術やスタイルを取り入れる柔軟さと、それを身につける向上心は欠かせません。

特に男性の場合は、メイクやスキンケアが日常となっている女性よりも、積極的に情報収集が必要になるでしょう。

また、メイクだけではなくダイエットやファッションなどの知識を求められることもあるため、あらゆる知識に目を向けることが大事です。

コミュニケーション能力

お客様が思い描いているものを形にするには、ビジョンを共有する必要があります。ビジョンをすり合わせていくために、コミュニケーション能力は欠かせません。

たとえば、コンプレックスや気になっているパーツ、なりたい姿を気軽に話してもらえるような雰囲気を作れることも、ヘアメイクアーティストのスキルとして役立つでしょう。

また、男性にメイクされることに緊張してしまう女性もいます。メイクの後に控えた撮影などに万全の状態で臨めるよう、リラックスして過ごせる時間を作ることも大切です。

お客様や同僚への配慮

ヘアメイクする側もされる側も男性が増えてきているとはいえ、依然として女性が多い傾向にある職場です。そのなかで円滑に仕事を進めるためにも、気配りを欠かさず、言葉遣いなどは気をつけましょう。

自分では何気ないつもりの言動も、語気が強く威圧的と捉えられてしまう可能性もあります。なるべく柔らかい言葉遣いを心がけましょう。それはお客様に対してだけではなく、一緒に働く同僚に対しても必要な配慮です。

自己管理能力と体力

ヘアメイクアーティストの仕事は、重い機材の運搬や長時間立ちっぱなしでの作業に加え、勤務時間が不規則になりがちな職業でもあります。

美容院やサロンなどに勤務する場合は、店舗の営業時間が決まっているため、ある程度は決まったサイクルで働けます。しかし、プロダクションに所属し、依頼のあった現場での仕事となると、勤務時間は依頼によってさまざまです。

その不規則な生活でも仕事に支障をきたさないだけの体力と、健康を保つための自己管理能力が重要です。

ヘアメイクの仕事はどこで探せる?

一般的な求人サイトでも、ヘアメイクアーティストの仕事は探せます。しかし、勤務地や給与額などの一般的な絞り込みで、希望の美容関連求人を探すことは難しいかもしれません。そして何より、求人する側が一般的な求人サイトには求人を出していないことが多いです。

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また、求人検索の絞り込み項目に特徴があります。

通常の求人サイトにもある福利厚生や雇用形態による絞り込み項目はもちろん、その他に「雑誌撮影」や「ヘアショー」などの仕事内容を絞っての検索や、美容に関連した特徴での絞り込みなどがあって便利です。

無料会員登録して自分のスキルを登録しておくと、企業からのオファーを受けられる可能性もあります。

男性も活躍できる!ヘアメイクアーティストとしての第一歩を踏み出そう

ヘアメイクアーティストは性別による制限がなく、男性でもなれる仕事です。メンズメイクの浸透やメンズ専用サロンの拡大によって、今後も需要は増えていくでしょう。

美容に対する興味や美容師免許を活かした仕事を探したいという方は、リジョブでの仕事検索がおすすめです。豊富な求人数の中から、詳細な検索条件で自分にぴったりな求人を探すことができます。

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