コロナ禍、不採用と苦難続きだった就活。「場所重視」に方向転換し、理想のサロンに出合えた「juurii」大和仁菜さん

代官山エリアに2店舗を構える「middle daikanyama」の姉妹店、「juurii」。大人ショート、ボブ、メンズスタイルで人気を集めるサロンです。2021年4月に「middle daikanyama」に入社し、現在は「juurii」のスタイリストとして活躍しているのが、大和仁菜さん。

大和さんは就活の際、元々憧れていた名古屋のサロンに応募しようとするも、コロナ禍で叶わず。2次募集で応募しますが、不採用という結果に終わってしまったそうです。

その後なかなかピンとくるサロンがなかったそうですが、「middle daikanyama」の情報にふれたとき、代官山で働きたいと考えるようになり、サロン選びの視点が少し変わったのだとか。サロン見学に行った際は「middle daikanyama」に惹かれるポイントがいくつもあって、応募を決めたといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「juurii」スタイリスト
大和仁菜さん

栃木県出身。亡き父が美容師だったことから、父のことを知りたいと美容師を志す。東京の美容専門学校卒業後、2021年に「middle daikanyama」に入社。2023年にはスタイリストデビューを果たし、現在は姉妹店である「juurii」で活躍中。主にメンズショートやパーマ、レディースのボブスタイルを得意とする。

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亡き父のことを知りたいという思いから、美容師の道へ

取材に応じてくれた大和さん。美容師になろうと思ったのは、亡くなったお父さんからの影響だったそう

――美容師になろうと思ったきっかけから教えてください。

美容師の仕事自体に憧れていたというより、亡くなった父が美容師だったので、父のことを知りたいという思いが大きかったんです。父は私が小学校にあがる前に亡くなってしまって。なぜ美容師になったのか、美容師として働いていてどんなことを感じていたのか、知りたいと思いました。

あとは中学生のときに職場体験があって、美容室に行ったことがあったんです。タオルをたたむとか、床をはくなどの雑務のほか、カラーやシャンプーなどの技術も教えていただきました。

美容師らしい技術の仕事だけでなく雑務も楽しく感じ、美容室に立っているということが嬉しかったため、美容師になりたい思いが強くなったんです。高校卒業後は東京の美容専門学校に入学しました。

――栃木県出身とのことですが、どうして東京の専門学校に?

東京に憧れがあったのと、栃木の専門学校もいくつか見たのですが、内容的に東京の専門学校のほうが得られるものが多いと感じたからです。

――専門学校時代の体験で、印象的なものはありますか?

2年生のときに、ウィッグ制作で学内の1位をとれたことです。ウィッグ制作とは、文字通りウィッグにカットやカラー、セットアップを施す作品作りのことで、授業の一環として行われました。

私は技術については授業内でほめていただくことが多かったのですが、表現が苦手で、作品を作るとあまり評価されないということが続いていて。なぜ評価されないのか考えてみたときに、自分の考えがかたいんだということに気付いたんです。少し考え方を柔らかくしてみようと思って、ウィッグ制作のやり方を変えて見たところ、評価してもらうことができました。

――考え方を柔らかくするというのは、具体的にはどうやって?

作品作りの際、最初に浮かんだ形をどれだけきれいにまとめるかだけを考えると、作品としては小さくまとまって、つまらなくなってしまいます。なので、映画や雑誌、さまざまな色などを見てインスピレーションを重ねていく方法をとりました。このときに今までの自分の殻を打ち破れたと思っています。

諦められず応募したサロンが不採用に

一社目に応募したサロンは、不採用に終わってしまったという大和さん

――就活の際、サロン探しにはSNSを使いましたか?

はい、SNSやホームページを使っていました。私がこのとき意識していたのは、自分に合うサロンを見つけるため、ホームページやSNSなど下まで全部スクロールしてサロンの雰囲気、スタイル写真、スタッフはどんな方たちがいるのか、お店の由来、理念などあますことなく情報を見ることです。1年生の秋くらいからサロン探しを始めていました。

――最初に応募したのは、どんなサロンでしたか?

美容専門学校に入学する前から憧れていた、名古屋のサロンです。そのサロンが打ち出していた透明感のあるブリーチカラーに惹かれて、応募をしようと決めました。

ところが1年生の冬の時期に1次募集があったのですが、ちょうどコロナ禍になってしまって……。面接は現地まで行かないと受けられないとのことだったので、一度は応募を断念しました。ただやっぱり諦めることができず、2年生の春に2次募集が出たので、応募をすることにしたんです。せっかく面接を受けることができたのですが、結果は1次面接で不合格となってしまいました。

――その理由はどう分析されていますか?

面接のときに、緊張で頭が真っ白になってしまったんです。うまくアピールできないまま終わってしまったので、それが原因かなと自分では思っています。

なかなか見つからない、自分に合うサロン。「エリア重視」に方向転換

大和さんが2社目に応募し、のちに入社することになった「middle daikanyama」のホームページ

――その後、どのように就活を進めたのですか?

名古屋のサロンに落ちたときすでに2年生の夏で、ほかのサロンもまったく考えていなかったので、また一からサロン探しを始めました。SNSでの情報集めを再開させたのですが、応募したいと思うようなサロンがなかなか見つからなくて。

――そこからどのように「middle daikanyama」にたどり着いたのですか?

「middle daikanyama」はSNSを見ていたときにサロンの広告が流れてきて知りました。それまではサロンのスタイルを重視していたのですが、そのときに初めてエリアを重視した選択もいいかもしれないと思ったんです。

実際、代官山に足を運んでみたところ、ものすごく落ち着いた雰囲気があって、私に合っている、代官山エリアで働きたいと感じました。そこで「middle」のサロン見学に行ってみることにしたんです。

――サロン見学ではどのようなポイントを意識しましたか?

私はサロン見学では、先方が時間をとってくれるのであれば遠慮せずにたくさん質問をすることにしています。その方がサロン選びの決め手にもなりますし、サロン側にも熱意が伝わるからです。

――実際に「middle daikanyama」の見学に行って、どんなことを感じましたか?

まずスタッフのみなさんの笑顔に惹かれました。一番の決め手になったのは技術練習のカリキュラムが厳しいけれど、先輩たちがしっかり見て指導をしてくださると聞いたことです。技術習得をしっかりしたい私には、合っていると感じました

一方、私が求めているのとはちょっと違う部分もありました。私は専門学校時代にウィッグ制作が好きだったので、コンテスト出場などはしているのかということを聞いたのですが、それはしていないということだったんです。

自分の想像しているイメージとは違うところもありましたが、お話しを聞いていると作品作りよりお客様重視の考え方だと分かって、美容師にはとても大切なことだと思いました。サロン見学でお話しを聞くうちに、美容師のあり方に対して少し自分の視野が広がった気がしましたし、そして何より、ここで働きたいという思いが強く湧いてきたので、応募をすることに決めました


大和さんがサロン探しで重視した、3つのポイント

1.ネット上にある情報はすべて確認し、あますことなく情報を得た

2.サロン見学の際は、できるだけたくさん質問をして、熱意を伝えた

3.自分の想像と違うことがあっても、惹かれる部分があれば行動に移した

後編では採用試験で大和さんが心がけたことについて伺います。スタイルブックを作るなど、事前準備を入念していたという大和さん。面接ではマイナスなことは言わない、答えを簡潔にするなどを意識して、無事に内定を得ることができたといいます。後編もお楽しみに!

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Salon Data

juurii
住所:東京都渋谷区恵比寿西1−33−3 光雲閣103
電話:03-3780-6877
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