「ここでしか見られない情報」を提供することがInstagramフォロワー獲得のカギ【sand omotesando 福元実希さん】#1

SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを聞くサロンも増え、その活用方法が就職活動に与える影響も大きくなってきました。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法について、熟練者へのインタビューを通して学んでいきます。

今回は、Instagramのフォロワー数は3万人、YouTubeのチャンネル登録者数は4万人越えと、注目を集めているsand omotesandoスタイリストの福元実希さんにインタビュー!

※2024年7月取材時

なんと福元さんがSNSを開始したのはサロン入社と同時だったのだそう。一体どのようにしてフォロワーを獲得してきたのでしょうか。そして、サロンに就職してからSNSに取り組んだことで感じたメリットとは?

前編では、福元さんがSNSに着手したきっかけやフォロワーを伸ばすために取り組んだことについて伺います。

お話を伺ったのは…

sand omotesando 福元実希さん

小学生の頃より美容師に憧れ、大阪の美容専門学校へ進学。卒業後は、都内にあるサロンsandに就職。1年8ヶ月でデビューし、今年でスタイリスト歴5年目。積極的にSNSを活用している姿勢を評価され、現在は、社内のSNS担当者として指導も行っている。

Instagram:@mitsu92_
YouTube
Tik Tok

サロンモデルを獲得するために「見てもらえる」投稿を意識

――最初に始めたSNSツールは?
取り組み始めたのは、入社が決まってからだと伺いました。

sandに就職が決まってから、Instagramをスタートさせました。

――どんな理由でInstagramを?

サロンモデルを見つけるためでした。

私は上京したばかりの頃、周りに知人や友人がいなくてサロンモデルを頼める人がいなかったんです。スタイリストとしてデビューするためには、たくさんのカットの練習が必要だったために取り組みました。

――どんなテーマで投稿していたのですか?

おすすめのアイテム紹介と自身にメイクを施した投稿。「親近感を抱いてもらう内容を中心に投稿していたところ、だんだんと支持を集められるようになりました」。と福元さん。

美容にテーマを絞って投稿をしていました。

内容は自分自身がモデルとなり、いろいろなジャンルのメイクや旬のヘアアレンジを再現する投稿が中心。たくさんの人に「見てもらえる」ことを意識していました。

――投稿する際に、参考にしたものやアドバイスをもらった人はいますか?

同じテーマの方の投稿を見たり、サロンの先輩にアドバイスをいただいたり。あとは、そのとき流行っているファッションブランドやメイクブランドの新アイテムを使用してコメントするなど、注目されるための要素をInstagramからチェックして取り入れていました。

――目的は達成できたのでしょうか。

ありがたいことに、投稿を見て支持してくださった方もいらっしゃって、いろいろな方から声をかけていただけるようになりました

その結果、練習量も増え、定期的に行われる技術チェックも次々に合格。多くのカット・カラー技術を身につけることができました。

デビュー後の運用目的は「集客」! セルフのヘアセット投稿がフォロワー獲得のカギ

――アシスタント時代はサロンモデルの獲得が目的でしたが、デビューしてからアカウントの方針に変化はありましたか?

アシスタント時代はとにかく練習をしなければいけないので、サロンモデルをどれだけ多く確保できるかを大事にしていましたが…スタイリストデビューが近づき、目的を集客にシフトしました

――目的変更後、投稿の仕方で変わったことは?

お客様からの新規予約を獲得するために、カウンセリング動画に取り組みました

実際に接客や施術している様子を発信することで、「来てみたい」「担当してもらいたい」と思ってもらえるきっかけ作りになれば良いなと。はじめてのお客様と出会っていくには、自分から情報を発信していくことが重要なのかと感じました。

――反応が大きかった投稿と工夫点を教えてください。

巻き方を紹介した投稿は、前髪に悩むフォロワーから「参考になった」と高評価。

アシスタント1年目の頃に「前髪」のセルフカットと巻き方の様子を投稿したら、思ったより反響をいただいたことがあります。

工夫した点については、ほかにも同じテーマで投稿をしている人はたくさんいるので「私ならでは」を強調し、オリジナリティを演出させることを意識しました。

――オリジナリティのある投稿がフォロワーの獲得にもつながる?
増やすコツをお聞かせください。

私の場合は、一気にフォロワーが増えたわけではありません。ただ、1つ挙げるなら、1日1投稿していたことでしょうか。

スタイリストデビューしてからは、多いときは1日3投稿する場合もありました。1つの投稿に期待してバズるのを待つよりも、自分で決めた分を地道にコツコツこなしていくことがフォロワー獲得に必要だと思います。

――SNSに取り組むことのメリットは?

予約につながったことです。私の投稿を見て来店いただくお客様は、投稿しているものを求めていらっしゃるので、私自身も施術しやすいと感じます。最初からSNSで自分の施術するデザインなどをアピールをしておくことは、スムーズな接客や良好な関係性を築くために大事な取り組みだと実感しました。

――目的に合わせて活用できていれば、大きなメリットが感じられるのですね。

私は就活のために…ではなく、サロンに入社してから自分の技術向上などのために取り組み始めました。もちろん、スタートダッシュは早いに越したことはないですが、しっかりと向き合って継続できれば結果は付いてくると分かったので、取り組んでいて良かったと思います。

入社後にSNSを始めるときのポイントまとめ

1.,SNSを運用する目的を明確にし、取り組むべきテーマを設定する

2.環境やステージの変化に合わせ、運用する目的を再考して見直すこと

3.唯一無二だと思わせる要素がある投稿を意識する


取材・文/東 菜々

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Salon Data

sand omotesando
住所:東京都渋谷区神宮前5丁目21−20 タウンハウス神宮前 B号室
電話:03-6452-6226
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