目標設定で駆け抜けた。厳しい環境でこそ得られる経験と達成感がのちの糧に【SYAN/ヘアスタイリスト 浅香美優さん】#1 

美容室の激戦区・表参道エリアで人気の「SYAN」。ファッション感度の高い女性たちからも絶大なる支持を得ている注目のサロンです。

今回は、そんなSYANに新卒で入社後、努力とチャレンジを繰り返しながら走り続けている浅香さんにインタビュー。

美容師を目指したきかっけから、アシスタント時代、デビューまでの道のりをお聞きしました。

お話を伺ったのは…
SYAN ヘアスタイリスト 浅香美優さん

日本美容専門学校を卒業後、SYANへ入社。アシスタント時代を経て、晴れてスタイリストデビューするも、2ヶ月後にコロナ禍へ突入。そんな中でも技術とセンスを磨き、売り上げを着々とのばしている。昨年秋から、「耳ツボジュエリー」をメニュー化。ヘアだけでなく、新たなる美容のジャンルに挑戦中。

ASAKA’S PROFILE

お名前

浅香美優

出身地

埼玉県

出身学校

日本美容専門学校

プライベートの過ごし方

美味しいごはんやお酒を飲みに行ったり、カフェに行ったり。旅行も好きです。

仕事道具へのこだわりがあれば

耳ツボジュエリーのパーツは、2週間に一度はオリジナルで作っています。

3歳でパーマデビュー。小学校6年生から将来の夢は「美容師」でした

――美容師を目指したきっかけを教えてください。

小さい頃から、母が私の髪を染めたり、髪を可愛くするのがすごく好きだったんです。

母の友人が美容師さんだったのもあり、私のパーマデビューはなんと3歳(!)クセ毛を気にしていたので、小学校高学年くらいからは縮毛矯正も体験しました

中学の時は、お小遣いをためて、美容室でカットしてもらうのが楽しみになりました。

――美容室がかなり身近だったのですね。

カットしてもらうのは好きだったし、美容師さんという職業がキラキラ輝いて見えてましたね。すごい職業だなって。

小学校6年生から、将来の夢は「美容師」でした

――専門学校は東京へ?

はい。美容師になるなら、都内の人気エリアで活躍したい!という思いが昔からあって。

オープンキャンパスに何度も足を運んで、ヘアショーも見に行ったりして、専門学校選びからかなりこだわってました。

実家から片道2時間かけて通うのは大変でしたけど、とても充実した学生時代を過ごせたと思っています。

――SYANを選んだ理由は?

大型店よりも少人数サロンがいいなと思っていました。働くからには、表参道の激戦区でバリバリがんばりたいという気持ちが強かったです。

SYANのホームページを見て、ビジュアルがめちゃくちゃ可愛くて、自分の好きなテイストにすごく合っているなと感じました。

当時、女性オーナーというのがまだ珍しくて、かっこいいなという憧れもありました。

――受ける前に、実際に行ってみました?

もちろん。その時にデザインカラーしてもらったんですけど、営業時間が過ぎてしまったんですね。それでも、スタッフが誰ひとり嫌な顔を見せず、施術中はずっと楽しい会話が続いて、それがすごく居心地がよくて。

もしここで働いた時に、私もこういう雰囲気で仕事できたらいいなというのがイメージできて、自分の中でしっくりきたのを覚えています。

最初におとずれた売り上げの壁。モデハンに明け暮れる日々

――アシスタント時代はどうでしたか?

私は器用な方ではなかったので、レッスンやサロンワークの中でもつまずくことはいろいろありました。

一番忙しかったのは、デビュー前ですかね。試験の一つに、「月の売り上げ40万円を3ヶ月連続達成」というトライアルがありまして。

前の月の私の売り上げが6万円……これは大ピンチだと。

――3ヶ月連続というのがまた難関ですね!

とにかくもうモデルハントです。単価というより、まず来てくれる人を探す。当時はまだSNSもそこまで動いてなかったのであてにできず、朝と夜は徹底的に外に出てモデハン。

「前髪カットだけでもいいので!」とか、めちゃくちゃ声をかけまくって、名刺を配って。声かけて、断られて、の連続です。
余裕は全然ないんですけど、テンションが下がるというのもなくて。むしろ、やるっきゃない!みたいな気持ちが強かったかも。

――トライアルの結果は?

3ヶ月連続達成で、無事クリアしました。

無我夢中だったけど、アシスタント時代に一番がんばった思い出。自分にもできるんだという達成感は大きかったです。

デビューして2ヶ月でコロナ突入。若手3人で挑戦したこと

――スタイリストデビューしてからは?

2020年1月にスタイリストになり、それから2ヶ月くらいして、コロナが始まったんです。新たにまたスタートするぞ! という気持ちだったのに、思ってもない展開です。

緊急事態宣言を受けて、お店は1週間くらい休みになりました。そこから時短営業になったり、自宅待機して予約が入ったら出社するという働き方も。

――あの頃は、かなり変動的でした。売り上げはやはり低迷に?

6月に緊急事態宣言がとけて、美容室がいっせいに混んだ時期があり、その時は少し上がりましたけど、お客さん自体はコロナでかなり減ってしまって。

これまでのように、外に出てモデハンもできなくなり。

自分の打ち出しにもかなり迷った時期でした。

――打破するきっかけは何かありましたか?

自分の中で、スタイリストデビューして1年以内に、月100万円の売り上げは達成したいという目標がありました。

絶対にやろうと決めていたので、コロナ禍になったからといって諦めたくなかったんです。

先輩スタイリストに相談して、私を含む若手3人で取り組んだのが、定休日も全部開放して働いてみようというやり方。5ヶ月間チャレンジしました。(完全無休というわけではなく、休みは各自調整しました)

――5ヶ月間とはけっこう長く挑戦したんですね。

開けていると予約は徐々に増えていって、売り上げも上向きに。お客様が増えていくのが本当にうれしくて、ありがたくて

1年以内に100万円の目標も達成できました。

苦しい環境でのチャレンジでしたが、この時にやり遂げた経験が今の自分を作っている気がしています。

取材・文/青木麻理(tokiwa)
撮影/生駒由美


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SYAN(シアン)
浅香さんのインスタグラム@miyuu_asaka
住所:東京都渋谷区神宮前4-13-9 Omotesando LH Bld. B1F
電話:03-5772-1090

 

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