学校とインターンを両立し、理想のサロンで就職「Bamboo Hair Club常盤平店」下久保 翔馬さん
千葉県に2店舗を構える「Bamboo Hair Club」は、2店舗で年商1億円を売り上げ、リピーターで予約枠が埋まる予約の取れない人気サロン。下久保 翔馬さんは同店でアシスタントとして活躍しています。
中学1年生のころに見たYouTubeをきっかけに美容師を目指し始めた下久保さん。インターン制度のある専門学校に通い、週の半分を学校、もう半分をサロンで過ごし、実務経験を積んできました。自身を「人より不器用」と評する下久保さんは、シャンプーの技術習得にも、長い時間がかかったといいます。
今回、お話を伺ったのは…
「Bamboo Hair Club常盤平店」アシスタント
下久保 翔馬さん
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入社4年目。専門学校時代に「Bamboo Hair Club常盤平店」にインターンとして入社。現在はデビューに向けてカットの練習に力を入れている。
有名美容師のYouTubeに憧れて、美容師の道へ
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――下久保さんが美容師を目指したきっかけを教えてください。
中学生のころ、身だしなみに気を遣うようになり、有名美容師のYouTubeを見るようになったことがきっかけです。美容師さんの手によって素敵なスタイルができ上がることに感動し、見よう見まねで髪のセットを始めました。そこから美容にのめり込み、友人のヘアセットや髪のカットも自己流で行うように。中学校1年生のころには、一切の迷いなく「美容師になるんだ!」と決めていました。
――専門学校はどのように選びましたか?
サロンでのインターン制度がある専門学校を選びました。私の通っていた学校は、週に3日は通学して勉強、残り3日は営業中のサロンでインターンをするという仕組みで単位を取得できる学校でした。しかもインターン中は給与が発生するため、それで専門学校の学費を賄うことができるという仕組み。経済的な負担が少ないのも魅力に感じて進学を決めました。
――とてもユニークな仕組みですね!
そうですね。1年生のときに学校からいくつかのインターン先を紹介してもらい、気になったサロンとマッチできれば、そのままインターンに入れるという仕組みでした。
母が長年通い、技術に信頼を寄せている「Bamboo Hair Club」が、学校提携のインターンの候補になっていると知り、「ここだ!」とすぐに応募をしました。無事、インターン生として採用をされたときはとてもうれしかったですね。
徹底した掃除から学んだ、心配りと配慮
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――学校とインターンはどのように両立していましたか?
毎週火曜日から木曜日までは学校に行き、金曜日から日曜日まではサロンでインターンというルーティンを過ごしていました。学校に行った際には、週5日授業を受けている生徒と同じ単位数を取得するために、2〜3時間長く授業を受けるなど、少しハードな学生生活だったように思います。
――採用後は、サロンでどのような仕事をしていましたか?
採用後は、受付や電話対応などの接客、掃除を覚えることからスタートしました。とくに掃除に対する徹底的な指導が印象深いですね。自分では一生懸命やったつもりでも、先輩から見ると甘い箇所がたくさんあり、何度も厳しい指摘を受けました。
普通は「たかが掃除」と思ってしまいがち。しかし今振り返ると、徹底して掃除をすることで、細かいところへの目配りや配慮を覚えることができたように思います。
シャンプーの習得に8ヶ月。それでも踏ん張れたのは先輩への感謝の気持ちがあったから
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――その後、どのようにステップアップしましたか?
3〜4ヶ月の間、接客や掃除を行った後、シャンプーの練習を始めました。「Bamboo Hair Club」では、3種類のシャンプー台を使い分けているのですが、すべてをマスターするまでに、8〜9ヶ月ほどかかりましたね。
学校が終わった21時頃に練習のためにサロンに行き、終電まで先輩に付き合ってもらって毎日練習を繰り返しました。1日10回以上、頭を洗わせてくれた先輩もいて、本当に頭が上がりませんでした。
それでも3回ほどシャンプーの試験に落ちてしまい、60点満点の試験で19点を取ってしまったことも。自分では一生懸命なつもりでも、一度、指摘されたことを次の試験のときに修正できておらず、「練習が足りない」と言うコメントをもらって少し落ち込んだこともありました。8ヶ月後にようやく合格をつかみ取ったときは本当にうれしかったですね。
――厳しい練習と学校の両立はとても大変だったのではないかと思います。くじけそうになることはありませんでしたか?
ときには、落ち込んだりくじけそうになることもありました。しかし、元々スポーツを長く続けていて、継続が得意だったこともあり「辞めよう」と考えたことはなかったですね。
むしろ長く練習に付き合ってくれる先輩への感謝の気持ちが大きく、「期待に応えて、早く一人前にならなければ」と奮起する瞬間のほうが多かったように感じます。美容師として成功するためには必要なプロセスだと思ったので、必死に食らいつきました。
下久保さんがインターン時代に意識した3つのポイント
1.サロンのインターンで、リアルな現場を肌で感じた
2.掃除のような細かい仕事からも何かを学び取ろうという姿勢で臨んだ
3.感謝の気持ちを糧に、厳しい練習にもモチベーション高く臨んだ
後編では、「Bamboo Hair Club」に入社した決め手について詳しくお聞きします。美容師としての基礎技術をしっかりと身に付けてデビューしたいという理想を持っていた下久保さん。「Bamboo Hair Club」は先輩からの指導の体制が手厚く、成長できる環境が整っており、理想通りだったといいます。現在も、デビューに向けてカットの練習に励んでいるそう。後編もお楽しみに!
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Bamboo Hair Club常盤平店
住所:千葉県松戸市常盤平3-29-14 モリタビル1F
TEL:047-385-4200