ジュニアネイリストとは? ネイリストデビューまでの流れを紹介
ネイルサロンには、ジュニアネイリストがいることがあります。ジュニアネイリストとは、「子ども専門」や「アルバイト・パート」のネイリストを意味するものではなく、新人ネイリストのことです。
この記事では、ジュニアネイリストについてお伝えするとともに、ネイル未経験者がネイリストデビューするまでの流れや、担当する仕事内容を紹介します。スムーズなデビューを目指すためのポイントも掲載していますので、参考にしてください。
ジュニアネイリストとは?

ジュニアネイリストとは、おおむね経験年数1年未満の新人ネイリストのことです。サロンによっては、施術を担当した人数が少ない人を指すこともあります。
技術やスピードが、まだ一人前のネイリストとしては未熟であるため、営業後や休日の練習が欠かせない時期です。
ジュニアネイリスト制度を導入しているサロンでは、ジュニアネイリストの技術向上を目的に、お客様に施術をさせてもらえることも。お客様には、経験が浅く技術もプロネイリストには及ばないことを承知してもらったうえで、割引などを特典としています。
ネイリストデビューまでの流れを紹介

ネイリスト経験のない人が、ネイリストデビューするまでの一般的な流れは以下の通りです。
1.ネイルサロンへ就職する
2.研修を受ける
3.研修修了後にテストを受ける
順を追って詳しい内容を紹介します。
1. ネイルサロンへ就職する
ネイルサロンは、経験者のみ応募を受け付けているところもあれば、一から新人を育てる環境を整えているところもあります。ネイリストの経験がない人の場合は、未経験OKのネイルサロンに就職することがデビューへの第一歩です。
未経験OKのサロンの多くは研修制度があるため、就職したからといってすぐにお客様の施術を任されることはありません。まずは、先輩ネイリストのもとでサロンワークを学んだり、ネイルの知識や技術を身につけたりします。
2. 研修を受ける
無事就職できたら、サロンで研修を受けます。研修期間は、店舗や技術の習得具合にもよりますが、3カ月~1年程度が一般的です。研修期間中はアシスタントとして働くため、時給制のところが多数。
すでにネイルの資格を取得していたり、専門学校やネイルスクールなどでネイルについて学んだりしていても、実際にはサロンワークをすぐにこなせるレベルには達していないため、研修が必須です。
ネイルサロンの新人研修とは?
ネイルサロンで行われる新人研修の内容は、サロンの業務(雑務など)について学ぶほか、接客マナー・ネイルの技術研修がメインです。
お店の業務や接客方法は、先輩の指導のもとそのお店のやり方を一から習得します。雑務の詳細はのちほど紹介しますが、スタッフの一員として身につけなければならないものです。
技術研修は、ネイル初心者であれば基礎から教わります。また、ネイルケアやオフの方法もサロンによって異なるため、ある程度技術を習得している場合でも、自店のルールに沿った方法を身につけることになるでしょう。
ほかに技術研修で教わるものは、ワンカラー・グラデーション・フレンチなどです。
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ネイリストの新人研修ではどんなことをするの?ネイリストデビューまでの流れを紹介
3. 修了後にテストを受ける
研修修了後には、学んだ内容がどれだけ身についているかを確認する実技テストを受けます。無事に合格すれば、ジュニアネイリストとしてデビューできます。
また、ネイルサロンによっては工程ごとにチェックが行われ、合格後はその工程をアシスタントとしてサポートできるところも。
いずれにしても、雑務をこなしながら技術を習得するという大変な時期ではありますが、日々自主練習を重ねて、学んだ内容を着実に自分のものにしていくことが大切です。
ネイリストデビューするまでの仕事内容とは?

研修期間中はネイルの施術ができないため、ほかの仕事を任されます。先ほど紹介した雑務の具体的な内容も含めて、ネイリストデビューまでの仕事内容について詳しく見ていきましょう。
1. 先輩ネイリストのサポート
先輩ネイリストのサポートは、アシスタントとして予約の確認や準備・片付けをメインに行います。技術を目で見て学んだり、仕事の流れを把握したりする重要な仕事です。
お客様の予約内容を確認し、そのメニューに合わせて必要な用具やジェル・パーツなどを準備しておきます。使用後は、片付けや消毒です。
施術のサポートをすることも
サロンによっては先輩ネイリストの助言を受けながら、施術のサポートをすることもあります。
ジェルネイルのオフやネイルケア・プレパレーションなど基本的なものですが、先輩の仕事を眺めるだけでなく、実際に自分の手を使って技術を学ぶことができる貴重な機会です。
2. サロン内の雑務
施術はもちろんですが、雑務もサロンの運営にかかわる大切な業務です。施術以外のサロン内の雑務は、多岐にわたります。
・清掃や整理整頓
・受付・会計
・電話対応
・予約管理
・衛生管理
・カルテ管理
・備品管理
・レジ締め作業
・SNSの更新 など
商業施設内にある場合は、サロンとは別に商業施設が定めるルールに沿った業務をすることもあります。また、店舗によってさまざまな業務があるため、上記はあくまでも一例として把握しておきましょう。
スムーズなデビューのためのポイントとは?

ネイリストを夢見ているのであれば、できるだけ早くデビューしてお客様の施術をしたいことでしょう。多忙ななか、スムーズにデビューを果たすためのポイントを紹介します。
1. 積極的に学ぶ
研修がはじまったばかりのころは、何もわからず誰しも苦労するものです。しかし、教えられるのを待つのではなく、自分から積極的に学ぶことで徐々に「次に何が必要か」が分かるようになります。さらに、そこで指示を待つのではなく、主体的に動くことが大切です。
できることが限られているなかで、自分から学び取る姿勢で積極的に引き受けていくことが、自身のスキルアップにつながります。
2. 先輩ネイリストを観察する
接客や施術のうまい先輩ネイリストが、どんな風に仕事をしているのかをしっかり観察し、自分の作業や仕事に活かすこともスムーズなデビューに役立ちます。お客様から好評を得ている理由や、自分でマネできることはないかを考えながら学ぶとよいでしょう。
とくに、ネイルの技術は基礎から細かくチェックし、自身に取り入れる練習を重ねれば、正確かつスピーディーなスキルが身につくはずです。
3. 自分に合った研修制度のあるサロンを選ぶ
これまでお伝えしたように、ネイリストデビューまではほかの業務と並行して技術を学ぶのが一般的ですが、サロンによっては技術練習に専念できるところもあります。
また、個人サロンは、実践的な練習やレベルに合わせた指導など、柔軟な対応ができるところも。一方、大手サロンの場合は、マニュアルがきちんと決まっていることが多いです。
このように、サロンによって研修内容や研修期間が異なるため、自分に合った研修制度のある職場を選ぶことで、スムーズなデビューにつながるでしょう。
自分に合ったサロンを探す方法とは?

ここからは、自分に合った研修制度のあるサロンや研修制度が充実したサロンを探す方法を紹介します。
1. 就職・転職エージェントを利用する
ひとりで自分に合ったサロン探しをすることに不安がある人におすすめなのが、美容業界に強い就職・転職エージェントを利用する方法です。
エージェントに登録することで、就職や転職に詳しいアドバイザーがつき、希望条件を相談したうえで求人紹介が受けられます。書類作成や面接対策などをサポートしてもらえるため、心強いでしょう。
2. 求人サイトで探す
自分のペースで就職・転職活動をサクサク進めたい人には、求人サイトがおすすめです。求人サイトは多数あり、すき間時間などを活用していつでも求人を探すことができます。
ネイルサロンの求人は豊富にありますが、求人サイトでは自分好みの条件に絞り込んで検索が可能なので効率的。
とくに、美容業界に特化した求人サイト「リジョブ」には、未経験OKのネイルサロンの求人が豊富にあります。「研修制度あり」といった条件やサロンの特徴・個人サロン・大手サロンなど、詳細な条件が用意されているため、より自分に合ったサロンを探しやすいです。
履歴書で押さえておくべきポイントとは?

理想のネイルサロンへ応募したあとは、書類審査や面接で履歴書の提出が求められます。
履歴書を書くうえで大切なのは、誤字や脱字といったミスや空欄がないようにして、ていねいに記載することです。略字や略称もNGなので、学校名や資格名は正式名称で書くようにしてください。
さまざまな項目のなかでも、志望動機はどのネイルサロンでも注目されるポイントです。志望するネイルサロンのコンセプトやこだわり、求める人材などを調べ、マッチする内容を記載しましょう。
履歴書や志望動機の詳しい書き方は、以下の記事で紹介していますので、あわせてチェックしてください。
ネイリストの履歴書はどう書く? 押さえておきたいポイントや志望動機例文を紹介
【例文あり】ネイリストの志望動機|必要性やまとめ方、アピールしたい点を解説
面接で好印象を与えるポイントとは?

面接では、ネイリストに適した人物であるかどうかや、自店で働く人材としてふさわしいかどうかがチェックされます。
服装はとくに指定がなければスーツが無難ですが、私服で来るよう指示があった場合は、サロンの雰囲気に合わせたオフィスカジュアルがおすすめです。清潔感を意識して、服装や髪型はもちろん、ネイルもきちんと整えておきましょう。
面接でよく聞かれる質問がいくつかあるため、事前にチェックしてどのように回答するかを考えておくと、スムーズな受け答えができます。
また、好印象を与えるには、ひとつひとつの所作や言葉遣いにも注意が必要です。笑顔を忘れず、面接官の目を見てハキハキと話せるようにしておきましょう。
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ネイリストの面接に必要なマナーとは|よく聞かれる4つの質問と回答例
ネイルサロンの面接時に適した服装とは? 持ち物や面接マナーも紹介
自分に合ったサロンを選んでスムーズなネイリストデビューを目指そう!

デビューからおおむね1年未満のネイリストや、経験の浅い新人ネイリストのことをジュニアネイリストといいます。未経験者がネイリストデビューを目指す場合は、未経験OKのネイルサロンに就職して研修を受け、技術テストに合格するというルートが一般的です。
研修では、日々の業務や接客マナー・技術などを学びます。デビューまでは、アシスタントとして先輩のサポートや施術以外の雑務をこなしながら、学んだことを活かして練習を重ねることが大切です。
研修内容や研修期間はサロンによって異なるため、まず自分に合ったサロン選びに注力しましょう。
リジョブなら、研修制度があるネイルサロンの求人を豊富に扱っており、各店舗のページは、研修の概要やサロンの特徴・PRポイントなど知りたい情報が充実しています。
転職満足度※が高いため、他業種から転職を希望する人でも理想のサロンがきっと見つかるはずです。ぜひリジョブをチェックして、ネイリストデビューを目指してください。
※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)
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