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【美容業界生活事情 〜結婚から子育て〜】パパ・ママとしての働き方を考える!

結婚〜出産という時、女性美容師の方はどのように仕事と向き合ってゆきたいですか?

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未婚の方に「今後結婚・出産といったことで、現在の仕事が続けづらくなった場合にどのような選択をしたいか」を質問しました。男性の方は、奥さんにどのようにして欲しいかを選んでもらっています。全体的には形態は変わっても、仕事(美容師)を続けたいとの答えが多かったです。

今回は、現在活躍しているスタイリストの方や頑張っているアシスタントの方に、美容業界の結婚〜子育て事情を聞いてみました。

—みなさんの結婚後の仕事との関わり方、また子育て・イクメンに対する考え方を教えてください

S.Kさん(女性・スタイリスト・31歳)

私はまだ先の話しになりますが、結婚して子供を生み職場復帰している友人の話しを聞くと、やはり週数回で何時から何時までといたった、特殊な時間で働いています。自分がその時に直面した場合、担当しているお客さまもいるので葛藤もありますが、理解して来ていただくお客さまの対応しかできなくなると思います。第一線は退くことになってしまいますね。

旦那さんに対しては、自分が美容師を続ける場合は土日出勤があるかもしれないので、彼が土日休みだった場合は、自分と同じ視点で子供に接してほしいです。しかしメインはもちろん母親の私で、がっつり「イクメンです……」みたいなことは望んでいません。

R.Yさん(男性・スタイリスト・31歳)

現在は独身で子供もおりませんし、仕事が優先になっているのでイクメンな父親になることは想像もできませんが、憧れはあります。その時期がきたら是非チャレンジしてみたいと思います。

T.Yさん(男性・スタイリスト・33歳)

自分はまだ子供がいないのですが、友人達が結婚し始め子供ができたりしています。そういう人達を見ていると、子供にたっぷりと時間や愛情を掛けて育児にも参加していきたいという憧れがありますが、世代的に「男は外で働いてくるべき……」というような家庭で育ったので、まだまだイクメンというものは実感できない部分が多いです。

ただし他のスタッフがそういう状況になった時、例えば後輩のスタッフが「育休を取りたいのですが……」と言ってきた時には「この忙しいのにバカいってんじゃない!」というのではなく、気持ちよく「いいんじゃない!」と言ってあげたいです。

Y.Nさん(男性・スタイリスト・29歳)

自分の子供なので育児に関しては妻と「同等」と思っています。ただしやはり妻のほうが、子供と接する時間が長いはずなので任せる部分は任せます。

M.Iさん(女性・アシスタント・21歳)

私は親が共働きだったので、子供のころは家に親がいないというのがすごく嫌でした。ですから子供ができたらしっかり家にいて、子供の面倒を見てあげたいと考えています。まだ結婚もしていないので未来のことはわかりませんが、フルタイムでは働けないと思います。

以前は結婚して子供ができたら、きっぱり仕事をやめようと決めていましたが、最近は少しぐらいは働きたいな……と考えています。美容師になるために努力してきたキャリアがもったいないと言う人もいますが、あまりそういう点は気にしてません。

S.Hさん(男性・スタイリスト・29歳)

自分はまだ子供がいないのですが、将来子供ができたら、思いっきり子供と関わる時間を作りたいです。よくばりなので楽しいことは全部やりたいと考えているからです。イクメンというほど、子育てに没頭するかはわかりませんが、現在の仕事の仕方とはまったく変わるだろうと思います。時間の使い方を今よりも考え、家庭に対しても子供に対しても接していきたいです。

両親や近親者に同業の方がいますか? また子供を同じ職業に付かせたいと思いますか?

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アンケートでは「親も美容師です」という方は以外と少ないようです。また「自分の子供を美容師にしたい」と答えた方も半分以下でした。子供が同じ職業につくことを否定する方が多いようですが、美容師の方々に意見を聞いてみました。

Y.Oさん(男性・スタイリスト・30歳)

母親が美容師でした。といっても自分が幼いころから美容師として働いていたわけではなく、自分が中学生のころに通信で勉強し始め、試験に挑戦して美容師になったという状況です。今考えると、すでに40代であったにもかかわらず、美容師を目指した母親はすごく頑張ったのだなと感心しています。しかし、10代半ばの生意気な時期だったので、そんな母親の努力には関心を持っていませんでした。

自分が美容師になりたいと言った時、母親からは反対されました。母親の世代だと、仕事内容も上下関係もとても厳しく、雇用形態も今ほどしっかりしたものではなかったことが理由だと思います。

自分も子供ができて、その子供が美容師になりたいと言ってきたら反対すると思います(笑)。いや……男の子だったら応援するかもしれませんね、女の子の場合はおすすめしません。

R.Yさん(男性・スタイリスト・31歳)

自分の子供が同じ職業につきたいと言ったら「やりたいならやりなさい」と答えると思います。同じ職業というこだわりより、好きなことを見つけて欲しいなという願望が強いですが、たまたま子供が自分と同じ道を選んでくれたら嬉しいですね。

T.Yさん(男性・スタイリスト・33歳)

子供に関しては、成長していく過程で自分がやりたいことを見つけてほしいと考えていますので、自分と同じ職業を選んでほしいとは思いません。何をやりなさいといったアドバイスは義務教育まででよいでしょう。そこから先は子供の意思を尊重し、援助してあげたり協力してあげられる父親でありたいと思います。

Y.Nさん(男性・スタイリスト・29歳)

あえて自分と同じ職業についてほしいとは思いませんが、どんな仕事も甘くはないはずです。つまずいても乗り越えられるように、また社会の人と接していくための人間性や価値観を、成長するまでにしっかりと伝えていきたいと思います。

M.Iさん(女性・アシスタント・21歳)

子供が「美容師をやりたい」と言い出したら止めないでしょうが、自分から勧めることはないと思います。プライベートの時間が取りにくく、他の会社勤めの方とはお休みが合わないことが最大の理由です。

でも美容師の仕事は面白いですよ。私は最初はアパレル業界に勤めていましたが、お客さまの系統に偏りがあるため、人間関係も幅が狭くなってしまいます。美容師の場合は、色々な年代の方と接することができますし、もちろん性別も様々です。アパレルも美容師も、ファッション系のお仕事として同様な部分が多いですが、たくさんの幅広いお客さまと接することができる点で、私はこの仕事が気に入っています。

今回お話しを伺ったサロンはこちらです。

Shop Data

サロン

HONEY

03-6434-5775
東京都渋谷区神宮前3-6-4 1F
平日 11:00〜22:00 土日祝日 10:00〜20:00

http://honey.tokyo/

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