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コラム・特集 2019-10-19

リラクゼーションサロンを開きたい! 独立開業するために必要な8つのことを解説

リラクゼーションサロンの独立開業を目指したいけど、「サロン開業の具体的な手順が分からない」「開業のために、何を、どのように準備していいのか分からない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

どれだけ志が高くても、開業のための方法と順序(ステップ)を知らなければ、身動きが取れないままになります。サロンの開業には、資金計画、物件探し、設備・内装工事、官公庁への書類提出など、さまざまな点をクリアしなければなりません。

今回の記事では、リラクゼーションサロンの独立開業に必要なことを、8つのポイントに分けて解説していきます。

リラクゼーションサロンを開業するために必要な8つのこと

リラクゼーションサロン開業のために必要なことを、8つのステップに分けて順番に解説していきます。ひとつずつしっかりとクリアしながら開業を目指していきましょう。

1. 施術内容・サービスを決める|フェイシャルエステやマッサージなど

まずは開業するリラクゼーションサロンのコンセプトとメニューを決めます。どういうサービス内容でサロンを運営するか、どういうお客様をターゲットにするかを考えて、目指したサロンの全体像を決めていきましょう。

同じリラクゼーションサロンでも、フェイシャルエステや各種マッサージ(オイルマッサージやアロママッサージ)など、施術方法はさまざまです。どんなサービスを提供するかで、そのお店の方向性が決まるといってもよいので、しっかりと独自性を出して「何の施術が受けられるサロンなのか」ということを、お客様がすぐ分かるようにすることが大切といえます。

メニューが決まったら、それに合わせて料金を設定します。他のサロンの料金相場をチェックしつつ、適切な料金設定を検討してみてください。

独立開業には資格は必要なの?

リラクゼーションサロンは、特別な資格がなくても開業できます。しかし、サロンに足を運ぶお客様としては「資格を所有しているサロンのほうが安心できる」という心理が働くため、「資格のないサロンでは施術を受けたくない」という人も意外に多いのです。

自信をもって施術を提供できる、またお客様からも信頼してもらえるという点では、民間資格を所有しておくことをおすすめします。

保健所に届け出が必要になる場合とは?

リラクゼーションサロンの場合、保健所への届け出は必要ありません。必要になるのは税務署への開業届のみです。

まつエクや眉毛カットなどの美容行為(美容師資格が必要となる行為)をおこなう場合や、あん摩マッサージや鍼灸などの国家資格が必要な施術をおこなう場合は届け出が必要になります。

2. 開業する場所を決める|自宅サロン・居抜きレンタルなど

サロンのコンセプトとメニューが決まったら、実際にサロンを開業する場所を検討します。自宅サロン、居抜きレンタルなど、予算に合わせて開業する場所を決めますが、どれだけ施術料金を安く設定しても場所が悪ければ客足はなかなか伸びません。

予算、立地の良し悪し、人の流入の多さなどを考えて場所選びをする必要があります。

サロン開業に向く立地とは?

サロン開業における物件探しのポイントは、「商圏エリア」「ターゲット層の多さ」「競合店の有無」です。

開業するサロンの半径500m以内に商店街や大型ショッピングモール、最寄り駅など、人出が多いエリアがあるかどうか、この点がまず重要になります。そのため、物件候補地が商圏エリア内にあるかどうか、または人の流れが多いかといった点をチェックしましょう。

商圏エリア内にあり、駅からも近いからといって、確実に人が集まるとは限りません。なぜなら、サロンの『ターゲット層』が少ないエリアを選んでしまうと、どれだけ人が多くても客足は伸びないからです。開業するサロンのターゲット層を明確にし、そのターゲット層の割合が多いエリアであるかどうかを見極める必要があります。

候補地の周辺にライバル店があるかをチェックすることも重要です。同じようなサービス・施術を提供しているサロンがあれば、それだけ競争も厳しくなります。しかし、そのエリアに同じようなサービスを提供するサロンがなければ、その差別化によって需要が高まり、多くのお客様を集めることも可能です。

3. 自分の立ち位置を決める|経営だけ・セラピストとして働く

サロンを開業する際は、サロンにおける自身の立ち位置を明確にしておきましょう。経営者としてサロンの運営に徹するか、もしくは施術者(セラピスト)として働くのか、この点は大きく異なります。

経営者になる場合は、雇用するスタッフの数や人件費の計算、売上や利益計算、店舗内装など、経営面に徹することになります。セラピストとして働く場合は、お店を切り盛りする経営者としての能力だけでなく、施術者としての技術も必要です。

4. 資金計画を立てる|融資なども考慮に

開業する場所が決定したら、開業にかかる諸費用を具体的に計算し、それに合わせて資金計画を立てます。賃貸料金、内装工事費、ホームページ作成費、人件費など、運営するサロンの中身に合わせて費用を計算しなければなりません。資金力が乏しい場合は、融資の検討をしてみるのもよいでしょう。

5. サロンの工事や準備|内装や設備など

自宅サロンであれ、賃貸であれ、サロンのコンセプトに合わせた内装工事が必要です。「どんな雰囲気のサロンにしたいか」というイメージを膨らませ、家具の準備や内装デザインを進めていきましょう。

6. 必要な用品などを揃える|施術台や美容機器など

全体的な内装が整ったら、施術に必要な用品を整えます。代表的なものとしては、

・施術用ベッド
・施術用チェア
・待合室のソファー
・マッサージオイルやエッセンシャルオイルなどの各種オイル、パウダー
・タオル
・事務用のレジやパソコン

などです。自身のサロンのサービス内容に合わせて、必要なものを揃えていきましょう。

7. 開業届を出す|申告方法も決めよう

開業準備が整ったら、開業届を提出しましょう。どのような職種であれ、新たに事業を開始する際、または新規に事務所・店舗を運営する際は、店舗管轄内の税務署に開業届を出す必要があります。

経営者であれ、個人事業主であれ、サロンを開くということは商売をするということですから、毎年確定申告も必要になります。どの申告書で申告をおこなうかも決めておきましょう。

確定申告|青色申告・白色申告

確定申告書は、青色申告と白色申告の2種類があります。青色申告は帳簿づけや提出書類が多くなるものの、税の優遇措置が受けられるというメリットがあります。白色申告は簡易帳簿が可能で帳簿の記入も比較的容易ですが、税の優遇措置は受けることができません。

青色申告書は、65万円の特別控除と青色10万円控除税の優遇措置が受けられます。また、青色申告では事業の赤字を3年間繰り越すことも可能です。青色申告は節税対策という面でメリットが大きいので、どちらを選ぶか迷っている方には青色申告をおすすめします。

新規開業者が青色申告を選択する場合は、開業してから2か月以内に「青色申告承認申請書」を出す必要があります。

8. お客様の集客方法|ホームページやSNSを利用しよう

サロンをオープンしても、人に知られていなければお客様は増えません。

最も効果的で有効な集客方法は、ネットを活用して宣伝をすることです。開業するサロンのホームページを立ち上げたり、美容・エステ専門のポータルサイトに登録するのもひとつの手段です。ツイッターやインスタグラムなどのSNSも有効に活用しましょう。
サロンに来たお客様がSNSでお店の情報を発信すれば、それが拡散されて新たな顧客につながるという好循環が生まれやすいので、SNSでの宣伝・発信は特に重要です。
ネットで地道に宣伝していけば、それなりの集客につながっていきます。

昔ながらの方法ですが、地域性の強いフリーペーパーの利用も即効性があるのでおすすめです。

素敵なサロンを開くためにはしっかりとした準備と計画が必要!

お客様に認められ、人気が高まるサロンというのは、料金面だけでなく、サロンそのもののサービス内容とお店の雰囲気が優れており、「何度でも足を運びたい」と思ってもらえるところにその強さがあります。

「安定した売り上げがある=リピーターがたくさんいる」ということですから、どうすれば固定客を獲得できるか、何度でも足を運んでもらえるようなお店づくりにできるかが重要なポイントといえるでしょう。

たくさんの人がリピーターになってくれるような魅力的なサロンを作り上げるためにも、明確なコンセプトと独自性、そしてそれを実現するためのしっかりとした準備と計画が必要です。

出典元:
北九州商工会議所管内 税務相談所
「青色申告と白色申告について」
弥生株式会社
「青色申告と白色申告の違い」
フォレストエステティックスクール
「エステ開業に必要なものは?開店までに準備すべき備品や資金・手続きについて」

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