美容師なら共感!美容師が出てくる映画の魅力に学ぼう

美容師を続けていると仕事について悩む時期も訪れるでしょう。そんなときは美容師が出てくる映画を見てみるのがおすすめです。画面の中で輝き、人を幸せにする美容師を見ていると改めて自分の仕事に誇りを持てます。そして、美容師のやりがいを再確認できるでしょう。美容師は世界中で憧れられている職業であり、数多くの映画で活躍しています。ここでは、美容師を題材にした映画や、作品から学べるテーマについて解説していきます。

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美容師(理容師)をテーマにしたおすすめの名作映画

美容師を主人公にした映画の中でもっとも世界的に評価された作品の1つが1975年の『シャンプー』でしょう。舞台はビバリーヒルズ、主人公はプレイボーイの美容師です。店に訪れるリッチな婦人たちはみんな主人公の虜です。美容師としてのスキルだけでなく、トークも楽しい主人公は「美容師」という仕事の魅力を凝縮したような存在です。アメリカ中に名前が知られた女性たちですら、主人公に恋をして乙女のように目を輝かせているのが驚きでしょう。映画はブラックコメディのような部分もありますが、美容師が鑑賞すると改めて「美容師とは他人から憧れられる職業なのだ」と実感できます。どんなお金持ちや有名人でも「美しくなりたい」という願望にかわりはありません。美容師は全ての人の願いを叶えられる素晴らしい仕事です。ちなみに、本作で主人公を演じたのはウォーレン・ベイティで、当時のハリウッドを代表する恋多き二枚目俳優でした。

美容師とは「美しさ」だけでなく、「癒し」を提供する仕事でもあります。2010年の日本映画『パーマント野ばら』は、女性美容師が見ると感動せずにはいられないほどの傑作です。主人公は離婚してシングルマザーになり、故郷へと帰ってきます。失意の彼女は母親が経営する美容院「パーマネント野ばら」で働き始めます。そして、美容院にはさまざまな事情を抱えた女性たちが集まってきます。彼女たちと関わっていくうちに少しずつ、登場人生の人生はいい方向へ向かっていきます。そして、ヒロインも自分の人生を見つめなおし、新しい人生を歩んでいくきっかけを与えてもらいます。美容院とは人と人とがつながる場所であり、カットをしているわずかな時間で交流が生まれます。ほんの一瞬の癒しが人の人生を変えるかもしれません。美容師の奥深さを再確認できる映画です。

そのほか、髪結いの亭主』のロマンティックな美容師との恋もプロの美容師には響くものがあるでしょう。「美容師と結婚するのが夢だった」という男の純粋な愛の物語です。美容室は映画の中で「日常の風景」としても「夢のような空間」としても描かれます。いずれも世間一般が美容室に対して求めるイメージだといえます。美容師が仕事との向き合い方を確認するうえで映画はとても役立ちます。

映画で実感!美容師の仕事の魅力とは

『ハンガー・ゲーム』という大ヒットしたアクション映画を見ていると、意外な部分で美容関係者が活躍しています。ヒロインのカットニスは「ハンガー・ゲーム」と呼ばれる戦いに出場することになるのですが、初めてテレビの前に映るとき、シナというスタイリストがカットニスを大胆にイメージチェンジしてくれます。その結果、カットニスは大会の注目選手になり、ファンから数多くのサポートを得られるようになりました。シナは「ハンガー・ゲーム」の裏方に過ぎません。しかし、シナがいなければカットニスは大会を勝ち抜けなかったでしょう。美容師はビジュアルを通して他人の人生を変えられる才能を持っているのです。

美容師にとっても大きな憧れとなるのは『ローマの休日』のワンシーンではないでしょうか。オードリー・ヘップバーン演じる某国の王女は、ローマ訪問の際にお忍びで観光をしようとします。今まで堅苦しい髪型しか許されてこなかった王女はローマの美容院で流行のヘアスタイルにカットしてもらいます。新しい髪型を確認したときのヘップバーンのあふれんばかりの笑顔は、映画史上に残る名シーンとして語り継がれています。その後、ヘップバーンは新しい髪形でローマ中を歩き、ほのかな恋も経験します。ヒロインが人生で初めて感じる自由を、「髪型を変える」というエピソードが巧みに象徴させています。今や、ヘップバーンの当時の髪型は彼女の代名詞にもなりました。女性にとって素敵なヘアスタイルにしてもらえるのはたまらないほどの幸福であり、美容師は幸福を生み出せるチャンスを与えられた職業なのです。

クリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』にも町の理容師が重要な場面で出てきます。イーストウッド演じる老人が隣の家の少年に「大人の社交場」として理容室での振舞い方を教えるシーンです。少しだけ下品な内容の会話を少年に練習させるのですが、理容師は微笑ましく付き合ってくれます。内気で自分に自信がなかった少年は、イーストウッドの教育の甲斐もあって立派な男へと成長していきます。美容師や理容師は、ともすれば同じお客様の人生に長く関わっていく仕事です。ときには家族のように、温かく少年や少女の成長を見守る幸運にも恵まれるでしょう。他の職業では味わえない心の交流が美容室にはあります。

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映画は自分を見直すきっかけになる

「映画を見る時間があればレッスンをしたい」という美容師もいるでしょう。しかし、美容師を題材にした映画を見ているといろいろな発見があります。まず、「どんなに美容師が不可欠な仕事なのか」が分かります。恋愛映画だろうとサスペンス映画だろうと、ハリウッドの超大作だろうとかなりの頻度で美容師は登場してきます。主役を演じている作品こそ大量とはいえませんが、日常の光景として美容院が扱われている作品ならきりがありません。それほど美容師は社会になくてはならない仕事なのです。

美容師に抱く世間のイメージも客観的に理解できます。ほとんどの映画で美容師を「性格が悪い」とか「会いたくない」という風に扱ってはいません。むしろ、『グラン・トリノ』のように主人公の親友として「話しやすい」「優しい」というイメージで描いています。美容師は他人とのコミュニケーションに優れ、気分を変えてくれる存在です。世間からポジティブなイメージで迎えられている職業なのです。自分の仕事に迷いが生まれたときは、映画から「どんなに美容師が愛されているか」を確認してみましょう。

そして、「どうして美容師になろうと思ったのか」という原点に立ち返れるのも映画のいいところです。プロの美容師になれば楽しい仕事ばかりではありません。つらい残業や、嫌な人間関係もあります。仕事がつまらなく感じ、辞めてしまいたくなるときもあるでしょう。しかし、元々は純粋に美容師になりたいという気持ちがあったはずです。画面の中の美容師たちはリアリティこそないかもしれません。それでも、美容師の仕事の素晴らしさを改めて教えてくれるでしょう。

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