ここがポイント!美容師の退職時に抑えておくべきことや挨拶について

独立やスキルアップを目指すなど、勤めているお店を退職する理由は人それぞれ異なります。ただ、深く考えずに突然退職を決めてしまったり、周りに配慮を怠った退職方法をとったりするのは危険です。お店に迷惑をかけるだけではなく、せっかく積み上げてきた自分の評価を下げてしまう原因になりかねません。退職はきちんと段取りを考えて行い、円満退職を目指すことが肝心です。ここでは美容師の退職時に抑えておくべきポイントや、注意点についてご紹介します。

退職の意思はできる限り早い段階で伝えよう

仕事を辞めるという選択はどうしてもマイナスに捉えられがちですが、一概に悪い決断とはいえません。例えば接客スキルを磨くために転職したり、新しいフィールドで自分の能力を試したりするのは自分の将来にとってプラスになる選択といえます。ただし、このようなポジティブな理由ではなく、人間関係や業務内容がつらいという理由で仕事を退職する場合は注意が必要です。確かに人間関係に不満のある状態で働き続けることは精神衛生上あまり良くありません。ただ、人間関係の問題は少なからずどこの職場でもあるものです。業務がつらいという理由も同様で、業務内容に各店で差はあるものの、転職時にはどの職場も魅力的に見えるものです。楽な仕事を探したいという気持ちから転職を考えると、新しい職場でつらい場面に遭遇したときに、すぐに辞めようという決断をしてしまいやすくなります。

このような理由から、転職はきちんと「この職場を辞めたら解決する問題なのか」というポイントを考えたうえで決断することが大切です。新しい職場に身を置くことで問題が解決して前向きな気持ちで働けるのであれば、転職を検討するのもひとつの手段でしょう。じっくりと考えを巡らせたうえで退職を決めた場合は、できる限り早い段階で職場にその旨を伝えましょう。退職の相談はいきなりオーナーにするのではなく、まずは直属の上司にすると良いでしょう。上司に相談することで問題解決のための提案をしてくれる場合があります。問題の解決が望めそうな場合は、退職を踏みとどまることもひとつの選択です。オーナーに直接話が伝わらないうちであれば、退職希望の取り消しもスムーズに行いやすいでしょう。問題の解決が難しい場合は、上司と相談したうえで退職のスケジュールを決める必要があります。どうせ仕事を辞めるのであれば「早く辞めたい」と考える人もいるかもしれませんが、すぐに仕事を辞めたいと伝えたり突然お店から姿を消したりするのはマナー違反です。

退職の連絡は基本的に、そのお店の就業規則に沿って行うことがベストです。就業規則には必ず目を通し、何間月前までに伝えればいいのか把握しておきましょう。また、引き継ぎや今後の仕事に支障が出ないように、スケジュールに余裕をもって伝えることもポイントです。退職の理由を伝える際には、不満やネガティブな理由は避けた方が無難です。不満があったとしても、その不満を伝えてしまうと円満な退社が難しくなってしまいます。お互いに嫌な思いをしないためにも、退職理由はできる限りポジティブなものや、無難な内容を選びましょう。

引き継ぎをきちんと済ませることも大切!

退職する際には、お世話になったオーナーやスタッフにできる限りの配慮をすることが円満退社を成功させるコツです。自分がいなくなった後にもお店が困ることのないように、しっかりと根回しをしておきましょう。特に重要になるのが、担当しているお客様の引き継ぎについてです。なかには自分が退職後にも、同じお店に通い続けるお客様もいるはずです。今まで担当していたお客様に不便さを感じさせないためにも、きちんと後任スタッフを決めておきましょう。引き継ぎをしてもらうスタッフを選ぶ際には、技術や接客スキルはもちろん、お客様との相性をしっかりと見極めることが大切です。

お客様のなかには同性の施術者にこだわっていたり、おしゃべりが弾む人が良かったりといった、その人ごとの要望があるはずです。きちんとお客様の性格や要望とマッチする施術者を選ぶことが、お客様に誠意を伝えるうえで重要でしょう。それからお客様ごとに用意してあるカルテには、髪質やクセいった情報を細かく記載しておくことも大切です。お客様の情報を盛り込んだカルテを残しておくことで、引き継ぎをするスタッフがスムーズに施術を行いやすくなります。引き継ぎに関連する注意点としては、お客様に挨拶を済ませることも忘れないようにしましょう。お客様には今まで指名をしてもらったことへのお礼や、辞めることになってしまった謝罪を伝えることがマナーです。お客様に退職を伝えるタイミングは、来店する周期を計算して決めると良いでしょう。お客様によってお店に来店する周期は1カ月や3カ月などそれぞれ異なります。感謝や謝罪の気持ちは、顔を見て伝えた方が誠意は伝わります。お客様が来店する日をきちんと計算しておき、顔を合わせて退職の報告ができるようスケジュールの調整をしておきましょう。このときに注意すべきなのが、転職先の情報を伝えるかどうかという点です。

お店により新しい職場の情報を伝えても問題がない場合もあれば、避けた方がいい場合もあります。こうした判断は個人でするのではなく、直接オーナーに相談しておくことがベストです。オーナーに断りを入れずにお客様に話をしてしまうと、引き抜き行為だと思われてしまうおそれがあります。お客様に新しい転職先を紹介したい場合は、事前にオーナーから許諾を得ておきましょう。万が一情報を伝えることが禁止されている場合は、実費ではがきを購入して転職先を記載し、お客様に送るという選択肢もあります。その時の状況に適した行動を取り、業務の引き継ぎをスムーズに完了させましょう。

退職までにチェックしておくべき項目とは?

退職をするまでには、いくつかチェックしておきたい項目があります。まずは「自分が退職することでお店に与える影響」についてです。誰かが仕事を辞めることになれば、他の人が業務を担当することになり負担をかけることは避けられません。美容師の仕事はチームワークが肝心です。自分が不在であっても他のスタッフが困らないように、できる限りの配慮をしたうえで退職しましょう。退職日まできちんと担当業務をやり遂げることはもちろん、退職後の連絡先をスタッフに伝えておくことも大切です。何か不明点があればいつでも連絡が取れるように、連絡先を交換しておきましょう。お店から支給されたものを返却することも、忘れてはいけないポイントです。勉強をするために支給された書籍やお客様に渡す名刺、名札が支給されている場合も返却しましょう。また、使用していたロッカーはきちんと清掃しておくことも大切です。後々他の人が気持ちよくロッカーを使用できるように、清潔な状態にしておきましょう。

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