スタッフのライフスタイルに合わせた働きやすいサロン『C’s』

宮城県仙台市の賑やかなショッピングエリア・一番町にある『C’s(シーズ)』。1990年のオープン以来、確かな技術ときめ細やかなサービスで、お客さまに愛され続けている老舗店です。近年、離職率が高いと言われる美容業界のなかで、『C’s』はスタッフが定着しています。その秘訣をディレクターの遠藤重彦さんに伺いました。

遠藤さん

幅広い年齢層のスタッフが活躍

――遠藤さんの経歴を教えてください。
「出身は仙台です。地元の美容学校を卒業後、関東のサロンで働きました。10年修業したら、仙台に帰って独立しようと最初から決めていて、1990年に『hair make C’s Infinity(ヘアメイクシーズインフィニティ)』という名前で、自分の店をオープンしました」

――現在スタッフはどのような方が働いていますか?
「今は、下は20歳から上は56歳まで12名。2018年の4月から2名新入社員が加わり、幅広い年齢層のスタッフがそろっています。メインで活躍している女性スタッフは、結婚・出産を経て、ライフスタイルは変わっても辞めずに働いています。もちろん、さまざまな理由で退職する人はいますが、平均すると1人5年は勤続していますね。同業者の知人からは、スタッフの入れ替わりが多くて大変だという声をよく耳にしますが、うちはそういうことがないので、店のクオリティが安定しているんです」

――それは、教育プログラムなどをしっかり組んでいるからですか?
「サロン独自で技術を向上させる勉強会を週に2回、撮影会も年4回ほど開催し、経験のあるスタッフが後輩にアドバイスしながら、互いに成長していっています。ただあまり細かくカリキュラムは組んでいないですね。コンテストの参加も、店で強制するのではなく、あくまで本人の意思にまかせています。子育てと美容師業を両立しながら働いているスタッフや、いろいろなことに積極的にチャレンジしたいスタッフなどさまざまですから。そのスタッフの自主性にまかせています。知識や技を磨いていくことは美容師として当たり前のことで、それよりもスタッフには“人間力”を高めなさいという話をよくしていますね」

遠藤さん

魅力的なスタッフを育てるには?

――“人間力”を高めるためにスタッフにはどのようなことを伝えているんですか?
「まずは“体力”。身体的な力ですね。美容師は立ち仕事なので、基本となるところです。ここがしっかりしていないと良い仕事ができませんから。なので今年は、参加できるスタッフでマラソン大会にエントリーしたんですよ。その日は店をお休みにして、チャレンジすることに。小さな子どもがいるスタッフもがんばってトレーニングしていますよ。次に“コミュニケーション能力”を高める。これを習得するのにはかなり時間がかかります。スタッフには“良い”も“悪い”も全部経験して欲しいんです。そこから知識が増えたり、自分の考えも生まれたりして、さまざまな年代のお客さまとの会話もできるようになっていく。こういう“人間力”を身につければ、どんな業界でも成功すると思います。まずは自分の軸をしっかり作って、魅力的な人間になっていって欲しいですね」

――技術を身に付けることより難しいかもしれませんね。
「そうですね。大きなことはしなくていいので、小さな“良い習慣”をまずは3か月続けてみることを勧めています。例えば小さなゴミを必ず拾うとかそういうことでいいんです。どんなことでも3か月続ければ、その行動が無意識にできるようになっていきますから。その小さな“良い習慣”の積み重ねが、そのスタッフの魅力につながっていくと思っているんです」

スタッフの個性やライフスタイルに合った職場環境が、離職率の低さにつながっている『C’s』。後半では、長年変わらぬ人気を誇る理由とこれからヘアスタイリストを目指す人へのアドバイスを伺います。

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Salon Data

C's

C’s

住所:〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町3-3-1 Kurax6F
電話:022-222-4305
http://hairmake-cs.com/
Instagram : cssendai

ずっと通いたいと思ってもらえるサロンを目指す『C’s』>>

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