コラム・特集 2025.04.16

美容師も派遣で働ける？派遣美容師のメリットとデメリットを紹介

働き方美容師経験者歓迎美容師就活

「派遣」と聞くと事務職や製造業などをイメージする人が多いかもしれませんが、美容師も派遣で働くことができます。

本記事では、派遣美容師として働くまでの流れやメリットとデメリット、そして派遣社員以外の働き方を紹介します。働き方や環境を変えたいと考えている現役美容師の人はもちろん、ブランクから復帰を検討している人も、ぜひ参考にしてください。

派遣美容師とは

派遣美容師は、特定のサロンに就職するのではなく、派遣会社に登録して派遣の要請を貰いその都度違うサロンでお仕事をします。

働きたい時間や曜日、美容師の技術レベルに合ったサロンを派遣会社が紹介してくれて、様々な就労面での調整も行ってくれます。

サービス残業をすることなどはなく、時間はきっちり守られるうえ上、短期での契約ができるなど、自由度の高さも魅力です。

派遣美容師として働くまでの流れ

オフィスワークの派遣社員と同様で、まずは派遣会社への登録を行います。

その際、経歴や、曜日・時間・場所など希望の勤務条件も伝えます。登録時にスキルチェックがある場合も。

登録後は派遣会社がマッチングを行い、働く側とサロン側の条件が一致すると、手続きのあと就業が開始します。

働き始めてからも、給料や休日などの待遇面は自分で交渉するのではなく、派遣会社が調整をしてくれるので、安心して働くことができます。

美容師が派遣で働くメリット

派遣美容師の働き方には、サロンに直接雇われて働いたり、フリーランスとして働いたりといった働き方にはないメリットがたくさんあります。

1.自分の条件にあった職場を選べる

派遣で働く場合、事前に希望の条件を提示するため、その条件に合わないサロンで働くことはありません。たとえば、「残業なし」や「時短勤務」などを希望条件として伝えておき、希望に沿ったサロンを派遣会社から紹介してもらいます。

サロンの立地や雰囲気、休日や仕事内容なども、派遣会社に要請があったサロンのなかから自由に選ぶことができます。

契約期間が短期間のサロンを選んだり、ダブルワークのための就業先探しの選択肢として派遣で働いたりすることも可能です。

就業前にサロンが派遣会社にしっかりと就労条件を明示しているので、安心して職場選びができます。

働く時間や期間も選べる

派遣美容師は、フルタイムで働くのはもちろん、時間帯が限定されている求人や、繁忙期などの期間限定の求人・数日間だけ出勤する求人など、様々な求人があります。

そのため、フルタイムでは働かずに、子どもが幼稚園に通っている時間だけ働く時短勤務など、自身のライフスタイルに合った働き方が可能です。

2.施術に専念しやすい

サロンに直接雇われて働いていると、スタッフ研修や会議・事務作業やその他の雑用など、美容師としての仕事以外のことに多くの時間を取られてしまいます。

しかし、派遣美容師はあらかじめ決められている範囲の仕事だけをこなせばよいので、研修や会議などに参加することは少ないです。

そのため、美容師としての業務に集中することができます。また、就労時間もきっちりと決まっているため、仕事が終わったあとの予定も立てやすいのが魅力です。

3.人間関係の煩わしさが少ない

職場での人間関係は、意外に悩んでいる人が多いようです。派遣美容師はサロンの人たちとは契約期間中だけの付き合いなので、良くも悪くもあっさりとした付き合いができます。

もし合わない人がいたとしても、契約期間が終われば付き合う必要もないので、美容師としての仕事に集中できます。

美容師が派遣で働くデメリット

とても働きやすくてメリットも多い派遣ですが、もちろんデメリットもあります。しっかりと事前に確認しておきましょう。

1.環境が変わりやすい

派遣美容師は、長期での採用もありますが、繁忙期のみの採用など、期間限定の仕事も多いです。そのため、働く環境が変わりやすく、職場が変わるたびにそれぞれのサロンのやり方や決まり、周りの人間関係なども変わってきます。

同じ職場で気心の知れた人たちと一緒に長く働きたいという方は、働くサロンを選ぶ際に契約期間や職場の雰囲気などをしっかりと確認したほうが良さそうです。

2.歩合が適用されない

派遣美容師は、時給などの条件が初めからしっかりと決まっています。サロンによっては、実力に応じて時給がアップしたり、社員登用したりしてくれるところもありますが、基本的には最初に決められた条件で働くことになります。

そのため、そのサロンで人気の美容師になってたくさん売上をあげたとしても、歩合が適用されず、決まった時給しかもらえません。自分の技術に自信があり、歩合で働きたいという場合は、フリーランスなどの働き方も検討してみましょう。

3.契約期間に終了がある

派遣美容師には、契約期間の終了があります。そのまま継続してくれる場合もあれば、期間終了とともにそのサロンでのお仕事も終了ということもあります。

契約期間が終了したときに、自分の希望する条件に合ったサロンの求人が出ていないこともあるので、継続して安定的に収入がないと困るという人には一つの難点です。

なかには派遣先サロンへの就職をサポートしているケースもあるため、派遣会社やその担当者に相談してみても良いでしょう。

派遣以外にも働き方の選択肢がある！

美容師は、働き方の選択肢が幅広くある職業です。

派遣で働くことを検討している理由が勤務時間の長さやプライベートとのバランスであれば、派遣以外の働き方でも悩みを解消できる可能性があります。

ここでは、派遣以外の美容師の働き方を紹介します。

直接雇用

サロンに直接雇用される働き方は、正社員だけではありません。契約社員やパート・アルバイトも直接雇用です。

直接雇用であれば頻繁に環境が変わる心配もなく、給料体系によっては歩合給もしっかり付きます。

フルタイムで働くことが難しい場合でも、パートやアルバイト・時短勤務など自分の都合がつく時間だけ働くことも可能です。

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「訪問美容師」という選択肢も！

直接雇用の求人のなかには、サロン勤務のほか、「訪問美容師」という働き方もあります。

訪問美容師は、理由があって美容室へ行くことができない人のもとを訪れ、カットなどの施術を行う職業です。訪問先は個人宅や病院・介護施設などさまざまです。

施術の対象が寝たきりだったり、自由に身体を動かすことが難しかったりといったケースもあるため、サロン勤務とは異なるスキルが求められることも。

訪問美容師のパート求人のなかには「週1日OK」や「ダブルワークOK」といった求人もあります。求人の詳細は下記のリンクをチェックしてみてください。

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業務委託

業務委託は、サロンと業務委託契約を結び、サロンが集客したお客様に施術を行う働き方です。

フリーランス（個人事業主）としてサロンと契約を結び、行った施術に応じて歩合制で報酬を受け取るケースが一般的です。歩合はサロンによって異なり、指名の有無によっても異なる割合を設定しているサロンもあります。

担当する施術数が多いほど報酬も増えるため、働いた分だけ収入が増えます。また、勤務時間の自由度も高めです。ただし個人事業主となるため、確定申告や社会保険等の手続きは自身で行う必要があるため、施術以外に事務的な業務が発生します。

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面貸し・シェアサロン利用

面貸しは営業中の美容室の一席を、シェアサロンはレンタルのためのスペースの一角を借りて、自分のお客様に施術を行います。

面貸しもシェアサロンも場所代を貸主に支払いますが、支払い方法は契約によってさまざまです。時間制で料金が決まっているケースもあれば、「売上のうち〇％」と決まっている場合もあります。

いずれも集客などは自分で行う必要がありますが、自分の都合に合わせて予約を取れるため、時間の自由度は高めです。

ただし、集客できなければ収入が得られなくなるリスクがあることは覚えておきましょう。

さまざまな働き方の美容師求人をチェックするなら「リジョブ」

美容師の求人をチェックするなら、美容関連の求人に特化した求人サイト「リジョブ」がおすすめです。

正社員やパートのほか、業務委託などさまざまな働き方の美容師求人を掲載しています。

検索条件が充実しており、雇用形態だけではなく、駅近や商業施設内といったサロン立地などを指定した検索も可能です。

さらにリジョブには、サロン側からスカウトする機能もあるため、自分では見つけられなかった求人と出会える可能性もあります。また、会員登録しておくことで、新着求人の情報を受け取ることもできます。

ライフスタイルに合った働き方を選ぼう！

短期間の勤務や次の職場が決まるまでのつなぎなど、自身の状況に合った働き方を選べることが、派遣美容師の魅力です。一方で、環境が頻繁に変わったり、給料に歩合が適用されなかったりといったデメリットもあります。

派遣美容師として働くことを検討している理由が勤務時間や休日などであれば、派遣以外の働き方でもその問題を解決できるかもしれません。

サロンと直接雇用を結ぶ正社員やパートのほか、フリーランスとして業務委託や面貸しを利用するなど、美容師にはさまざまな働き方の選択肢があります。

希望する働き方ができる求人がないか、ぜひリジョブでチェックしてみてください。

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