ヨガインストラクターが副業を考えるのはどんな時? 知識や経験を生かしたおすすめの副業4つ
ヨガインストラクターとして何年か働くうち、収入や時間帯など働き方で不満をいだき始める人がいると思います。
また、もっと深く学べる仕事、他の分野の仕事もやりたいと考える人もいると言えるでしょう。
世間一般のヨガインストラクターの人たちが副業をやろうかな、と思うのはどんなときなのか、ヨガインストラクターとしてがんばっているのに、他のことを考える余裕はあるのかなど気になるところです。
単純にもっと稼ぎたいとか、2つも仕事をこなせたらかっこいいとか、安易な考えで副業に手を出すべきではありません。たいへんなことにあえて踏み出す勇気があるなら、副業に目を向けましょう。
今のままではいたくない人、副業でもっと稼ぎたい人、今まで培ってきた知識や経験が生きる他の仕事がやりたい人は必見!ヨガインストラクターの副業について見ていきましょう。
ヨガインストラクターが副業を考える3つの理由
ヨガインストラクターとして日々ヨガを実践し、ヨガの普及に力を尽くしている人が、副業を考えるとしたら、どんな理由があるのでしょうか。
充実していないのか、充実しているけれども物足りないのか、気になるところですね。
1. 給料面で不安がある
1つ目の理由としては、収入面の不満です。正社員でしたら月給は決まっていると思いますが、昇給やボーナスは保証されているとは言えません。
また、サービス残業があったりスタジオによって差があったり、今の収入に満足とは言えないことに気づくことがあります。
最近は、ヨガだけでなくフィットネスやピラティスのレッスンを併設しているスタジオも多くなっています。
ヨガしかできない人よりも他のスキルも持っている人の方が良い給料をもらえる場合も考えられますね。
2. ケガや病気などの不測の事態に備えて
2つ目の理由としては、ケガや病気をした場合の不安です。万が一、ケガや病気をしてしまうと、明日からの仕事に影響が出てしまいます。
ヨガインストラクターとして働いている場合、ケガ・病気が完治するまでは働くことが難しくなります。
そして、この仕事しかしていなければ一瞬で収入が絶たれてしまいます。いくら貯金をしていたとしても、ケガや病気が重ければ治療費もかさみます。
さらに、自分が仕事に復帰する間、今まで働いていたスタジオで自分のポジションをそのままにして待っていてくれるとは限りません。
完治してから、再びスタジオの中の資格を取得したり、研修を受けるなどして、全てを一からやり直す必要があります。
3. スタジオが閉鎖された時に備えて
スタジオに所属して働いていても、フリーランスで指導していても、今働いているスタジオやスポーツクラブが突然閉鎖してしまう可能性があり得ます。
この場合、正社員やアルバイト・パートとしてフルタイムで働いている人達には大きな影響があると言えるでしょう。
さらに小規模なスタジオであれぼ、スタジオの閉鎖はイコール倒産ですから、働いていた人は全員職を失い収入が絶たれることになります。
フリーランスの人は、様々なスタジオでレッスンをしているため、1か所くらい閉鎖しても他のスタジオでのレッスンを増やせば問題ありません。
しかし、閉鎖したスタジオの代わりに新たなスタジオで働くときには、やはりオーディションを受け直さなくてはなりませんから、少しは影響があると言えます。
それ以外の理由は
万が一大きな災害が起こった場合も、勤務先のスクールやスタジオがなくなってしまうかもしれません。
スタジオはなくならなくても、災害の後は娯楽や趣味よりもライフラインが最優先されますから、ヨガスタジオは休業になってしまうかも知れません。
そんなときに備えてもうひとつの収入源を持ちたいと思う人もいるのです。
他には、将来独立開業を目指していて、今のままでは資金が足りないということもあります。
その場合はたくさん稼げることが一番の目的ですから、職種にこだわらず、内職も含めていろいろな副業をする必要があります。
ヨガインストラクターにおすすめの副業4つ
副業をすることになったインストラクターは、副業でどんな仕事をしているのでしょうか。やはりヨガと関係の深い職種を選んでいるのでしょうか。
または、収入にこだわらず心置きなくヨガを教えることができるように、副業は儲かることだけを考えてまったく他の仕事を選ぶ人もいるのでしょうか。
ここでは4つの選択肢を見ていきましょう。
1. スタジオの掛け持ち
一番簡単な副業は、掛け持ちして複数のスタジオで働くことです。
他の職種を同時にするわけではないのですぐにできますし、他の地域のお客様ともコミュニケーションが取れますから指導が上手になれば有名なインストラクターになれるかもしれません。
それから、1か所では与えられるレッスン数は決まってしまいますし、近所から来る生徒も限られます。
別の場所にあるスタジオへ行って教えれば、もっとたくさんの生徒やレッスンと出会えます。何か所かのスタジオを自分の職場にして、収入を倍増させましょう。
2. 出張インストラクター
こちらも、ヨガインストラクターという職種をそのまま生かせるパターンです。
出張インストラクターは、地域、職場、学校、イベントなどに招かれて不特定のお客様にヨガを教えます。
ヨガのポーズや瞑想を取り入れることで、ストレスが溜まりがちなデスクワークやネガティブな気持ちなどから心身を解放し、仕事の効率をアップします。
企業の福利厚生に癒しが取り入れられたりしていて、最近は引っ張りだこの指導スタイルです。
一般的には派遣会社に登録し、会社に来た依頼に応じて出張します。自分的にも同じスタジオで同じレッスンを繰り返すより変化があり、気分転換にもなりますから良い指導ができるでしょう。
3. ヨガウェアや用品の販売員
ヨガウエアやマットなどを売っているブランドショップの店員を副業としてやるのは、ヨガの知識や実践を生かしてお客様に話をすることができるので好都合です。
ブランドショップのお客様は、ヨガ好きな人ですから、ヨガを実践する感覚で、着やすく動きやすくお客様に合ったウェア選びをお手伝いすることができます。
初心者の頃からのヨガの経験がたくさんあるので、お客様との話も盛り上がることでしょう。
一方で、ウェアや流行のヨガの最新情報やニュースもショップでは得やすく、社員割引の特典を利用してウェアや用具を購入することもできますね。
4. 健康や運動ジャンルの仕事
スポーツジムやフィットネスクラブで、筋トレマシンのインストラクター、フィットネスのトレーナーをするという人も多いようです。
これらの仕事はヨガと共通する知識も必要としているので、副業としてはやりやすい部類に入ります。
お客様の目的も、健康増進や精神の安定などヨガと共通していますから、ストレッチのやり方や運動の方法など、それぞれの良いところを取り入れてアドバイスをすることもできます。
その他の選択肢もある
他には、一般事務など全く別の仕事を掛け持ちするケースもあります。
平日の朝から夕方までは一般の会社で働き、主に夜と休日にヨガスタジオで働くという、どちらが副業というより兼業のような形です。
副業で受付業務など接客を担当したり、テレホンオペレーターなどをすれば、お客様とのコミュニケーション能力が鍛えられますし、経理事務をすれば独立・開業した場合に非常に役立ちます。
ヨガインストラクターをしていて苦手分野だと感じることを副業に選び、克服するというのもひとつの手です。
まったく別の業種、仕事内容だからこそ、両方とも楽しんで働くことができるという人も多くいます。
生活費を気にしながらインストラクターをしていると、肝心なヨガを楽しめないことにもなりかねませんから、副業によって生活を安定させることは意味があります。
副業・WワークOKのスタジオはある?
WワークOKのスタジオはそれほど多くはなく、求人サイトでは全国で40件ほどしか検索できません。
また、ヨガスタジオの勤務時間が長いこと、休みが少ないことから兼業は難しいという声もあります。スタジオとしても、他の仕事で疲れて出勤されては困るという理由もあります。
正社員でなければ可能
正社員でなければ、自分の時間を自由に使うことができますから、本業に影響を与えないようにしっかり両立することでWワークは可能です。
疲れて本業にしわ寄せが来るようなことがないよう、自己管理をきちんとすることが大切なのは言うまでもありません。
ヨガスタジオは短時間勤務ができる
副業希望の人ばかりでなく、子育て中や介護中の主婦でも、家庭生活に影響が出ない時間帯に短時間だけ働きたい人は多くいます。
そこで、ヨガのスタジオやスクールでも短時間の勤務形態を用意しています。
スキルを持った人が家庭に埋もれてしまってはもったいないからです。短時間勤務を利用すれば、他の仕事をすることも可能ですね。
副業で別のスキルを磨くことを認めるスタジオも
副業で、フィットネスやピラティスのスキルを学べる場合もあります。
その結果、本業のスタジオでできることが増え、本業の収入も増やすことができればもう副業の必要がなくなるかも知れません。本業のスタジオでも、そのための副業なら認めてくれるはずです。
もっとも副業だけでなく、趣味を増やすことも本業の役に立つことが多くあります。ヨガ以外のスポーツ、フィットネスなど未経験のことがあれば、始めるのにちょうど良いかも知れませんね。
インストラクターの知識や経験を活かす副業を探そう!
今やサラリーマンでさえ副業が許されるようになり、収入の引き出しを複数持っている人は増えています。
正社員で働いている人は、もちろん会社に副業をしても良いかどうかを確認しなければなりませんが、アルバイトやパート、フリーランスでヨガを教えている人なら、積極的に副業を考えても大丈夫です。
ヨガインストラクターは他の職種に比べて自由ですし、働くスタイルも自分で決めやすいので、副業、兼業、Wワークに適していると言えます。
医療関係の仕事を本業にしている人が、健康増進と予防医学を学ぶ目的もあってヨガを始め、インストラクターになるというパターンもあるようです。
ヨガのインストラクターが将来的に、多くの技術を身につけて、多角的に働くことを目的に医療関係の施設やエステ関連の副業をすることもあり得ます。ぜひ広い視野を持って副業することを考えましょう。