お客さまとともに成長する渋谷の地域密着型サロン『merry』
渋谷駅から徒歩10分ほどのシックな空間が印象的な美容室『merry』。ファッションやバイク好きのスタッフが集まり、カルチャーを愛する渋谷の人々から高い支持を集めています。空間や技術力もさることながら、その細やかなサービスも人気の理由。とくに手作りスムージーなど20種類以上のメニューが揃うサービスドリンクが好評です。またSNSを活用した集客法も話題で遠方から足を運ぶお客さまも多いそう。
今回はそんな『merry』のオーナーhayatoさんとスタイリストの上野剛寛さんにインタビュー。前編ではサロンオープンの経緯やコンセプトなどについて伺いました。
出店は好きなカルチャーが集まる場所で
————まずは『merry』オープンの経緯について教えてください。
hayatoさん「オープンは8年前で、いまの場所に移転したのが2019年2月の中頃です。元々サロンの経営には興味があり、地元の新潟にあるバーバーで5年ほど働いた後上京し、原宿の美容室で6年ほど勤めて、腕に自信がついたタイミングでオープンに至りました。好きなカルチャーが集まる場所にサロンを構えたいと思っていたので、日頃からよく遊んでいた渋谷での出店を決めたんです。当時はスタッフが8名で、その後少しずつ増えていき今はスタイリスト7名、アシスタント4名の計12名が働いています」
男として憧れる人の下で働きたい
————上野さんは、なぜ入社を決めたのでしょうか?
上野さん「男として憧れる人の下で働きたいと思ったからです。それまでは足立区のサロンで働いていて、都心で技術を試してみたいと思い美容室を探していました。実際に『merry』を訪れてオーナーに会ったときに、かっこいいなと思い興味を持ち、オーナーと話した時に『この人になら怒られても素直に受け止められる』と思ったので入社を決めたんです。ちなみに面接は飲み屋で、お酒を飲みながら根掘り葉掘りいろいろと聞かれて楽しかったですね(笑)」
お客さまとともに成長できるサロンを目指して
————サロンのコンセプトを教えてください。
hayatoさん「渋谷にありながらも地域密着型のサロンを目指しています。お客さまがずっと通い続けてくれることで、私たちは成長することができるからです。結婚や出産など人生の転機があると、その方が求める理想のスタイルは自然と変わります。そしてそのニーズにきちんと対応し続けることが、私たちのスキルアップにつながるんです。またこれからスタッフを増やしていき、腕のよい美容師を輩出できるサロンを目指したいとも思っています。そのためには、スタッフの教育が大切です」
————上野さんは後輩に指導する際に意識していることはありますか?
上野さん「同じ注意でも捉え方が違ってくるので、指導をするタイミングを意識しています。『やってしまった』と自分で思っている時は素直に言うことを聞きますが、時間が経つと反省の意識が薄れてしまい、聞き入れにくくなるんです。たとえ忙しくても、後輩を見ていて気になったらすぐにひと声かけることを心掛けています。ちなみにオーナーは若手に注意することはあまりなく、理由を聞いたところ『強面だからビビると思うから』だそうです(笑)」
地下への階段を下ると広がるシックな空間も魅力的だった『merry』。後編では日頃のサロンワークで大切にしていることや、今後の目標についてお伺いしました。
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スタッフ1人ひとりの強みを生かせるヘアサロン『merry』>>