こだわりが光る! サロン専売ヘアケア名鑑 『THROW/ビューティーエクスペリエンス』
サロンのこだわりが垣間見えるサロン専売のプロダクト。配合成分が珍しいもの、パッケージにこだわりがあるもの、開発者の想いが込められているものなど、そのラインアップは実に様々です。
ここでは、各サロンで開発されたプロダクトについて、開発者にインタビューを実施。毎回様々なヘアサロンの専売商品をご紹介します。「自社開発したい!」「他社のこだわりを知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
今回はプロはもちろん一般ユーザーにも人気の商材を数多く開発しているビューティーエクスペリエンスが、人気のヘアサロン「air」と「Belle」と共同開発したニュアンスヘアカラーブランド「THROW」をご紹介します。
「THROW」を開発したサロンの1つは…
air執行役員ディレクター 木村直人さん
代表作「グラデーションカラー」を世に送り出したほか、ヘアカラーに対して常に斬新な価値観で創作し続けている。オンラインサロン運営やブランドディレクション、メディア編集長など、「美」という視点から業界内外にわたるアクションは常に注目を集めている。
「カッコいいもの、使っていてワクワクするものが欲しくて開発に携わりました」
—-木村さんが『THROW』の開発に携わったきっかけを教えてください。
「とにかく「カッコいいもの」、「こういうのがあったらいいよね」というものを実現したかったんです。日本女性が求めているものは、髪の赤みをつぶしたいっていうこと。その願いを叶えることがひとつ。もうひとつはワクワクするような高揚感ですね。ヘアサロンにあるプロダクトって、実際に使っていて気持ちがよくないんです。製品がサロンに並んでいるのを見ても、ワクワクしない。自分たち美容師も使っていてワクワクするものを作りたかったんです。
—-『THROW』に込めた木村さんの想いを教えてください。
まさにTHROWという単語が元々持っている意味、放つとか解放ですね。女性にとっては「赤み」からの解放。それからお客さまだけでなく、へカラーをする美容師たちも、サロンに置いてあるこのプロダクトを見て「カッコいい」と感じてくれれば。
—-確かに、どのプロダクトもスタイリッシュでカッコいいですね。
美容師だけでなくて、お客さまにもワクワクしていただきたい。例えばこのコンシーラー。家に持ち帰って実際に使いたくなる、バッグやポーチに入れて持ち歩きたくなる、そんなデザインを目指しました。
—-へアカラーに特化した『THROW journal』の編集長としてバーティカルメディアを立ち上げましたが、そのきっかけは?
ヘアカラーの情報って、すごく少ないんですよね。いろいろな情報が欲しい…と求められているのに。もっとヘアカラーを楽しみたい女性に向けているのと同時に、「役に立つ情報が欲しい」と感じている美容師に向けて発信しています。ヘアカラーがもっと身近に感じられるようにしたいですね。
サロン発のオリジナル商品を成功させる3つのポイント
オリジナル商品の開発を成功させる秘訣をまとめると…
1.自分が本当にカッコいいと思える商品であること
2.流行が一過性なのか定着するのか見極める目を持つこと
3.サイトなどを通じて求められている情報を発信し続けること
「THROW」が発売された2016年以前は、アッシュはトレンドにはなっていましたが今ほど定着していませんでした。それが今ではすっかり定着カラーに。流行に敏感であると同時に、ブームとともに過ぎ去る「一過性」なのか、または定番としてずっと残る「定着性」があるのかを見極める目も必要のようです。流行を作り出す立ち位置にいらっしゃる木村さんだからこそ、実現した商材だったのかもしれません。
Salon Data
air-GINZAtower
住所:東京都港区新橋1-4-1 wamiles 銀座タワー1F・2F
TEL:03-6228-5556
定休日:火曜
URL :http://www.air.st/