ヘアケアマイスターとは? 仕事内容を紹介|ヘアケアマイスターの資格を取得するにはどうすればいいの?

ヘアケアマイスターの資格を取得することができればヘアケアに関する深い知識が身につくとともに、知識に基づいたアドバイスができるので、お客様からの信頼もアップするでしょう。

美容師として、知識と技術を向上させるために資格取得を考えている人は多いのではないでしょうか。

今回は、ヘアケアマイスターがどのような仕事をするのか、またヘアケアマイスターの資格を取得するにはどうしたらよいのをご紹介します。

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ヘアケアマイスターとは? 仕事内容を紹介

ヘアケアマイスターの認定資格は、美容師や理容師として働く人におすすめの資格といえます。
自分の髪質や日常のケアについて悩みや不安があるお客様に対し、的確なアドバイスをおこなうことで信頼関係を築くことが期待できます。ヘアケアマイスターが具体的にどのような仕事をするのかについて解説します。

日本ヘアケアマイスター協会が授与する称号

ヘアケアマイスターとは、日本ヘアケアマイスター協会が認定する資格です。資格を取得すると、ヘアケアに関する知識が豊富でお客様へ的確なアドバイスができる証になります。

ヘアケア知識が豊富でお客様の毛髪診断が正しくできる・アドバイスや処置が的確にできる

この称号が授与されるのは、ヘアケアに関する知識が豊富・お客様の毛髪判断を正しくできる・的確なアドバイスが可能、の3つの能力を兼ね備えた人です。ヘアケアマイスターを持った人であれば、お客様は安心してカットやカラーを任せられるでしょう。

ヘアケアマイスターの仕事内容とは?

仕事内容としては、現状説明・施術説明・お手入れ方法のアドバイスの3つです。これらの説明を果たすことでお客様に髪に関する安心感を与えられるので、プロとして段階ごとにお客様からの質問にきちんと答えなくてはなりません。それぞれの仕事内容の詳細を確認してみましょう。

1. 現状説明|お客様の髪の毛の状態を見極める

今のお客様の髪質の状態を説明します。お客様は自分の髪がどのような状態かを気にしているので、髪質やダメージ度をチェックして客様にわかりやすく説明することもヘアケアマイスターのスキルのひとつです。
お客様の要望を聞きつつ、現状を判断したうえで施術内容を決めていけば徐々に信頼関係をえられるでしょう。

2. 技術説明|施術へのお客様の不安をとり除く

施術に対する不安を除くために技術説明をするのも、ヘアケアマイスターの大切な仕事です。髪質やダメージ度を正確に伝えたうえで、施術方法を理論的に説明するとお客様に安心してもらえます。ここでわかりやすく伝えることが安心してもらうためのポイントです。

3. お手入れ方法のアドバイス|施術のアフターフォロー

施術のアフターフォローもヘアケアマイスターの仕事です。そこでお手入れ方法やスタイリングのポイントをアドバイスすると、次回美容院に来るまでの間もお客様はヘアケアを楽しむことができます。カラーやパーマをした場合には、施術を長持ちさせるために必要なことを伝えておきましょう。施術が長持ちすればお客様に喜んでいただくことができ、美容師への信頼が生まれます。お客様からいただく代金には、アフターフォローまで含まれていることを忘れないようにしましょう。

ヘアケアマイスターの資格を取得するにはどうすればいいの?

美容師・理容師の仕事に役立つヘアケアマイスターですが、資格を取得するにはどうしたらよいのでしょうか。資格を取得する方法を解説します。

ヘアケアマイスターは認定制度|試験を受けて合格しよう!

ヘアケアマイスターは認定試験を受けて合格すれば取得可能です。この試験は毎年5月と10月におこなわれます。認定コースは3つにわかれているので、それぞれの試験内容や合格ラインについて確認しておきましょう。

受験資格|美容師・理容師免許は必須!

ヘアケアマイスターには受験資格があります。美容師・理容師の免許を取得して、美容師・理容師の仕事に従事している人が対象です。まずは自分が受験資格を満たしているのかどうかを確認しましょう。

プライマリーコース

認定コースで最初に受けるのが、プライマリーコースです。プライマリーコースに合格しないと次のコースを受験することはできません。1時間でマークシート方式100問に回答して、75点以上が合格ラインとなります。問題は協会の公式教則本「ヘアケアマイスターブック」から出題され、テキストの1~3章が出題範囲です。毛髪の健康の習得を目指した試験なので、テキストに書いてある知識をしっかり身につけましょう。

1章では毛髪化学、2章では毛髪のカウンセリング、3章ではヘアケア剤について学びます。毛髪化学は毛髪の構造や髪のダメージの原因、毛髪のカウンセリングは髪質の見極めや髪質についてです。ヘアケア剤はシャンプー剤やトリートメント剤の成分と働きで構成されています。

ミドルコース

ミドルコースはテキストの6~7章が出題範囲に加わります。プライマリーコースにプラスしてカラーパーマの習得を目指すものであり、6章ではヘアカラー剤、7章ではパーマ剤について学ぶことが可能です。ヘアカラー剤はヘアカラー剤の基礎知識や分類、パーマ剤はパーマ剤の分類やパーマの仕組みで構成されています。試験の出題方法や合格ラインはプライマリーコースと同じで、1時間にマークシート方式100問に回答し75点以上が合格ラインです。

マイスター1次コース

ミドルコースに合格するとマイスター1次コースが受験できます。マイスター1次コースは1時間でマークシート方式100問に回答して、85点以上が合格ラインです。プライマリーコースやミドルコースよりも、難易度が上がるので注意しましょう。テキストの4、5章が加わるため、テキスト全章が出題範囲です。ミドルコースにプラスしてスキャルプ・皮膚化学の習得を目指し、4章ではスキャルプケア、5章では皮膚化学について学びます。構成内容は、スキャルプケアは頭皮の診断や脱毛のメカニズム、皮膚化学は手の湿疹やシャンプーによる手荒れなどです。

マイスター2次コース

プライマリーコースからマイスター1次コースまでは「ヘアケアマイスターブック」から問題が出題されましたが、マイスター2次コースの問題は「2次専用テキスト」から出題されます。試験の出題方法はマイスター1次コースと同じで、1時間でマークシート方式100問に回答するものです。合格ラインは85点以上となります。ヘアケアマイスターブックで学んだ内容に加えてコミュニケーションスキルが求められるため、難易度はさらにアップするでしょう。コミュニケーションスキルを学ぶのは、お客様に合わせたヘアケアアドバイスや商品の説明が、お客様の満足度につながるからです。

認定コースを受験する前に|エレメンタリーWEB試験

認定コースの受験に不安がある場合は、認定コースを受ける前にWEBで手軽に受けられるエレメンタリー試験を受験してみるのがおすすめです。エレメンタリーWEB試験はWEB上でエントリーすればすぐに受験可能で、本試験の前に体験版の試験も受けられます。この試験時間は25分で、25問の問題に回答するものです。合格ラインは20問以上ですが、不合格でも再度受験できるので安心してください。合格するまで何度もチャレンジ可能で、無事に合格できれば合格証書をダウンロードできます。

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ヘアケアマイスターとはお客様の髪に的確な対処やアドバイスができる美容師のこと

ヘアケアマイスターは現状説明・施術説明・お手入れ方法のアドバイスをすることが仕事です。資格を取得することで豊富な知識を持ち、正しい毛髪判断ができる人という称号をえられます。しかし、この資格を取得するためには認定試験を受けなければいけません。その認定コースは3つ、試験は4つにわかれているので順番に受けていきましょう。興味がある人はエレメンタリー試験からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ヘアケアマイスター認定試験のテストの形式や出題される問題の雰囲気がわかるので、参考になるはずです。

引用元:
日本ヘアケアマイスター協会 「ヘアケアマイスターとは」

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