ヘアメイクアーティストは美容室でどんな仕事をするの? サロンへ就職するために必要な資格とは

髪が伸びてうっとうしいからすっきりしたい、思い切りイメージチェンジがしたい、ヘアセットをお願いしたい、など美容室に行くにはさまざまな理由があります。そう考えると、美容師さんはいろいろな技術を求められていることに改めて気づかされます。

そんな美容師さんのなかに、ヘアメイクアーティストと呼ばれる人がいることをご存知でしょうか。今回は、ヘアメイクアーティストは美容室でどんな仕事をしているのかはもちろん、サロンへ就職するためにどんな資格を持っていたほうがいいのかを解説します。

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ヘアメイクアーティストは美容室でどんな仕事をするの?

ヘアメイクアーティストといえば、メディアで活躍するタレントやモデルのヘアメイクをしている人というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、意外と身近なところにもヘアメイクアーティストはいます。それが、美容室で仕事をしているヘアメイクアーティストです。では、ヘアメイクアーティストは実際に美容室でどんな仕事をしているのか確認していきましょう。

お客様のヘアメイクや着付け|成人式・冠婚葬祭など

成人式や冠婚葬祭の際に、美容室でヘアメイクをしてもらったこと経験がある人もいるのではないでしょうか。このようなイベントのときに、一般のお客様にヘアメイクや着付けをしてくれる美容師も実は立派なヘアメイクアーティストのひとりなのです。

ブライダルコースがある場合は結婚式場への出張も

結婚式を計画している場合、どうしても必要になってくるのが衣装ですよね。和装、洋装の好きな方を着る場合もあれば、両方着る場合もあるでしょう。このようなブライダル業界で働いているヘアメイクアーティストは、和装・洋装両方のヘアメイクと着付けをこなす必要があります。

和装、洋装どちらにも対応する必要があるので、高い技術が求められるのが特徴です。また、ブライダルコースがあるサロンに勤めている場合は、実際に結婚式をおこなう会場まで出張し、ヘアメイクをおこなうケースもあります。

美容師免許がある場合は美容師としてのサロン業務

なかでも一番多いのは、美容師として普通にサロンで活躍されているケースでしょう。ヘアメイクアーティストとして勉強をするにあたって、取得をすすめられる資格のひとつが美容師免許です。美容師免許を持っていることで、ヘアメイクアーティストとしての活躍の場は大幅に広がります。通う学校によっては、カリキュラムのなかに美容師免許取得が最初から組み込まれている場合があるほどです。

ヘアメイクアーティストのニーズよりも、美容師としてのニーズの方が高いと判断した場合、普段は美容師として活躍しつつ、いざというときにはヘアメイクアーティストとして仕事をする人もいます。

ヘアメイクアーティストとしてサロンへ就職するために必要な資格とは?

どこに就職するとしても、その職種にふさわしい資格を持っていると優遇されることがあります。ヘアメイクアップアーティストとしてサロンに就職しようと思う場合も、必要な資格があることをご存知でしょうか。ヘアメイクアーティストとして、サロンに就職するために必要な資格についてや、どんな資格があると役立つのかを解説します。

就職には美容師免許が必要なサロンが多め

サロンへ就職しようとする場合求められる資格として、美容師免許が必要なサロンが多いです。求人情報を確認してみると、必要資格として美容師免許があげられています。

ヘアメイクアップアーティストとしては、基本的に美容師免許の取得は必須ではないものの、活躍の幅を広げるために美容師免許取得を推奨している場合がほとんどです。そのため、ヘアメイクアップアーティストとしてサロンに就職する場合でも、美容師免許が求められています。

美容師免許を取得するためにはどうすればいいの? 国家試験の受験資格とは

美容師免許は、誰でも簡単に取得できるわけではありません。美容師免許は国家資格であるため、まずは美容師法に規定された美容師養成施設を卒業しなければいけません。

そこで勉強したということで、受験できる条件を満たせます。そして、筆記試験と実技試験の両方を受け、どちらも合格し、免許証の交付がされて始めて美容師となるのです。そのためには、まずは養成施設などの学校に通う必要があるのです。

美容師免許の取得とヘアメイクの技術を同時にできる学校へ通おう

おすすめなのは、美容師免許取得とヘアメイクの技術を同時に学べる学校に通うことです。学校によっては、美容師免許を取得できないという場合もありますので、学校を選ぶ場合にはまずその点について確認しましょう。ヘアメイクアーティストを目指せる学校をいくつか紹介します。

東亜大学|芸術学部 トータルビューティ学科ファッションクリエイティブコース

美容師は専門学校で学ぶものというイメージがあるでしょう。しかし、東亜大学には、4年の過程を通して学び、美容師免許取得を目指す芸術学部 トータルビューティ学科ファッションクリエイティブコースがあります。

ただ、美容師免許取得を目指すというよりは、仕事をしていくうえで役に立つと予想される美容室を経営するための知識も学ぶことが可能です。また、これからの国際社会に向けて外国人顧客に対しての対応能力とさまざまなことを学べます。

出典元:東亜大学芸術学部 トータルビューティ学科ファッションクリエイティブコース

戸板女子短期大学|服飾芸術科 ビューティーモデル

こちらの短期大学では、残念ながら美容師免許を取得するカリキュラムは組まれていません。しかし、ヘアメイクテクニックやトータルでイメージする演出のノウハウを身に付けられます。また、インターンシップや学外実習にも力を入れていますので、いざ就職となったときに必要以上にためらわずに済むでしょう。

出典元:戸板女子短期大学 服飾芸術科 ビューティーモデル

東京ベルエポック美容専門学校|ヘアメイク科

こちらの専門学校の場合は、コースを選択することで美容師免許の取得も可能となっています。そのため、ヘアメイク技術と美容師免許で、活躍の場がより広がるようにカリキュラムを組むことが可能です。また、無しという選択も可能です。この学校では授業の90%以上が実技授業となっており、就職した際には即戦力として働くことができるよう在学中から現場を学ぶように求められています。

出典元:東京ベルエポック美容専門学校ヘアメイク科

美容師免許以外にも! 就職に役立つ資格を紹介

ヘアメイクアーティストとしてサロンで働くにあたって役立つ資格は、美容師免許だけではありません。美容師以外の資格であれば、日本メイクアップ技術検定試験を受けておくことで就職するときに役に立ちます。日本メイクアップ技術検定試験とは、一体どんな試験なのかを確認しておきましょう。

JMA|日本メイクアップ技術検定試験

日本メイクアップ技術検定試験は、メイクアップを職業とする人が基本的な知識を身につけているか判断することができる目安の資格です。三段階ありますので、トータルでの知識と技術が求められる1級を取得しておくと、自分の実力を示す判定材料としてもらえるでしょう。1級を受けるためには、まずは3級、2級と合格しないと受験資格をえられません。そのため、まずは3級合格を目指すことが必要です。

出典元:日本メイクアップ技術検定試験

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サロンへ就職するためには美容師免許が必須なことも!

ヘアメイクアーティストといっても、成人式や冠婚葬祭などのイベントで活躍する人、ブライダル業界で活躍する人、普段はサロンで美容師として活躍する人と、さまざまなヘアメイクアーティストがいます。サロンで美容師として働くことを希望する場合は、通常ヘアメイクアーティストとしては求められない美容師免許を求められることを覚えておきましょう。

美容師免許を取得していないのであれば、必要資格に美容師免許がない求人を探すか、将来のことも見据えて改めて美容師免許の取得にチャレンジするか自分に合ったほうを選んで就職するのがおすすめです。そうすることでヘアメイクアーティストとしての活躍の場を広げていくことができます。

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