こだわりが光る!サロン専売プロダクト名鑑 『EZ BROW&マユマスカラ ビー/アトリエはるか』
サロンのこだわりが垣間見える自社開発のプロダクト。配合成分が珍しいもの、パッケージにこだわりがあるもの、開発者の想いが込められているものなど、そのラインアップは実に様々です。
ここでは、各サロンで開発されたプロダクトについて、開発者にインタビューを実施。毎回様々なヘアサロンの専売商品をご紹介します。「自社開発したい!」「他社のこだわりを知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
全国に60店舗以上もヘアメイク&ネイルサロンを展開している、「アトリエはるか」が開発したアイブロウペンシルと眉マスカラをご紹介します。
「EZ BROW&マユマスカラ ビー」を開発したのは…
(株)アトリエはるか 執行役員/ヘアメイクアーティスト 佐藤敦俊さん
ヘアメイクアーティストのアシスタントを経て、2004年に(株)アトリエはるかに入社。翌年店長に就任。六本木ヒルズ店、京都伊勢丹店などの店長を歴任後、関西エリアのチーフに。2011年にはアパレルブランドの専属アーティストとして上海へ赴任。以降、上海を拠点に中国全土から香港で活動する。2015年に帰国後はテレビや広告の撮影、セミナーの講師として活躍している。
「プロはもちろん一般の方でもきれいな眉が描ける商品を目指しました」
—-お客さまにメイクをするだけではなく、商品開発に携わったきっかけを教えてください。
ヘアメイクアーティストとして長年培ってきたノウハウを活かして、プロの僕たちはもちろん、一般の方でもきれいな眉が描けるような商品があったらお客さまに喜んでいただけると思い、オリジナル商品の開発をスタートしました。
—-ほかの眉メイクものとは、どんな部分を差別化していますか?
一番こだわった部分は日本人の肌に合うカラー展開にしたことです。サイズ感もポーチに入る大きさにしたので、プロが施術しやすく、一般のお客さまも普段使いしやすいアイテムにしたことが他との違いでしょうか。
お客さまからも「色使いが自然なので濃くなりにくい」とか「ポーチに入るサイズでちょうどいい」というお声をいただいています。
—-完成するまでにどんな苦労がありましたか?
微妙な色の調整が難しかったですね。製造工場とのやり取りは色番号での指定もありますが、その色を何%の濃度で、どのくらい使うのかによって仕上がりがまったく違ってしまうんです。最終的には「もうちょっとだけ黄みがかった明るめのブラウンに!」といった内容のやり取りで調整して、イメージの色に近づけるのに苦労しました。
—-ペンシルと眉マスカラの色の特徴と似合うタイプを教えてください。
まず、ペンシルですが、#100はベーシックなナチュラルブラウンなので自然に仕上げたい方におすすめです。#200は少しグレイッシュなダークブラウンで、髪色が暗めな方や眉毛が少なめで毛を描き足したい方向きです。赤みブラウンの#300は髪色に赤みがある方やちょっと柔らかい印象に仕上げたい方におすすめです。
眉マスカラの#100は眉の印象を少し明るくしたい方にぴったりなナチュラルブラウンです。#200は髪色が暗めで毛流れを整えたい方におすすめのダークブラウンです。#300は眉を明るくしたい方におすすめのイエロー系ゴールドです。
—-佐藤さんおすすめの組み合わせはありますか?
眉がある程度生えている方で、ナチュラルに仕上げたいならペンシル#100と眉マスカラ#100の組み合わせがおすすめです。眉の毛量が少ない方はペンシル#200と眉マスカラ#100がいいですね。
—-今後、どのような商品が誕生するのか、計画があれば教えてください。
「アトリエはるか」にはネイルサロンもあるので、オリジナルのジェルネイルを開発する予定です。楽しみにお待ちください!
サロン発のオリジナル商品を成功させる3つのポイント
サロン発のオリジナル商品を成功させるポイントをまとめると下記の3つでした。
1.一般ユーザーの使いやすさも考えた商品であること
2.使用シーンを考えたデザインであること
3.日本人の肌色を基本に汎用性のある色であること
使い勝手のいいデザインや日本人の肌に合う色味を探求できたのも、メイクアップアーティストとして活躍している佐藤さんだからこそ。
一般のユーザーがどんなものを求めているのか、またどんなことに悩んでいるのか、常にアンテナを張り巡らせて情報をキャッチする姿勢も必要なのかもしれません。
Salon Data
アトリエはるか 渋谷マークシティ ウェストモール店
住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウェストモール1F
TEL:03-5428-0122
定休:渋谷マークシティに準ずる
URL:https://www.haruka.co.jp/salon/03_hm/