流行の隣にある物をチェック!『hau’oli』山口彩美さんの個性の磨き方
おしゃれなライフスタイルを送る美容業界の方々からセンスの磨き方を学ぶ『私のセンスの磨き方』。今回紹介するのは、カラー、ファッション、メイクの提案でファンをつかんでいるhau’oli 山口彩美さんです。注目ポイントは、真似から始めるセンスの鍛え方。
個性の出し方で悩んでいる方、情報収集の方法に困っている方にとって参考になる情報が満載です!
hau’oli 山口彩美さん
山口彩美さんのプロフィール
所属先:hau’oli
年齢:24歳
出身地:北海道
得意とする技術:カラーが得意ですね。派手髪からナチュラルまで幅広く対応することができ、その髪に合ったファッションやコーディネートのご提案も得意です。
主な実績:美容師歴5年目。アイリスト歴3年目(現在のお店ではやっていません)。資生堂のヘッドスパの認定試験合格、スパニストのディプロマを取得。2017年株式会社アポロ商事開催のフォトコンテスト(クリエイティブ部門)にて審査員賞(砂原賞)受賞。株式会社storage(当社)フォトコンテスト(アシスタント部門)にて第1位獲得。現在はヘアアレンジチームに所属し、インスタグラムにアレンジ動画を発信。
センスの秘密はこれ
真似から始めて自分流にアレンジを!
センスの磨き方
「私のセンスの磨き方は真似です。正直に言って、自分自身あまりセンスがあるとは思っていないので…(笑)。まずは誰かの真似をして、そこに自分らしさをプラスしています。また性格として、『人と同じ』があまり好きではないので、真似をしつつその隣にある『ちょっと違うもの』に目を付けているのかもしれません。他にも、写真を撮ることも大切だと思います。いつもの景色が全然違った世界に見えて、それがとても素敵なことがあるので、できるだけ外出をしていろんな物や景色を撮って参考にしていますね」
Gallery
「センスを磨くために取り組んでいることの1つ目は撮影です。客観的にスタイルを見ることができて、発色やバランスなどのチェックに役立ちます。写真は『hau’oli』が入っているビルの屋上で撮影した一枚です。青く澄んだ空に映えるピンクのヘアがドラマのワンシーンのようで、情緒溢れる素敵な写真なので今回選びました。ちなみに、ポージングの指定やアングルもとくに決めていません(笑)。偶然の一枚ですが、顔の向き、吹いた風、余白のバランスがとても魅力的でモデルさんの個性や雰囲気が上手に表現できたと思っています」
「センスを磨くために取り組んでいることの2つ目はヘアアレンジです。SNSなどで評価を受けやすいので、最近はとくに力を入れています。写真はSNSで見かけた編み下ろしのスタイルです。これまで挑戦したことがなかったので、とても勉強になりました。また、ヘアアレンジの発信を積極的に始めたところ、お客さまからオーダーをいただくことも増えてきました。とてもよろこんでくだるので、これからも続けていこうかなと(笑)。ちなみにこの写真は社内フォトコンテストのアシスタント部門で第1位を獲得しました」
「センスを磨くために取り組んでいることの3つ目はファッションです。少し前までは、職場の先輩とコーディネートを撮り合ってインスタグラムにアップしていました。写真は、お気に入りのオーバーオールを着た時の一枚です。ちなみに、コーディネートは『大人っぽく』などのテーマを決めることが多く、そのテーマに沿った髪型、メイク、アクセサリーを合わせています。お客さまとも洋服の話題で盛り上がることが多いので、日頃からファッションの流行を押さえることを大切にしています」
センスを磨くコツ
センスを磨くコツは散歩です(笑)。街ゆく人のコーディネートや髪型、アパレルショップに飾られているディスプレイのファッション、店員さんの服装、ポスターや広告など何気ない物の美しさに気が付くので大切だと思っています。そのため、休日はできるだけ外に出ていて、散歩中は『アンテナを強く張っている』というよりも、『なんとなく気になるものを探す』イメージですね。
山口彩美さん流 3つのポイント
1.撮影に力を入れて自分が作ったスタイルを客観的にチェックする
2.ヘアアレンジを工夫してSNSの集客につなげる
3.日々のコーディネートをアップして接客に生かす
情報収集の方法について「インスタグラムやテレビのバラエティ番組をチェックして、服装や髪型を参考にしています」と話す山口さん。感性に自信がないという方は、山口さんのように、まずは真似から始めてみてはいかがでしょうか?