コラム・特集 2024-09-18

サロンワークとは？ネイリストの業務と一日の流れを紹介

教育・スキルアップネイリスト働き方

「サロンワーク」という言葉を耳にしたことがある人も多いはず。では、ネイリストの仕事においてサロンワークとはどんな業務のことを指すのでしょうか。サロンワークという言葉の意味と、ネイリストが行うサロンワークの内容について理解を深めましょう。

ネイリストの一日の仕事の流れや、職場探し・応募の方法などもお伝えするので、これからの参考にしてみてください。

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ネイリストのサロンワークとは？

「サロンワーク」とは、美容室やエステサロンなどの美容系サービスを提供する場所・サロンで行われる業務全般のこと。事務作業や清掃なども含まれるので、ネイリストの場合、ネイル施術だけがサロンワークというわけではありません。

そこで、ネイリストのサロンワークにはどんなものがあるのか、業務内容やポイントを見ていきましょう。

1. 施術に関する業務

多数あるサロンワークのうち、主軸になるのは施術業務です。ネイリストの場合は、以下で挙げる「ネイルアート」や「ネイルケア」といった施術を行います。

ネイルアート

ネイルアートとは、お客様の爪にポリッシュやジェルなどでカラーやデザインを施す仕事です。デザインによっては、ストーンやラメなどの部品を用いて装飾することもあるでしょう。

ネイルケア

ネイルケアとは、手指の消毒・爪の保湿・甘皮の処理などを行う仕事です。爪の形や状態を整えることにより、地爪を美しくしたり、その後に行うネイルアートを長持ちさせたりする効果が期待できます。また、ネイルアート後にアフターケアとして行うケースもあります。

2. 接客業務

接客とは、来店したお客様の受付やご案内、カウンセリング、会計などの業務です。施術と同様、お客様と直接関わる仕事なので、笑顔で対応する・挨拶や言葉づかいに気をつける・お客様のプライバシーを尊重するなどの配慮を行いましょう。

下記のような点を意識することで、お客様の信頼感を高める工夫をしているサロンもあります。

・相手の職業を直接には聞かず会話のなかでくみ取る（プライベートを明かすのが好きでないお客様もいるため）
・相手のライフスタイルを考慮して、よく使う指には大きなパーツを乗せない
・説明や先回りの一言を添える　など

リピートにもつながる部分のため、接客時の参考にするとよいでしょう。

引用元
小さな言葉が大きな成果のもと！ネイルサロン『Nail Angeal』の再来を生む接客

3. 用品販売業務

ネイルオイル・ハンドクリーム・ネイルファイルなどの商品を販売する「物販」も重要な仕事のひとつ。

押し売りをするのではなく、それぞれの商品の知識をしっかり身につけ、自分でも使って使い心地を体感したうえで、お客様の爪の状態やニーズに合わせた提案を行いましょう。

4. 集客・販促業務

自サロンを多くのお客様に利用してもらうための販促業務も欠かせません。キャンペーンや紹介割引を行ったり、SNSなどで情報を発信してお客様の興味を引いたり、お客様からの問い合わせやメッセージでコミュニケーションを取ったりと、集客につながる策を実施することが重要です。

3万人を超えるフォロワーを手に入れた、プライベートネイルサロン「Suu-」を経営する人気ネイリストのTsumikiさんは、毎日コツコツとインスタグラムの投稿を続けたことが結果に繋がったそうです。

「毎日ネイルのデザイン写真を投稿したことはもちろん、自分でカラー名などをネーミングしてブランディングしたことや、トレンドをいち早く発信したことも功を奏したのではないかと思っています。また、投稿写真はデザインの美しさがわかるように、自然光で撮るなどのこだわりもあります。」

引用元
集客はネイルブックとインスタグラムだけ！毎日投稿することで3万人のフォロワーを獲得したネイリスト・Tsumikiさん

5. 売上管理業務

サロンの売上や収益を管理する業務も行います。月初に予算計画や売上目標を立て、日々の売上を集計しながら実績をまとめたり、売上を伸ばすために戦略を練ったりすることが重要です。

6. スタッフ育成業務

自分自身のスキルアップはもちろん、スタッフの育成も行わなければなりません。お客様に最初から最後まで満足していただけるよう、技術スキルだけでなく接客スキルも高めましょう。

スタッフ教育において、基礎は教えつつも成長していけるように自分で考えてもらうことや、自分自身がスタッフを導ける存在になるために勉強や挑戦を続けることを心がけている人もいます。

引用元
個性を伸ばす教育とどんな人でも受け入れる環境をつくるネイリスト・erinaさん

ネイリスト業務の一日の流れを紹介

サロンワークについてわかったところで、ここでは、ネイリスト業務の一日の流れはどんなものなのか、例を紹介します。

1. 営業時間前｜予約チェックや清掃など

出勤してからオープンするまでに行う業務は、予約チェックや清掃、レジの準備などです。その日の業務の確認のために、スタッフとミーティングをすることもあります。

2. 営業時間中｜施術や接客など

オープンしてから営業時間終了までの業務は、接客・施術がメインです。お客様をお出迎えして受付・カウンセリング・施術を行い、会計してお見送り。合間にスタッフと交互に休憩を取り、空き時間にはネイルチップの制作やSNSの投稿などを行うこともあります。

3. 営業時間後｜レジ締めや清掃など

最後は営業時間後のクローズ業務です。その日の売上を精算してレジ締めを行い、店内の清掃や翌日の準備などをします。日報をつけたり、本部などに報告を行ったりするケースもあるでしょう。また、閉店後に講習や練習を行うサロンもあります。

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ネイリストがスキルアップするには？

つづいて、ネイリストがスキルアップする方法について解説します。

1. セミナーや勉強会に参加する

セミナーや勉強会に参加して、自分の足りない部分やさらに高めたい技術を伸ばす方法です。熟練の講師から学べるのはもちろん、同じ悩みを持つ他のネイリストと交流できる可能性もあるので、ぜひ自分が身につけたいことを学べる講座に参加しましょう。

2. 先輩スタッフのスキルを参考にする

施術や接客などが上手な先輩スタッフを観察し、お手本にするのもよいでしょう。ただ真似をするだけでなく、コツや心がけていることなどを直接尋ねるのもおすすめです。

自分に合ったサロンを探すにはどうすればいいの？

では、ネイリストとして活躍できる就職先を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。探し方の例を2つお伝えします。

就職・転職エージェントを利用する｜美容業界に強いエージェントがおすすめ

就職・転職エージェントとは、応募時の対策や求人の紹介など、求職活動をトータルでサポートしてくれるサービスです。アドバイザーに相談し、助言を受けたり提案してもらったりしながら採用を目指せます。

ネイリストの仕事探しでは、美容業界に強いエージェントを利用するとよいでしょう。

求人サイトを利用する｜美容系に強い求人サイトがおすすめ

求人サイトとは、いろいろな企業の募集情報が取りまとめられているサイトのこと。エリアや職種を限定したり、希望する条件を選択したりして探せます。ネイリストには、美容業界に特化した「リジョブ」などの求人サイトがおすすめです。

ネイリストの履歴書で押さえておきたいポイントとは？

ネイリストが志望先に提出する履歴書を書くときは、どんな点に気をつければいいのでしょうか。ポイントをチェックしましょう。

押さえておきたい基本的な書き方とは？

基本の書き方のポイントには以下のような点があります。

・丁寧な字で書く
・間違えたら修正ペンや二重線で直さず新しい用紙に書く
・略字を使わない
・年は西暦か和暦かで統一する
・過去の履歴書を使い回さない　など

志望動機に書くべき内容とは？

履歴書の志望動機は重視されやすい項目です。ネイリストの場合、ネイリストを目指した理由やそのサロンで働きたい理由、自分のスキルをもとにした今後の目標などを書くとよいでしょう。

ネイルサロンの面接で押さえておきたいポイントとは？

ネイリストの就職試験では面接も重要なため、以下のような点を押さえて対策しておきましょう。

・聞かれやすい質問を把握してスムーズに答えられるようにしておく
・技術チェックが行われる場合は練習して備える
・スーツを着用する（私服の場合は上品な服装）
・ネイルを美しく整える
・ハキハキと礼儀正しく対応する
・意欲をしっかりアピールする　など

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ネイリストの面接に必要なマナーとは｜よく聞かれる4つの質問と回答例

サロンワークのポイントを押さえてスキルを磨こう！

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ネイリストのサロンワークには、接客や施術のほかにも物販・集客・売上管理などたくさんの業務があります。一日の流れも紹介したので、サロンワークのポイントを押さえてスキルアップを目指しましょう。

なお、ネイリストが自分にぴったりの職場を探すには、リジョブがおすすめです。「未経験歓迎」「大手サロン」「個人サロン」「面貸し・ミラーレンタルOK」など、さまざまな条件を設定して探せるため、自分にとって働きやすい職場に出会いやすいでしょう。

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