コンセプトの違う2店舗は幅広い年齢層に愛されるサロン『Bella Dolce/Sylphy』
表参道駅から徒歩30秒。交差点すぐそばという好立地のサロン『Bella Dolce/Sylphy』。5Fにあるのはオープンから9年目を迎える『Bella Dolce』。そして2016年12月、同じビルの7Fにできた『Sylphy』。両店舗の店長を務めるディレクターの田中翔さんに、お店の特徴についてお話を伺いました。
店舗それぞれでスタイルを変え、違う客層をキャッチ
――店舗が5Fと7Fと同じビルですが、それぞれ違いはあるのでしょうか。
「店内のコンセプトを変えています。5Fは西洋風のイメージですが、こちら7Fはシンプルな内装になっています」
――お店としては、同じなのですか？
「今はまだ同じスタッフが行き来していますが、今月（取材時2017年8月時点）よりスタッフを分けて固定化させようとしています。より7Fのメンバーがやりたい方向性に取り組んでいけるよう、特色を出してもいいかなと思っているんです。店舗のスタイルとしても、5Fはオールジャンル、7Fはより都会的な、トレンドを取り入れたスタイルを進めていこうと考えています」
――客層としても、それぞれ違う年代が訪れていますか？
「そうですね。5Fはあまり学生さんはいらっしゃいません。だいたい22、3歳くらいから、上は70代の方まで幅広いのが特徴です。逆に7Fは10代後半から30代40代と、比較的若い年齢層の方も多く訪れています」
――年齢層が大きく違うのには、理由があるのでしょうか。
「所属スタイリストの年齢が影響していると思いますね。7Fのほうが、比較的若いスタイリストが多いのです」
――7Fは店内が明るいですね。
「そうですね。白、グレー、ベージュと基調としており、店内が明るくなっています。お客さまからも、雰囲気が違っていいですね、と好評です。また、5Fに比べて7Fのほうは、1席少なく設定しているんですね。その分スペースがあるので、導線もすっきりしているんです」
7Fができたことで働く環境にも変化が
――7Fにオープンされたのいつのことですか。
「2016年12月です。5Fだけではお客さまの対応がしきれなくなってきていたため、もう1店舗増やすか、場所を移動することを検討していました。そんな矢先に、偶然7Fに空きがでたんです。もう1店舗だすなら、同じビル内はベストな条件。無事おさえることができ、出店することができました」
――7Fができたことで、変えたことはありますか。
「仕事のやり方を変えたり、スタイリストの振り分けを行ったりしました。またキャパが増えたことで、両方とも埋まるようにしたいとやる気もでましたね」
――スタッフさんへの影響はあったでしょうか。
「全員が同じ気持ち、モチベーションで仕事をし続けることって難しいですよね。スタッフのなかで、テンションが高い人とそうでない人が生まれたとき、階を分けて配置することで、スタッフ間の摩擦を抑えることにも役立っています。また、場所を変えると気分転換になるんです。5Fと7Fを行き来することで、気分を変えることができるのはメリットだと思いました」
今後はお店としての統一感も意識
――お店では作品作りのための撮影会など行っているのですか？
「スタイルについては、スタイリストがそれぞれ撮影、編集し、ネットにアップしています。お店での撮影会は行っていませんし、個人の好みのスタイル、クオリティでアップしています」
――では、作品のクオリティは統一されていないのですね。
「そうですね。クオリティについてもばらつきが出ていると思います。ただ、今回上下にお店を分けたのを機に、店側として統一感を出していこうと考えています。とくに7Fについては、都会的で洗練されたスタイルを作っていこうと話し合ったばかりでして、モデルやロケーションなどを統一していこうと考えています」
Salon Data
Bella Dolce/Sylphy
住所：〒107-0062 東京都港区南青山3-18-20 ワークス南青山5F／7F
TEL：03-6805-0644
http://bella-dolce.net/
落ち着いて過ごせる空間づくりにこだわる『Bella Dolce/Sylphy』>>
