理容科ではカット技術を極める！ 埼玉県理容美容専門学校
カットによるスタイリングを中心に学べる理容科と、美容に関わる技術を広く学べる美容科がある埼玉県理容美容専門学校。今年で創立65年を迎え、2万人を超える卒業生を見送ってきました。そしてこちらの学校、なんと「厳しさ」が人気の秘密のようで…！？
そんな埼玉県理容美容専門学校での学校生活について、今年入学したばかりの1年生4人と、校長先生にお話をうかがいました。前編の今回は、理容科1年生の石黒さんと飯田さんに学校の魅力について語っていただきます。
技術だけでなく、人間性も磨くためにここへ
――まずは、こちらに入学を決めたきっかけを教えてください。
「高校の先生にこの学校について聞いたことがきっかけです。僕は高校卒業後一度就職したのですが、理容師になる夢を諦められず、高校の先生に相談したんですよ。そこで、埼玉県理容美容専門学校は他より厳しく指導してくれることを聞いたんです。僕自身あまり真面目なタイプではなかったので、夢を叶えるためにも厳しい学校の方が向いているだろうと思い、会社を辞めてここへの入学を決めました」
――理容師に興味を持ったきっかけはなんでしたか？
「子どもの頃に僕の髪を切ってくれていた理容師さんがとてもおもしろい人だったので、ずっと理容を身近に感じていました。また、高校生の頃に友達や自分の髪をアレンジしてみたら楽しかったこともきっかけのひとつです」
――理容科に進んだ理由を教えてください。
「どちらかと言うと、女性よりも男性のスタイルを作ることが好きだったからです。また、理容科でしか学べないシェービングにも興味があり、こちらへ進むことを決めました」
――最後に、将来の目標を教えてください。
「今は男性のスタイルに興味がありますが、いずれは女性の髪もカットできるようになりたいですね。そしていつか自分のお店を経営したいと思っています。僕自身シザーズを持ちつつ、自分のお店を持つことが夢なんです」
クールな雰囲気の石黒さん。そんな彼が一番好きなのは、カットの授業なのだそう。高い技術力を身につければ、その落ち着いた空気感も相まって誰からも愛される理容師さんになりそうです。
素の自分でいられる、楽しく温かい空気が魅力
――まずは、理容師に興味を持ったきっかけを教えてください。
「子どもの頃は母に髪を切ってもらっていたのですが、毎回すごい髪型にされていたんです（笑）。それがどうしても嫌で自分で切るようになり、小学校5年生の頃には自分でいつもカットしていました。お店に行くと微妙なニュアンスが伝わらなくて、理想の髪型にならないこともあるじゃないですか。それが、自分で切ると思い通りになるのが楽しくて！そこから、カットを専門にした仕事が夢になりました」
――一番好きな授業はなんですか？
「カットかと思いきや、やってみると他の授業も楽しいんですよ。理容科にもアップやメイクなどの授業がありまして、なかでもネイルが最近は一番好きですね。先生にすごく褒めてもらえたからというのもありますが（笑）、たとえばお題が“お花”の場合、花びらの枚数など決まりがあったうえで、自分なりにデザインするんです。縛りがあっても1人ひとりの個性が表れるので、見ていてとても楽しいですね」
――理容科はどんな雰囲気なのでしょうか？
「男女関係なく仲がよくて、とてもいい雰囲気ですよ。先生方も優しい人が多く、親兄弟のような身近な気持ちで接せられます。人と深い繋がりを持つ楽しさやおもしろさは、この学校に来て学びました」
――最後に、理容科を目指している方にメッセージをお願いします。
「理容って、少し壁があると思うんです。だけど飛び込んでみるととてもおもしろいですよ。人を美しく、可愛く仕上げることが美容であるのに対し、見た目を清潔に整えることが理容です。美容は日常のなかで学ぶ機会が多いと思うんですけど、理容はなかなかないですよね。美容とは少し違い、雑誌などであまり見ないような新鮮な内容なので、とても興味深く学べると思いますよ」
チャーミングな笑顔が素敵な飯田さん。そんな彼女は将来、都内のサロンで理容師として働きたいそうです。“さいりび”でさらに人間性と技術力を磨き、希望のサロンで活躍してほしいですね。
中編の次回は、美容科で学ぶ1年生のおふたりにお話をうかがいます。
