バリのリッツカールトンにも出店。グローバルサロン『Muse』

日本でのサロンワークのほか、インドネシアのバリ島にもお店を構える『Muse』。2017年10月にはバリに3店舗目がオープンします。日本とは異なる環境でのヘアメイクやサロンでの仕事は試行錯誤の繰り返し。そんな海外進出について、自由が丘店の店長である大橋佳介さんに自身の経験を交えながらお話を伺いました。

バリでのブライダルメイクが海外進出のきっかけ

――2017年秋にはインドネシアのバリ島に新たにサロンがオープンすると聞きました。
「バリにあるホテルリッツカールトン内のサロンを合わせて、3店舗目になります。もともと海外進出を視野に入れていたわけではなかったのですが、あるときバリでのブライダルワークに関わることになったのです。日本人の方がバリで挙式を上げられるときに、日本人のスタイリストがヘアメイクを担当すると安心するからと、衣装会社さんいただいた仕事の依頼がきっかけでバリ進出のきっかけとなりました」

大橋さん

――バリでのブライダルメイクというと、日本と異なって大変なことも多いのでは?
「一番大変なのは気候の違いです。新郎新婦のヘアメイクを担当しますが、ビーチで撮影をとなると暑いし汗もかきます。さらに湿気も多いエリアなので、そういった環境でも崩れないヘアスタイル、メイクを手掛けるというのはバリならではの経験でした。日本ではなかなかない環境ですね」

Muse

言葉の壁に苦戦しながらも名に恥じないサービスを

――そのほかに海外でのサロンワークで日本との違いを感じることはありますか?
「やっぱり言葉の壁ですね。日本人のお客さまならいいのですが、それ以外の方となると英語やインドネシア語が話せるスタッフに通訳してもらいながら進めます。ホテルのなかのサロンだと、バリの方でも日本の方でもない海外からのお客さまもいらっしゃって、ひとつずつ言葉を確認しながら進めていく必要があります。サービスは日本と同じものを用意していますが、細かいニュアンスが伝わりにくい部分もあるので、日本でやってきたことを100%出し切れるかというと、そうじゃないかもしれません。でも世界的に名があるホテルに出店している以上、その名に恥じない接客をしていかないといけないとは思います。『ここのホテルに入っているなら』と期待をして訪れてくれるお客さんもいらっしゃいますから」

Muse

まずは国内のサロンワークで実績を積みステップアップ

――海外の店舗で働くためにはどんなステップを踏む必要がありますか?
「海外を希望するスタッフもいますが、やはり日本と同じというわけにはいきません。遠く目の離れた場所で働いてもらうことになりますから、国内のサロンワークでまずは信用・信頼を国内で築いてもらう必要があります。すぐ海外というわけではなくて、ある程度日本で実績を上げてもらわないと難しいですね。語学については、現地に着いてから英語を勉強する人もいます。それ以外に必要なスキルとなると、僕たちの強みである人柄のよさでしょうか。これはバリでも重要だなと感じています。もしかしたら、世界共通かもしれませんね(笑)」

――今後も海外での活動には力を入れていく予定ですか?
「今後はアジア戦略というのが一番のポイントだと思います。バリでは日本のヘアサロンの撤退も目立ち始めています。でも、バリがあるインドネシアは中国、インド、アメリカについて世界第4位の人口を持つ大きなマーケットです。そんな市場で『Muse』というサロンブランドや日本の技術を持っていって、今以上に大きくしたいと思っています」

   

Salon Data

Hair Make Muse jiyugaoka

Hair Make Muse jiyugaoka(ヘアメイクミューズ自由が丘)

住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-12-13 Jグラスビル3F
TEL:03-5731-9113

http://muse3.jp/

モチベーションをアップし向上心を持ち続ける『Muse』>>

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