元ZONE・Maiさんがヨガインストラクターに転身! ヨガ未経験から「ヨガ漬け」期間を経て、2年で講師に

「27歳まで音楽しかしてこなかった」。そう語るのは、現在、北海道でヨガインストラクター・幼児食インストラクターをしているMaiさん。Maiさんは2000年代前半に爆発的な人気をほこったガールズバンドZONEとして活動していました。そして2016年、音楽の世界からヨガインストラクターへ、まさに思い切った転職を果たしています。

前編ではヨガ未経験の状態から2年でヨガインストラクターになったMaiさんに、そのポイントを伺いました。活躍の裏側には、未経験でも思い切って飛び込み、やると決めたからにはすべてを吸収する姿勢や、集中して「全米ヨガアライアンス(RYT200)」を取得しインストラクターとしての信頼を築いた努力がありました。

今回お話を伺ったのは…

Maiさん

ドラマ「キッズウォー」の主題歌「secret base~君がくれたもの~」が大ヒット。一世を風靡したガールズバンド「ZONE」の元ベースヴォーカル。1997年から音楽活動を始め、解散後2015年にヨガと出会い、2年の準備期間を経てヨガインストラクターとして活動。日々学びを深めている彼女のティーチングは魅力が溢れ、出産を機に休業を経たあとも、その人気は健在。

ヨガ未経験から2年でインストラクターへ。入口となったのは、ホットヨガスタジオの受付業務のアルバイト

音楽漬けの日々から一転。今ではすっかりヨガインストラクターとしての生活を満喫しているというMaiさん

――音楽の芸能活動を辞めたあと、すぐにヨガインストラクターを目指したのですか?

いいえ、音楽を辞めた当時はやりたいこともなく、アルバイト情報誌を読んで、どんな仕事をしたらいいのか模索していました。

音楽では完全燃焼した。そう思って、所属していた事務所を辞めましたが、子どもの頃から音楽一筋。27歳にして一般的な社会人のキャリアもなく、不安でしたし、途方に暮れていました。そんなときにホットヨガスタジオの受付業務のアルバイトを見つけ、応募してみたんです。仕事をしながら、ヨガに触れられたら健康になるかな、くらいの気持ちでしたね。ヨガも受付も、どちらの経験も知識もありませんでしたが、飛び込んでみたところ、受付担当として無事採用となりました。

――受付担当の仕事から、どのような経緯でヨガインストラクターになったのですか?

受付のアルバイトをしていたホットヨガスタジオで、店長になることになったんです。インストラクターとしてではなく、管理業務のお仕事です。

素直にお話しすると、その時点ではヨガの知識はほとんどありませんでした。コツコツ受付の仕事をしながら、終業後に、勤めていたスタジオのレッスンをときどき受けて、ヨガを健康やリフレッシュのためにやっていたという感じで。なので、店長になるなら「もっとヨガを勉強しなくちゃ」と思って、学校を探し、通うことにしたんです。この時点では、インストラクターを仕事にするつもりはなく、純粋に店長として成長したいという思いでした。

――受付のアルバイトから、店長に!? 大きなステップアップですね。ヨガの経験値がなく、音楽以外の仕事経験もほとんどなかったなか店長になれたのは、何か働き方にコツがあったのでしょうか?

スタジオをより良くしたいという思いで、チームとして他の人と一緒に盛り上げる気持ちで受付業務を続けていたことが、店長起用につながったのかなと。あとは、終業後に参加していたレッスンにも真剣に取り組んでいたことも良かったのだと思います

信頼度の高い資格「RYT200」の認定を足掛かりにヨガインストラクターの道へ

200時間のカリキュラムを通じてヨガインストラクターの基礎を学んだというMaiさん

――最初はインストラクターを目指していたわけではなかったとのことですが、そこからなぜインストラクターになったのですか?

私は「全米ヨガアライアンス(RYT200)」の資格が取得できる学校に通ったのですが、学校の初級コースを経て中級コースを学び終えたところで、一生かけても学びきれないほどのヨガの深さを知り、私が吸収してきたことを誰かに伝えたいという思いが生まれたからです。そしてヨガの教えを日常で実践していると心にゆとりもできましたし、幸福度が確実に上がったのでこんなに素敵なことを一人でも多くの方に知ってほしい、ヨガを広げたいという思いが強くなっていきました。

そんなときにちょうど学校に併設しているヨガ教室で、レッスンをやらせてもらえることになりました。それが、ヨガインストラクターとしての最初の仕事です。中級コースまではホットヨガスタジオの店長業務をしながら通っていたのですが、さすがにレッスンまで持つのは厳しいと思い、ホットヨガスタジオの店長は辞めることにしました。

――ヨガ未経験から2年でヨガインストラクターになり、活躍できるようになったということですね。ポイントとなったのはどんなことでしょうか?

「全米ヨガアライアンス(RYT200)」の正式認定校に通ったことが大きかったと思っています。ヨガは資格がなくても教えることは可能ですが、「RYT200」の認定が、最近ではとくにインストラクターとして信用証明の位置づけになっているように感じますね。決して簡単に認定を受けられる資格ではありませんが、国内外共通の代表的な認定資格でもあり、ヨガスタジオやフィットネスクラブの採用オーディションを受けるときにも役立つといわれています。

私の場合は、結果的に、ヨガインストラクターの採用試験を受けることなく、学校の延長で仕事のスタートをきることができました。もし、これから本格的にヨガを学ぼうと思っている人がいたら、ヨガスタジオを併設している「RYT200」正式認定校に通うことが、ヨガインストラクターへの近道になるかもしれませんね。

「集中的=ヨガ漬け」の時間を作ったことで、著しく成長

現在はフリーとなり、自らイベントを企画することも。イベントには多くの受講生が集まる

――「RYT200」の資格は重要だということですね。とはいえ、併設しているスタジオから声がかかったのは、Maiさんの成長が著しかったからではないかと予想します。学校では、どんなことを心がけて学んでいたのですか?

とにかく、集中的に学ぶことです。学校に通い詰めていました。集中的に学んだことのメリットは、単なる時間短縮だけではありません。「集中的=ヨガ漬け」の時間を作ったことで、ある意味トランス状態のようになって、知識も技術もぐんぐん吸収することができました。座学の講座を受けた日は、帰ってノートに自分なりにまとめ直すなど、復習も欠かしませんでした。当日やることが、重要です。

――ほかにもなにかインストラクターとして学ぶためにやられていたことはありますか?

空いた時間はすべて、ほかの講師の方のレッスンを受けるためスタジオをまわっていました。人によって身体の硬さが違い、そのときによって体調や心の状態も違う。全員が同じコンディションでないなかで、どうやってヨガを体感してもらうかを考えたときに、インストラクターにとって大事なのはポーズについてアテンドすることではないことを感じていました。とくに、初心者はポーズをうまく取ろうと気を取られがちになるので、その部分をどうやってレッスンで伝えたらよいのかを試行錯誤していたんです。そこでいろんな講師のレッスンを受けて研究し、私自身が「心地良いと思えるヨガ」はどんなヨガなのかを思い描くことができるようになりましたね。「ヨガ漬け」のこの時期に、ヨガが心と身体に染みついて思考もそれまでとは変化し、生活の大きな柱に。自分のなかで指導者としてのベースの部分を組み立てることができました。


ヨガ未経験から2年間でフリーヨガインストラクターになれた理由

1.やったことのないことにも思い切って飛び込み、前向きに吸収する姿勢を貫いた

2.「RYT200」認定校に通って、集中して基礎を鍛え磨いた

3.多くのヨガインストラクターのレッスンを受けて、自分のヨガの軸を見つけた

後編では、ヨガインストラクターとなったMaiさんがどのように仕事を広げてきたのか、また1日3か所スタジオを回るほど人気を博した理由について深堀します。Maiさんが大切にしている「心地良いと思えるヨガ」をどのように実現しているのか詳しく伺います。さらに、出産を経てコロナ禍のなかで仕事を再開してからは、働き方をガラリと転換。ヨガのインスタライブやZoomでのレッスン、ヨガイベントの企画など、産後の仕事についてもご紹介します。後編もお楽しみに!

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